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ソウル中心部で軍事パレードを行った韓国軍の水陸両用車 (ロイター)
【要警戒 韓国の軍事力】日本の自衛隊を凌駕 ケタ違いの兵力を誇る隣国
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20131008/frn1310080717000-n1.htm
2013.10.08 夕刊フジ
★(1)
官民ともに「反日一色」の韓国が、極東アジアの平和と安定に欠かせない自由主義陣営の結束を乱す要因となっている。
朴槿恵(パク・クネ)大統領が今年2月に就任した際、韓国の未来志向に、日本は「今度こそは」と期待を寄せた。しかし、現実はまったく逆だった。朴大統領はオバマ米大統領に日本の歴史認識を愚痴り、中国と連帯して対日非難の声明を出す始末だ。
極東アジアの平和と安全は、日本と米国、韓国、台湾という自由と民主主義という価値観を共有する勢力が連携して、中国や北朝鮮という全体主義勢力と対峙することで成り立つ。韓国が「反日」を理由に自由主義陣営から離脱しつつある現状は、極東アジアの危機といっても過言ではない。
今回の連載では、そんな韓国の軍事力を分析していく。
韓国の軍事力は、なりふり構わず軍拡を続ける中国や、核開発に執念を燃やす北朝鮮の陰に隠れて、ほとんど報じられなかった。だが、日本の自衛隊を凌駕するまでに成長している。
韓国は1950年以降、休戦中とはいえ北朝鮮と戦争状態にあり、陸軍を中心に総兵力約66万人(自衛隊の約3倍)の戦力を保持してきた。現在は、陸軍兵力約52万人(陸自約14万人)、戦車約2400両(陸自約740両)をはじめ、海兵隊約2・7万人、海軍艦艇約193隻(海自141隻)、空軍の作戦機約600機(空自主要機445機)を擁する。
しかも、予備役は450万人。自衛隊の予備兵力は3・7万人だから、ケタ違いの兵力がよく分かる。
そんな韓国の国防ビジョンは「精鋭化された先進強軍」を設定し、「米韓軍事同盟の創造的発展」「先進防衛力の強化」など8項目の国防政策基調を定めている。さらに、「国防改革基本計画2006−2020」を打ち出して、「兵力中心の量的軍構造」から「情報・知識中心の質的軍構造」への転換を推し進めている。
こうした軍事力の近代化、強化のため、韓国は国防費を14年連続で増額し続けており、2013年度も前年度比約4・2%増の約34兆3453億ウォン(約3兆1000億円)を計上。GDP(国内総生産)は日本の約5分の1だが、国防費は日本の約65%に達している。防衛費が過去10年連続減額され続け、安倍晋三政権下でもわずかな増額しか認められなかった日本とは、段違いの重視ぶりなのである。
日本の安全保障上、韓国は重要な国であり、友好関係を保ち続けなければならない。だが、もはや警戒を厳とすべき存在となっている現実も直視せねばならない。
■井上和彦(いのうえ・かずひこ) 軍事ジャーナリスト。1963年、滋賀県生まれ。法政大学卒。軍事・安全保障・外交問題などをテーマに、テレビ番組のキャスターやコメンテーターを務める。航空自衛隊幹部学校講師、東北大学大学院・非常勤講師。著書に「国防の真実」(双葉社)、「尖閣武力衝突」(飛鳥新社)、「日本が戦ってくれて感謝しています−アジアが賞賛する日本とあの戦争」(産経新聞出版)など。
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