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2013-10-24
シリアのアサド政権に対する武力介入が頓挫したことで怒り心頭のフランスは、大量殺人行為があった場合には国連安全保障理事会常任理事国の拒否権を一時停止するよう提案しました。中露の動きを封じようというわけです。
フランス大使館のHPには、次の記事が掲載されています。
(http://www.ambafrance-jp.org/article6925)
ファビウス外相「安保理拒否権の一時停止を」
ローラン・ファビウス外務大臣は10月23日付の朝日新聞に寄稿し、シリア情勢の教訓として、大量殺人行為の場合には国連安全保障理事会常任理事国の拒否権を一時停止するよう提案しました。
シリアからの教訓、安保理拒否権の一時停止を(2013年10月23日付朝日新聞掲載)
「シリア内戦を巡り、国連安全保障理事会が拒否権の行使によるまひ状態を脱して決定を下すまで2年以上を要し、死者は12万人にのぼった。フランスは多国間主義を重視し、その中核は国連だが、この状況は受け入れがたい。
確かに、このほど開かれた国連総会で前進もあった。シリアの化学兵器の廃棄について合意を見いだし、政治的解決の展望を開いた。イラン核問題を巡る議論が再開された。その前進にフランスも一定の役割を果たした。アフリカ・サハラ砂漠南縁のサヘル地域の安定と安全のために国際社会を結集させ、気候変動や全世界的な死刑廃止などの長期的な多国間の諸問題についても貢献した。
しかし、建設的な成果も現実の前では意味を持たない。安保理は拒否権行使に阻害され、シリアの悲劇に無力だった。多数の住民が虐殺され、アサド政権が子供や女性、民間人に化学兵器を大量に使用する最悪の事態を迎えた。住民保護の責務を果たすよう国連に期待するすべての人にとって、非難すべき状況だ。
フランスは国連安保理拡大を支持しているが、合意にはほど遠い。国連が正当性を失いたくないなら、今後このような機能不全を回避するため、先に生じた手詰まり状態から教訓を引き出さなければならない。そのためフランス大統領は、国連総会で野心的かつ簡明な提案を表明した。
安保理常任理事国5カ国が自ら拒否権に自発的な枠をはめるというものだ。この改革は国連憲章の改正なしに、常任理事国の相互コミットメントによって可能である。具体的には、安保理が大量殺人行為について態度を表明すべきときには、常任理事国は拒否権を一時停止することを約束する。実行基準は簡明だ。加盟国50カ国以上で国連事務総長に犯罪の性質に関する立場表明を請求できるようにする。意見が表明されると、速やかに行動規範が適用される。現実的であるために、この規範は安保理のいずれかの常任理事国の死活的利益が問われる場合を除く。
様々な反論が起こるだろうが、この改革によって、平和と安定の柱という安保理のあるべき姿の信頼性、根幹を守ることができるだろう。人命保護を最優先課題にするという国際社会の意思を表明できるだろう。諸国が原則的立場で、自らをがんじがらめにする事態を回避できる。いま、好機の窓が開いている。この機会を逃してはならない」
唖然とする提案で、大量殺人で血に塗れているのは自分たち常任理事国だということを忘れているようです。それにアサド政権が化学兵器を使用したという証拠は挙がっていません。
記事の内容には中身がないので読む価値はありませんが、朝日新聞はどういう訳かネット上にこの記事をアップしていません。紙面には掲載したので価値ある内容と判断したはずですが、デジタル版では見当たりません。ネットでの批判や拡散を恐れたのでしょうか?
何を以って「大量殺人行為」と言うのか不明ですが、フランスはアルジェリアなど旧植民地で残忍な殺人行為を繰り返してきましたから、こんなことを言う資格はありません。常任理事国は対象外ということなのでしょう。全く無茶苦茶な話です。
ファビウスはユダヤ人と言われており、大統領のオランドもマラノ(改宗ユダヤ人)のようです。これでは反ユダヤ主義を助長させるだけです。(ユダヤ系と言うより、ハザール系とすべきでしょうが…)
フランスのアレバは福島第1原発事故後、米国のキュリオン社と共に高濃度汚染水の処理を引き受けましたが、役に立ちませんでした。それなのに処理費用は超高額で、ボッタクリ同然です。アレバは政府が所有していますから、フランス政府自体が無責任かつ強欲なわけです。
フランスを始め常任理事国の政府は皆、酷く腐敗堕落しています。こんな国々が権力を振るっているので、世界中で騒乱が絶えません。拒否権云々より、国連そのものを解体し、より平等で効率的な組織を立ち上げるべきです。
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