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株式日記と経済展望
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アメリカは韓国を見捨てて、日本との防衛協力にシフトしたのは、
北東アジアをめぐる今後の米国の戦略的利害と合致したため実現したためだ。
2013年10月6日 日曜日
◆米国はなぜ日本を支持するのか 10月5日 朝鮮日報
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2013/10/05/2013100500955.html?ent_rank_news
「衰退するスーパーパワー」米国が、戦略的変化を選択した。集団的自衛権行使を含む日本の軍事力強化に対して、歓迎と協力の意を公に表明したのだ。
米国は今月3日、日米安全保障協議委員会(2+2)の閣僚共同声明に「集団的自衛権の行使容認に向けた取り組みなど、日本の努力を歓迎する」という趣旨の文言を盛り込んだ。米国のこうした考えは、これまで複数のルートで感知されていた。しかし米国は、アジアにおけるもう一つの同盟国である韓国の懸念などを考慮して、こうした意向を明確にすることは避けてきた。
今回の声明は、日本にアジア・太平洋地域の防衛に関する役割を委任することが、北東アジアをめぐる今後の米国の戦略的利害と合致したため実現したというのが、専門家らの一致した分析だ。すなわち米国は、軍備縮小の流れの中で、北東アジアの安全保障についてかなりの部分を日本に「アウトソーシング(委託の意)」し、負担を減らしたいというわけだ。ホワイトハウスの国家安全保障会議(NSC)で東アジア担当大統領特別補佐官を務めた経験を持つ戦略国際問題研究所(CSIS)のマイケル・グリーン日本部長は「日本が防衛費を増やし軍事力を強化することは、米国の立場から見て望ましく、必要なこと」と語った。
米国は、政府支出の自動削減措置(セクエスター)により、今後10年間で国防費をはじめとする安全保障予算を1兆ドル(現在のレートで約97兆円)以上も削減しなければならない。米国の外交問題評議会(CFR)は「国防予算の削減で米国の軍事的衰退は避けられず、これにより韓半島(朝鮮半島)を含む米国の(戦争)抑止力、防衛力、紛争対応力は弱まるだろう」と分析した。
米国は現在、北朝鮮の核・ミサイルの脅威と、米国の覇権を脅かす「中国の台頭」という二つの挑戦に直面している。日本は、米国の悩みをいち早く察知した。安倍晋三首相の就任後、日本は米国政府や議会、シンクタンクなどで「日本の軍備拡大が、どのように米国の役に立つか」について積極的な世論作りを行ってきた。そうした中で韓国が、戦時作戦統制権(統制権)の韓国軍への移管時期を再度延期するよう要求し、米国の財政負担が増える見込みになったことから、軍事的利害の軸が日本側にシフトしたと考えられている。
(私のコメント)
韓国の戦略としては、歴史カードを使えばアメリカや中国の支持を得て韓中米の対日包囲網を作れると踏んでいたのでしょうが、アメリカがそんな戦略に乗るはずもなく韓国ははしごを外された。韓国と中国の接近はアメリカの不信を買い、対中国戦略を日本を主軸にしなければならない状況になっているからだ。
中国は経済の高度成長により大幅に軍事費を拡大して、人民解放軍を近代化してきた。特に海軍力空軍力の増強は、対中防衛戦略に大きな変化をもたらす。アメリカは第七艦隊を主軸に海上からの対中監視体制を取ってきましたが、中距離対艦ミサイルや潜水艦隊の増強などでアメリカの海軍力では対抗できなくなってくるだろう。
特に南シナ海の内海化で、中国の戦略ミサイル原潜のホームグラウンドとなり、直接アメリカ本土まで脅威にさらされるようになり、アメリカも対中戦略を本格化せざるを得なくなってきた。南シナ海の内海化ではASEAN諸国ではどうする事も出来ず、フィリピンやマレーシアやベトナムは中国海軍に対抗できない。
韓国も台湾も、もはや袋のネズミ状態になり、香港のように戦わずして中国の手に落ちるだろう。特に韓国はパククネ政権でカモがネギをしょって来たように中国の手におちようとしている。中国をバックにすれば日本に対して強硬な態度が取れるようになり、韓国は韓中米の三国で日本を包囲できると考えた。
韓国が以下に反日で狂っているかを株式日記でも書いてきましたが、小学校頃からの徹底した反日教育は、韓国のアイデンティティであり反日なくしては韓国が成り立たないという状況なのだ。それは韓国が対日独立闘争で勝利して独立を勝ち取ったものではなく、アメリカに独立させられたからだ。
アメリカからしてみれば恩を仇で返されたようなものですが、朝鮮戦争でもアメリカ軍の介入がなければ韓国は存在しえなかった。アメリカは共産主義の拡大を恐れて朝鮮戦争やベトナム戦争を戦ってきましたが、それは日本という共産主義の防波堤を自ら壊してしまったためであり、アメリカの共産主義に対する認識が甘かったのだ。
アジアにおける共産主義は独裁国家と同じ意味であり、アメリカの政治的価値観とは相いれない体制を持っている。アメリカも一時は中国が経済的に豊かになれば洗練された民主国家となるといった見方がありましたが、世界第二位の経済大国になっても中国の民主化は進まなかった。むしろナチ化して国家社会主義国家になりつつある。
韓国や台湾は、ナチスドイツに対するチェコやオーストリアのようなものであり、いずれ併合されるか従属国となるだろう。アメリカも韓国へは軍事情報を流さなくなり、米韓軍事演習がずっと続けられているが、これは韓国政府への威圧であり警告でもあるのだろう。朝鮮日報でもようやくそのことを指摘する記事が出るようになりましたが、中韓の蜜月は進んでいくのだろう。
歴史をさかのぼれば、朝鮮半島は漢の武帝以来の中国の従属国家であり、日本との緩衝地帯として朝鮮半島は従属国家として存立してきた。しかし日清戦争で敗れたことで朝鮮半島は初めて中国の従属から離れる事が出来ましたが、独立を保つことは難しくロシアからの圧力にも対抗しえなかった。
朝鮮半島は中国やロシアの圧力から逃れる事は出来ず、地政学的にもアメリカも韓国を守りきることは長期的にはできないだろう。50年後や100年後には朝鮮半島は再び中国の手に落ちるだろう。パククネ政権はその橋渡し役であり、アメリカがいくらテコ入れしても韓中関係は変えられない。歴史を見れば明らかだからだ。
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