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株式日記と経済展望
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米中どちらがアジアの覇権国になるか判明するまで、双方に
保険をかけるしかない」との発想は、韓国ではごく普通なのです。
2013年11月8日 金曜日
◆「卑日」で前面突破?逆切れの韓国 読者からの質問に答えて(2) 11月7日 鈴置高史
http://business.nikkeibp.co.jp/article/report/20131105/255492/?P=1
結局、韓国はどこへ行くのでしょうか?
離婚時期決める作戦統制権
韓国が岐路に立っていることは明白です。しかし、中国側に行くのか、米国側に残るのか、あるいは核武装中立の道を選ぶのか、今の段階では分かりません。1つ言えるのは、韓国がまどろんできた二股外交の夢が早くも怪しくなったことです。
「日米同盟強化」で韓国の立ち位置が問われるようになったからです。ミサイル防衛(MD)でも米国から踏み絵を突きつけられました(「ついに米国は韓国に踏み絵を突きつけた」参照)。
作戦統制権の返還問題も、その時期が「米韓の離婚」を大きく左右することになると思います。米韓は2014年上半期までに、戦時の作戦統制権をいつ、韓国に返還するか決める予定です。
もし返還時期を、現在の「2015年12月」から「無期延期」と変えるなら、韓国は当面は米国陣営に留まる可能性が高まります。
しかし、韓国の二股外交にいらだつ米国は「1年間程度の延期」で押し切ると予測する安全保障専門家もいます。「延長」を小出しにすることで、韓国の忠誠心を恒常的に確かめられるからです。
ただその際、韓国はその不安定さに耐えかね、あるいは「米国に見捨てられる時期が迫った」と考え、中国傾斜の勢いを増すことになるかもしれません。
対日政策はどうなるのでしょう? メディアは関係改善を訴え始めたとのことですが、政府はその方向に動きますか?
卑日強化で前面突破か
鈴置:朴槿恵政権はメディアの主張とは反対に「卑日」を強化する可能性があります。韓国が今、困っているのは日米同盟が強化されたため自らの中国傾斜が目立ってしまい、米中二股外交の余地が狭まったことです。
韓国紙が言うように日本に少し寄って見せ、米中等距離に戻ったように振る舞う戦術も確かにあります。でも、前面突破する覚悟があれば、そもそもの原因たる「日米同盟強化」を破壊すればいいのです。
具体的には、日本の軍国主義化をさらに言い募り「戦犯国たる日本に米国は翼を与えた」と米国や世界で宣伝する手があります。すでに韓国紙ではそうした議論が始まっています。
米国が日本の集団的自衛権の行使容認を支持した直後から、紙面には「戦犯国」や「敵国条項の対象国」という単語が以前にもまして躍るようになりました。日本は米国を含む世界の敵ではないか、これを言いたてようではないいか――との考え方は依然、根強いのです。
「日米離間」は韓国の二股外交の余地を増すだけではありません。中国に頭を撫でて貰えます。さらに中国が尖閣を奪い取る助けにもなります。多くの韓国人は「日本が尖閣を取られればいいのに」と願っていますからね(「『尖閣で中国完勝』と読んだ韓国の誤算」参照)。
それに対日関係改善策のように、日本に譲歩したとは受け取られません。対日強硬姿勢がウリの朴槿恵政権としては「日米離間策」の方がはるかに得です。
そんなに簡単に「日米離間」ができますか?
慰安婦像で日米離間
鈴置:例えば「日本人の残虐性」を訴えるべく、在米韓国人が「従軍慰安婦の像」を米国各地に建設し始めました。こうした活動を続ければ、日本のイメージは落ちていくと韓国人は期待しています。
韓国の卑日活動は中国からの支援を受けていると見る人もいます。その中国外務省の広報予算は日本とは桁違いに多いのです。米政界でのロビー活動も、日本のそれとは比べものにならないほど活発です。
また、朴槿恵はオバマに好かれている半面、安倍は嫌われている――と韓国では理解されています。「権力者との距離」で物事が決まる韓国では「集団的自衛権では日本にしてやられたが、大統領の個人的関係を生かせ、まだまだ巻き返せる」と考える人が多いのです。
11月2日、パリでの仏紙フィガロとの会見で、朴槿恵大統領が「日本は反省しない」と、卑日発言をまた繰り出しました。
鈴置:韓国は日本のイメージを落とすことに注力してきました(「なぜ、韓国は東京五輪を邪魔したいのか」参照)。その作戦は「日米離間」にも効果があると韓国人は信じているわけです。「ナチスと同罪の日本と、米国は手を組もうとしている」とのイメージを作れるとの判断です。
「日米離間」を仕掛けたり「中国側に走るぞ」とすねて見せたり。朴槿恵の韓国は当面は――作戦統制権などの問題で最後の決断を迫られるまでは――しぶとく二股外交を続けると思います。
