01. 2013年11月04日 22:11:51
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2013年 11月 04日 11:15 JST ケリー米国務長官、同盟国との関係修復に向け中東歴訪 By TAMER EL-GHOBASHY 【カイロ】ケリー米国務長官はエジプトの安定した民主主義国家への道のりについて楽観的見方を表明し、中東同盟国とのほつれた関係の修復に向けた一連の外交的な取り組みに着手した。画像を拡大する image Associated Press エジプトのシシ国防相と会談するケリー米国務長官(4日、カイロ) ケリー氏は3日、エジプトの首都カイロでファハミ外相と会談し、米政府の同国に対する協力をあらためて保証した。米高官によるエジプト訪問はエジプト軍によるモルシ前大統領の追放以来初めて。 ファハミ外相との共同記者会見で、ケリー氏は、エジプト軍が暫定的な文民政権と協力し、「エジプトを民主化と経済的安定に向けた包括的な道のり上を前進させている」ことが全面的に示されたと述べた。 この日は、7月に退陣を余儀なくされたモルシ氏の初公判を翌日に控えた日だった。モルシ氏は4日、2012年12月に暴動を扇動し、市民の殺害を招いた容疑で刑事裁判所に出廷する見通し。 関連記事 サウジ、シリア政策巡る米国との協力を縮小へ―情報庁長官が不満表明 サウジ、国連安保理の非常任理事国辞退─安保理入り拒否は前例なし 米国、イランにウラン濃縮継続を認める方針に傾く しかし、ケリー氏はモルシ氏について言及することも、エジプト軍や警察によるモルシ氏の支持母体であるイスラム組織、ムスリム同胞団の締め付け強化についてあからさまに協議することもなかった。代わりに、エジプトは同盟国であり、中東安定化の支柱であるとの認識の再構築に努めた。 ケリー氏は他の中東諸国にも立ち寄り、特にシリアとイランに対する最近の米国の動きにいら立ちを見せる同盟国に米政府の政治課題について説明する。 同氏は3日夜にエジプトをたち、サウジアラビアに向かった。サウジアラビアはシリア対応でのあいまいな態度や核開発計画に関するイランへの申し出をめぐって米国を非難している。 そうした怒りを裏付けるように、サウジアラビアは先月、国連安全保障理事会の非常任理事国への就任を唐突に拒否した。同国高官は、それは米国への意思表示であり、米政府との協力を縮小する可能性を示唆するものだと述べた。 イスラエルでも同様の緊迫した反応がケリー氏を待ち受けている。イスラエル政府は、米国のパレスチナとの和平協議の提案に反して、ヨルダン川西岸とエルサレムへの入植を拡大している。 また、イスラエルでは、イラン問題ももう1つの頭痛の種となりそうだ。イスラエル当局は、核問題をめぐって米国がイランに提示している交渉入りの条件を拒否している。ケリー氏のイスラエル訪問と時期を同じくして、ジュネーブではイランの核開発計画につて米国を含む6カとイランとの間で協議が行われる予定だ。イランは否定しているが、西側諸国は核開発は核兵器製造を目的としたものだとみている。
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