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シリアへの軍事介入の可能性に関する声明  ヒューマン・ライツ・ウオッチ
http://www.asyura2.com/13/warb11/msg/628.html
投稿者 ダイナモ 日時 2013 年 9 月 03 日 23:27:26: mY9T/8MdR98ug
 

(ニューヨーク)−2013年8月21日に、シリアの首都ダマスカス近郊の東・西グータ地区で化学兵器によると思われる攻撃があったことを受けて、米国、英国、フランス他がシリアに対する軍事介入を検討している。

ヒューマン・ライツ・ウォッチは本件に関し、支持・反対いずれの立場も取らない。しかし、いかなる軍事介入も、シリアの全ての民間人をさらなる残虐行為からどの程度守ることができるのか、という観点から判断されるべきであると考える。

ヒューマン・ライツ・ウォッチのケネス・ロス代表は「『眠っている子どもたちに毒ガスを浴びせるべからず』という、基本的な人道主義規範順守の名目で実行される軍事行動は、化学兵器であれ従来の兵器であれ、それらを用いたさらなる違法攻撃から、全ての民間人を保護できるかどうかによって判断されることになる」と述べる。

軍事介入が行われる場合は、戦闘の全当事者が戦争法を厳守せねばならない。戦争法は一般市民に対する意図的な攻撃や、一般市民と戦闘員を区別しない攻撃、予想される軍事的利益に比して、過剰な危害を一般市民にもたらす攻撃を禁じている。クラスター弾や対人地雷など禁止された兵器も使用されるべきではない。戦闘の当事者は一般市民への危害を最小限にすべく、実行可能なあらゆる予防措置を講じ、一般市民を攻撃目標から確実にはずし、人口密集地への部隊展開を避けねばならない。広範な人権侵害で知られる政府軍、あるいは反政府武装勢力への武器や物資の供給は、侵害の共犯行為となり得る。

軍事行動の当事者はそれに付随する人道上の必要性を考慮し、包括的な計画をもとにして、こうした必要に応えるべきだ。シリア政府の許可を得た救援物資のみでは不十分なことを考慮に入れ、同国の同意にかかわりなく、国境を越えた支援活動を飛躍的に拡大すべきだろう。戦闘の当事者は一様に、危機に直面している民間人への人道援助を認めなければならない。

ロシアと中国の再三にわたる拒否権行使で、国連安保理はシリア問題をめぐって2年以上もこう着状態に陥っており、残虐行為抑制の一翼を担うことができなかった。軍事介入はさておき、安保理はシリアの事態を国際刑事裁判所(ICC)に付託すべきだ。これにより、国際法の重大な違反者を適切に訴追することができるようになる。そして、そうした疑いのある個人に対する制裁措置も発動すべきである。


http://www.hrw.org/ja/news/2013/08/28-0

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ヒューマン・ライツ・ウオッチの本声明を強く支持する。  

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
 
01. 2013年9月04日 00:07:17 : g8w4gs1b86
>ヒューマン・ライツ・ウォッチは本件に関し、支持・反対いずれの立場も取らない。

さすが鬼畜白人、いかなる戦争暴力にも反対の声を上げないというテロ支援団体ヒューマンライツウオッチ。

イラクの大嘘大量破壊兵器詐欺についても、全く言及しない白人詐欺集団ヒューマンライツウオッチ。

自分にとって都合のいい自分勝手な正義の為なら、虐殺戦争も辞さナイし、何とテロをも支援するという、びっくり仰天の殺戮支持団体ヒューマンライツウオッチ。

我々一般市民、世界各国はアメリカ英を筆頭とする白人資本軍事暴力団を支持しナイ。もはや英米覇権支配は終焉を迎えている。今後の我々のビジョンは既に構築され、それはもう始まっている。


02. 2013年9月04日 05:57:59 : ZKnhQt6k6A
>ロシアと中国の再三にわたる拒否権行使で、国連安保理はシリア問題をめぐって2年以上もこう着状態に陥っており、残虐行為抑制の一翼を担うことができなかった。

これは違うだろう
武器も兵士も、休みなく反体制派に送り続けられていたのは明白だ

こんな大事な時期に、「どちらにも与しない」じゃ意味がない
オバマに「まずは一歩引け」といわないと
それを確実に発信できるのは、NGOしかないだろうが

昨日は2回、オバマを弱腰と批判する報道を見たぞ

この流れを止めるなら、そう言ってみるべきだろう?