「国が生き残るには、米中どちらがアジアの覇権国になるか判明するまで、双方に保険をかけるしかない」との発想は、韓国ではごく普通なのです。
(私のコメント)
アメリカのアジア重視外交は、行動が伴わず迷走している。先立つ金がないから仕方がないのかもしれませんが、アメリカがこのままアジアから手を引いていくのなら、日本としてもそれなりの戦略を立てる必要があります。問題はアメリカの外交方針に一貫性がないためにアジア諸国が揺れているという事だ。
アメリカ政府の外交の関心は9割は中東問題に割かれており、アジア重視は言葉だけだ。なぜ中東が重視されるのかと言うと石油とイスラエルがあるからであり、サウジアラビアが両方に絡んでいる。イラク戦争にもイスラエルとサウジアラビアの利害は一致しており、独裁者のサダム・フセインは両国にとっても敵だった。
中東に残る敵はイランとシリアですが、アメリカ政府は介入するのかはっきりしない。これはアメリカとイスラエルとサウジの利害が一致したからアメリカが動きましたが、巨額な戦争費用はアメリカ政府をデフォルト寸前に追い込んでいる。アフガニスタン戦争も何のための介入か分からなくなっていますが、戦争が長引けばアメリカの財政が破綻するのは当然だ。
アメリカが中東で嵌り込んで喜んでいるのが中国であり、中国はアジアに勢力を伸ばしている。在韓米軍をはじめとして沖縄の海兵隊もアフガニスタンに釘付けですが、アジアの中国の外洋に面した正面はがら空きだ。だから南シナ海や東シナ海の尖閣に手を伸ばしてきましたが、アメリカ政府は領土問題にはわれ関せずのようだ。
そのような様子を見て韓国は、アメリカとの距離を置いて中国に接近している。「離米従中」は韓国の戦略であり、アメリカ政府はアジア重視と言いながら実際の行動は徐々に手を引きつつあるのが現実だ。アメリカの基本戦略は中国とは戦わずであり、中国がサイバー戦争を仕掛けて来てもこれと言った反撃は行っていない。
北朝鮮に対しても経済制裁のみであり、核実験を行ってもミサイル実験を行っても「中国に任せる」と言うばかりで、韓国の哨戒艦が撃沈されても韓国軍基地が砲撃されてもアメリカは動かなかった。軍艦が沈められて軍事基地が砲撃されたのだから戦争が始まってもおかしくはないのですが、韓国軍もアメリカ軍もなにも反撃しなかった。
韓国政府の首脳には、北朝鮮が攻めてきてもアメリカは韓国を守ってくれないという疑心暗鬼が生じても無理はないだろう。中国は北朝鮮に対しては、金正日が総書記になる時も数々のテロをやらせたし、金正恩が総書記になる時も軍事テロをやらせて忠誠度を試した。今度は韓国の大統領に対しても忠誠度を試すためにパククネに対して反日テロをやらせているのだろう。
中国には北朝鮮と言う鉄砲玉があるように、韓国も中国の鉄砲玉になりつつあるのだろう。その目標が日本ですが、アメリカは在韓米軍や在日米軍基地があっても、中国とは戦わない軍隊だ。韓国が「離米従中」に舵を切ったのもそのような状況からであり、中国の属国となる事で北朝鮮から守ってもらえると計算したのだろう。
韓国が中国の脅威と対抗し北朝鮮に勝てる国になるには核武装しか手はありませんが、アメリカがそれを許さない。どっちにしても韓国は中国やアメリカとは経済的に依存しているからどちらかの属国となって生きるしかない。韓国は中国の完全な属国となれば北朝鮮のように核武装させてミサイル開発も援助して日本に脅しに使うかもしれない。
中国は北朝鮮と韓国と言う鉄砲玉を使って日本やアメリカに脅しや場合によっては戦争を仕掛けてくるかもしれない。中国と言う国はそういう国であり自分では手を下さず「夷をもって夷を制する」戦略で、韓国の反日も中の威を借りて攻めて来ることも考えられる。その場合在日米軍は戦うのだろうか? その前に一方的に日米安保を解消して引き揚げるかも知れない。
アメリカの外交政策は混沌としており、一貫性がないのは以前にも書いたことがありますが、共産主義と手を組んだり敵対したり、中国を助けたり封じ込めたり180度大きく変わる。日本も冷戦時代は同盟国でしたがソ連が崩壊すると今度は日本を封じ込めに来た。国家間には敵も味方もなく、あるのは国益だけと言うのがアメリカの外交だ。
韓国がアメリカの国益にならないと判断すればアメリカは韓国を切り捨てるだろう。それと同じくアメリカは日本を切り捨てるだろうか? 日本を切り捨てれば南シナ海は中国のミサイル原潜の攻撃拠点となるし、オホーツク海はロシアのミサイル原潜の攻撃拠点となる。どちらの海にも対潜哨戒機を飛ばす必要がありますが、それは日本しかない。
MDに対しても、アメリカは中国ロシアを取り囲むようにMD拠点を作る必要がありますが、北はカナダに作り、西はポーランドにMD拠点を作った。はたして東側には日本しかありませんが、アメリカは韓国にMD基地を作ろうとして断られている。つまりアメリカの国益から判断すればアメリカは日本から出て行く事は無いのだろう。この時点で韓国命運は定まった。
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