http://www.asyura2.com/13/warb11/msg/654.html
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【ニューヨーク=杉本貴司】米国のパワー国連大使は5日、シリア情勢に関して「安全保障理事会に前途はない」と国連本部で記者団に語った。シリアのアサド政権を擁護するロシアが「安保理を人質にとり、国際的な義務を縮小させている」と厳しく批判。安保理によるシリア制裁決議を経た対応が困難との認識を示した。
パワー大使は「安保理はガス(化学兵器)で亡くなった何百ものシリアの子どもを守れず、地域の安全も守れなかったのに、アサド政権のパトロンであるロシアの特権を守っている」と述べ、ロシアを名指しして痛烈に批判した。「この危機に取り組むために世界が必要としている安保理は、現在の安保理ではない」と強調した。
シリア問題を巡っては米欧が主導したシリア制裁決議案をロシアが3度にわたり拒否権を行使してつぶした経緯がある。8月にも英国が実質的に武力介入を認める決議を常任理事国5カ国に提案したが、ロシアの反対で頓挫した。
国連の潘基文(バン・キムン)事務総長は安保理による決議を経たうえでの解決を訴えかけている。5日のパワー大使の発言は安保理での決議採択が不可能との認識を示したものだ。
http://www.nikkei.com/article/DGXNASGM0601G_W3A900C1EB1000/
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>国連の潘基文事務総長は安保理による決議を経たうえでの解決を訴えかけている。
まったく馬鹿げている。国連安保理は、シリアに多大な権益を持つロシアが、自国の利益のみを理由として、あらゆる国連決議に拒否権を行使してきた。シリア国民の犠牲者が増え続けている現状に対して、国連が無力であり続けたのは、ひとえにロシアが自国の権益を最優先し、膨大な人数の死者と難民の耐えがたい苦境を、軽視し続けててきたからに他ならない。
国連安保理は、ロシアの自己中心的な拒否権は行使の連発によって、事実上、存在していないと同じである。
ロシアには、12万人を超える死者と、200万人を超える難民および500万人近い国内避難民が発生した現状に対する、重大な人道的責任がある。
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