それでもやりたけりゃやるさ
そして、裏にあるものが見えてくる

それが都合が悪いんなら、仕方ない


03. 2013年9月04日 10:19:12 : niiL5nr8dQ
対シリア軍事介入、米国では過半数が反対=世論調査
2013年 09月 4日 09:28 JST
[ワシントン 3日 ロイター] - 3日に公表されたロイター/イプソスのオンライン世論調査によると、米国はシリアへの軍事介入を実施すべきでないとの回答が約56%となった。介入を支持すると答えたのはわずか19%だった。

約25%は米国の取るべき行動がどのようなものか分からないと答えた。世論調査の結果は先週からほぼ変化がない。

調査は米国の成人1195人を対象に、8月30日─9月3日に実施された。

アサド政権が化学兵器を実際に使用したなら米国の介入を支持すると答えたのは29%。その場合でも介入に反対との回答は48%、分からないとの回答は24%だった。

別の調査では、「シリアについては関与すべき問題ではない」との見方に賛成すると答えたのが、米国で65%に上った。イプソスが英国で実施した同様の調査では、賛成は58%となっていた。

 


 


米株市場は小反発、有力議員のシリア軍事介入支持で上げ幅縮小
2013年 09月 4日 06:33 JST
[ニューヨーク 3日 ロイター] - 休場明け3日の米国株式市場は小反発。米共和党の有力議員がシリアへの軍事介入を支持する考えを示したことを受け、上げ幅を縮小して取引を終えた。

オバマ米大統領が前週末にシリアへの軍事介入について議会の承認を求める方針を決めたことで少なくとも数日は攻撃が先送りされたとの見方から、S&P500は朝方の取引で1%超上昇していた。

共和党のベイナー下院議長とカンター共和党下院院内総務がオバマ大統領との会合後、シリアへの軍事介入を支持する意向を表明すると、相場は値を削った。

TDアメリトレードのチーフストラテジスト、JJキナハン氏は「シリアをめぐっては依然不透明感が漂っており、市場はなんらかの決定を求めている」と指摘。「状況がより明確になるまで相場上昇には疑問が残り、強い売り圧力が続くだろう」と述べた。

朝方は米供給管理協会(ISM)の製造業部門景気指数や建設支出など米経済指標が予想を上回ったことも相場を支援していた。

ダウ工業株30種.DJIは23.65ドル(0.16%)高の1万4833.96ドル。

ナスダック総合指数.IXICは22.74ポイント(0.63%)高の3612.61。

S&P総合500種.SPXは6.80ポイント(0.42%)高の1639.77。

個別ではマイクロソフト(MSFT.O)が4.6%安。同社はフィンランドのノキア(NOK1V.HE)から携帯電話事業を72億ドルで買収すると発表した。ノキアの米上場株(NOK.N)は31.3%急伸した。

前日に英ボーダフォン(VOD.L)から合弁会社ベライゾン・ワイヤレスの株式を1300億ドルで取得し、完全子会社化すると発表したベライゾン・コミュニケーション(VZ.N)は2.9%安。ボーダフォンの米上場株(VOD.O)も1.1%下落した。

メディア大手CBS(CBS.N)は4.7%高。放映権料をめぐる交渉でケーブルテレビ大手のタイム・ワーナー(TWC)(TWC.N)と合意に達したことを好感した。TWCも1.8%高。

ニューヨーク証券取引所、ナスダック、NYSE MKTの3市場の出来高は約66億株と、年初来の1日平均の約62億6000万株を上回った。

ニューヨーク証券取引所では1626銘柄が上昇したのに対し1353銘柄が下落。ナスダックの騰落比率はおよそ9対5だった。

(カッコ内は前営業日比)

ダウ工業株30種(ドル).DJI

終値         14833.96(+23.65)

前営業日終値    14810.31(‐30.64)

ナスダック総合.IXIC

終値         3612.61(+22.74)

前営業日終値    3589.87(‐30.43)

S&P総合500種.SPX

終値         1639.77(+6.80)

