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[ベイルート 24日 ロイター] - 化学兵器の使用が疑われるなど内戦が泥沼状態に陥っているシリア。支援団体や活動家らによると、現地では飢えの脅威も増大しており、子どもが栄養失調で死亡するケースも出始めているという。
シリアでの栄養失調の報告はまだ少ないが、アサド大統領の退陣を求めるデモが始まった2011年3月以前は聞かれなかった。
シリアの活動家が最近撮影したとされる動画には、骸骨のように痩せた子どもの遺体が複数映っており、医師らは栄養失調が死因だとしている。24日に死亡したとされる1歳児の遺体は、あばら骨が浮き出て、腹部が膨れ上がっている。
医師らによれば、シリアの首都ダマスカス郊外のMouadamiyaでは、栄養失調が原因で6人の子どもが命を落としているという。
戦闘行為が激化している地域では、国際支援団体などが現地入りする手段は非常に限られており、こうした報告の真偽を確認するのは難しい。
しかし、24日に飢餓問題に関する報告書を発表した非政府組織(NGO)「セーブ・ザ・チルドレン」は、こうした事例が潜在的な危機への警鐘を鳴らしていると指摘。同団体のジョージ・グラハム氏は「(シリアでは)食品価格が激しく値上がりし、食料へのアクセスが不足し、助けが必要な人に手を差し伸べるのに大きな障害がある」とし、「これらはすべて、食料安全保障危機につながる要素だ。確たるデータはないが、懸念すべき強い理由はある。危機の可能性は高く、差し迫っているように見える」と述べた。
Mouadamiyaは反政府勢力が掌握している地域だが、アサド大統領派によって包囲されている。国連は、戦闘激化によって過去1年以上、支援団体が現地入りできていないとしている。
http://jp.reuters.com/article/jp_mideast/idJPTYE98O04420130925
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