前営業日終値    1632.97(‐5.20)

*内容を追加して再送します。
 


 

 
コモディティ市場が上昇、米下院議長のシリア介入支持で金・原油急伸
2013年 09月 4日 08:35 JST
[ニューヨーク 3日 ロイター] - 米コモディティ市場では、共和党のベイナー下院議長がシリア攻撃への支持を表明したことから、原油や金が急伸した。

銅も中国や米国の経済指標を好感して上昇。

天然ガス先物も上昇。米国の一部で猛暑がぶり返したことから、天然ガスを燃料とするエアコン稼働が高まるとの思惑が強まった。

国内主要産地での乾燥気候で作柄に影響するとの見方から大豆先物も上昇した。

北海ブレント先物は1.2%高、米原油先物は0.8%高で終了。中国や米国の経済指標も好感した。

金現物は1.4%上昇し3年半ぶり高値水準に近づいた。一時1オンス=1416ドルまで上昇した。金先物も上昇した。

 

 


 

対シリア軍事介入、米下院共和党指導部の2人が支持表明
2013年 09月 4日 08:53 JST
[ベイルート/ワシントン 3日 ロイター] - 対シリア軍事介入の議会承認を得るために議員の説得を続けているオバマ米大統領は、下院共和党指導部の2人から支持を取り付けた。

大統領はまた、米国としてシリアの反体制派を支援する、より広範な計画も用意していると言明した。

一方、国連の潘基文(バン・キムン)事務総長は、シリアへの武力行使が合法なのは自衛目的、もしくは国連安全保障理事会の承認を得た場合に限ると指摘。安保理の承認なしでシリアを攻撃する米軍の計画の合法性について懐疑的な見方を示していた。

オバマ米大統領は3日、ホワイトハウスで議会指導部と会談し、速やかな議会採決を要請。今回の介入がイラクやアフガニスタンの時のように長期にわたるものとはならないことを説明した。

会談後、共和党のベイナー下院議長とカンター共和党下院院内総務、民主党のペロシ下院院内総務が、シリアへの軍事介入を支持すると表明した。

上下両院が来週に採決を行う見通しで、共和党が制する下院の承認を得ることがより困難になるとみられていた。

民主党のペロシ下院院内総務も軍事介入に支持を表明したが、民主党の一部からは決議案の草案について、裁量に委ねる部分が大きすぎるとの懸念も出ており、オバマ大統領はこうした一部議員の説得を続ける必要がある。

ケリー国務長官とヘーゲル国防長官は、3日に上院外交委員会の公聴会に出席。決議案が地上戦の可能性を明確に排除するようなものとなるかを問い詰められた。

ケリー国務長官は、決議案の表現に手を加えている最中だと述べ、オバマ米大統領に地上戦を行う意図はないと強調しながらも、地上部隊投入の選択肢を排除したくないと表明していた。
 


 

 


 


米オバマ政権、上院でシリア攻撃への支持訴え
2013年 09月 4日 06:23 JST
[ワシントン 3日 ロイター] - 米国のケリー国務長官とヘーゲル国防長官は3日、シリアの化学兵器使用疑惑をめぐり上院外交委員会で証言した。

ヘーゲル長官はシリアに対処しなければ、イランの核兵器保有を防ぐ米国の取り組みへの信頼が低下すると指摘した。

ヘーゲル長官は証言原稿で「(シリアに対し)行動を起こさなければ、イランの核兵器保有を防ぐというオバマ大統領のコミットメントを含め、安全保障に関する米国の他の取り組みについても信頼が低下する」と強調した。

またケリー長官は「オバマ大統領は戦争を始める許可を求めているのではなく、アサド政権の化学兵器能力を減退させ、使用を抑止するための権限を要請している」と説明した。

 

 


  
 

オバマ米大統領、シリア反体制派支援する計画あると表明
2013年 09月 4日 00:26 JST
[ワシントン 3日 ロイター] - オバマ米大統領は3日、米国によるシリアへの軍事介入を米議会が支持することに自信を示すとともに、米国としてシリアの反体制派を支援するより広範な計画も用意していると言明した。

ホワイトハウスで開いた議会指導部との会合で述べた。

大統領は速やかな議会採決を要請し、シリアへの軍事介入はイラクやアフガニスタンのような長期的なものにはならず、限定的な範囲にとどまるとあらためて強調した。

「われわれが想定しているのは限定的で釣り合いのとれたものだ。アサド大統領の能力を低下させるものになる」と述べた。

その上で「同時に、反体制派の能力強化につながるより広範な計画もある」とした。

また「きょうの会合出席者が抱く様々な懸念に耳を傾けたい。それらの懸念は対処可能であると確信している」と述べ、ホワイトハウスが要請した軍事介入の承認をめぐる議会側の懸念に対応する用意があることも示唆した。

会合にはベイナー下院議長(共和党)、ペロシ下院院内総務(民主党)、マコネル上院院内総務(共和党)のほか、軍事・安全保障に関わる上下両院委員会の委員長らが出席した。

オバマ大統領はアサド政権が化学兵器を使用したことを「強く確信」しているとあらためて表明し、中東や米国の安全保障に対する深刻な脅威だと強調。議会に対し公聴会の開催と速やかな採決を求めていく考えを示した。


 [ワシントン 2日 ロイター] - シリアへの軍事介入をめぐって議会の説得を続けるオバマ米大統領に対して、中東の新たな戦闘に米国が巻き込まれるのではないかとの懸念が民主党内から挙がった。

ただし、大統領は共和党の有力議員であるジョン・マケイン、リンゼー・グラハム両上院議員とホワイトハウスでの会談を終え、一定の理解を取り付けることに成功したようだ。

これまでもシリアに対して積極的な関与を主張してきたマケイン上院議員は、アサド政権への攻撃を支持し損なえば「悲惨な」状況になると述べた。

一方、多くの課題についてオバマ大統領を支持してきたクリス・ヴァン・ホーレン議員(民主)は、軍事介入の承認を議会に求めた際の表現は、結果をかなり見えづらいものとしており、シリアへの米国の関与が深まる可能性があると批判した。

同議員は「提案された決議案の草案はあまりにも大まかで、裁量に委ねる部分が大きすぎる」と指摘した。

マケイン、グラハム両上院議員はこれまでも、必要とあれば他国への米国の介入を支持してきた。両氏は化学兵器の使用についてアサド政権に制裁を加えるだけでなく、シリアの反政府派を支援するような広範な戦略を求めている。

民主党が制する上院では、米国による介入への承認が得られる見通し。ただマケイン、グラハム両上院議員の支持を取り付けることができなければ、シリアに関するオバマ大統領の議会での影響力が損なわれることになる。

グラハム上院議員はホワイトハウスでの会談後、記者団に対し、「アサド政権の兵力を低下させ、シリアの反政府派を支援する必要があるということで意見の一致がみられたようだ」と述べた。


04. 2013年9月04日 11:35:25 : niiL5nr8dQ
米上院外交委員会指導部、対シリア軍事行動の決議案で合意
2013年 09月 4日 10:24 JST
[ワシントン 3日 ロイター] - 米上院外交委員会指導部は3日、対シリア軍事行動の決議案で合意したことを明らかにした。ロイターが入手した決議案によると、軍事行動の期間は60日に限定され、30日間の延長が1回に限り条件付きで認められる可能性がある。また、地上での展開は禁止される。

上院外交委員会は4日に決議案の採決を行う。同委員会で承認された場合、決議案は上院本会議に送付され、議会の夏季休会が明ける9月9日以降に採決にかけられる見通し。

 

 


  
 
 シリア政権の化学兵器使用「証拠ある」 米国務長官が強調
2013.09.04 Wed posted at 11:13 JST

(CNN) シリアへの軍事介入を巡り、ケリー米国務長官は3日、米上院外交委員会の公聴会で、アサド政権が化学兵器を使用した証拠はすでに何度も確認済みだと強調した。
公聴会にはケリー長官とヘーゲル国防長官、デンプシー統合参謀本部議長が出席。ケリー長官は、シリアの首都ダマスカス近郊で先月21日に化学兵器が使われ、それがアサド政権の仕業だったことは否定しがたい事実だと改めて主張した。
米国は2003年、イラクが大量破壊兵器を隠し持っているとの情報を根拠に同国への武力行使に踏み切ったが、これは誤情報だったことが後日判明した。ケリー長官は冒頭からこの経緯に言及し、「今回は誤った情報に基づいて議会に採決を迫ることのないよう、証拠を慎重に確認してきた」と述べた。ケリー、ヘーゲル両長官は03年当時、上院議員として対イラク開戦に賛成票を投じていた。
ケリー長官はまた、オバマ大統領が主張しているのは米国が戦争を始めることではなく、アサド政権が持つ化学兵器使用の能力を抑え込むことだと説明。米国がここで行動を取らなければ、政権側による国民への攻撃は一層激しさを増すだろうと述べた。

 同長官はさらに、シリア内戦に関連して米軍の地上部隊を投入する予定はないと強調した。その一方で、議会で採決する決議案に地上部隊派遣を否定する文言を盛り込むべきではないと主張。シリアが崩壊した場合や化学兵器が過激派の手に渡りそうになった場合、地上軍を送り込むこともあり得るとの立場を示した。
ヘーゲル長官は、武力行使の時期と対象はともに「限定的」にとどまると説明した。
公聴会を傍聴していた反戦団体のメンバーが「米国民はこれを望んでいない」と叫び、警官に連れ出される場面もあった。
米議会では休会明けの9日以降、対シリア軍事介入をめぐる採決が実施される見通し。上院では民主党のリード院内総務らが決議採択に自信を示しているが、下院では反対意見も強く、議論の難航が予想される。
一方、シリアのジャファリ国連大使はCNNとのインタビューで、アサド政権が化学兵器を使用したとの説は根拠のないうそだと主張し、「事態がエスカレートすればシリア国民全体が犠牲者となる」「われわれが望んでいるのは戦争ではなく、国連憲章に基づく平和的な紛争解決だ」と訴えた。


  
 
 

 
 

2013年 9月 04日 11:01 JST
仏独が対シリアで「共同戦線」―化学兵器使用と非難

By STACY MEICHTRY
 【パリ】フランスとドイツは3日、シリア政府が化学兵器を使ったとして一致して非難した。ロシアでの20カ国・地域(G20)首脳会議を前に世論と各国政府の支持を得ようとするものだ。

 シリアへの軍事攻撃に積極的なのは欧州では依然としてフランスだけだが、オランド仏大統領とガウク独大統領はパリで行った共同記者会見を機会に、シリアに対する行動を起こすよう呼び掛けた。

 オランド大統領は「化学兵器による虐殺が起これば、それへの対応がなければならない」とし、アサド政権が化学兵器を使用して自国民を殺したとの主張を繰り返した。シリア政府は同兵器の使用を否定している。

 ガウク大統領は「独裁者が罰せられることなく行動し、こうしたタブーを打ち破ることは受け入れられない」として、「適切な対応」を取るように世界の指導者に呼び掛けた。

 この一致団結した姿勢は、ロシア・サンクトペテルブルクで開かれるG20を控えて示されており、G20ではシリア問題が議題の中心になるとみられる。主催国のロシアはアサド政権の同盟国であり、国連安保常任理事国であるロシアはシリアへの軍事攻撃を認める安保理決議への拒否権を持つ。

 仏独の欧州同盟国の多くはシリアに対してどのような対応が必要かについて意見が分かれている。フランスは米国と連携した攻撃を主張し、イタリアは攻撃の前に国連決議を可決すべきだとの考えだ。オランド大統領は、欧州諸国はG20会議の機会に集まってシリア問題を協議し、攻撃への支持を広げる計画だと述べた。

 ガウク大統領は、ドイツはシリア問題での「国際的合意」を求めているとし、ドイツ政府は「歴史的理由」からアサド政権に対しより強硬な姿勢を取っていないと指摘した。これはドイツの第2次世界大戦時の経験に言及したものとみられる。

 ただ、同大統領はドイツとフランスは「完全に同じ考えだ」と語った。

 オランド大統領は、米議会がオバマ大統領に対して軍事介入を承認しない場合、フランスが一方的にシリアを攻撃することはないと明言した。

 


  
 米国のシリア軍事介入、下院指導部が支持表明
2013年 09月 4日 03:37 JST
[ワシントン 3日 ロイター] - オバマ米大統領は3日、米国によるシリアへの軍事介入をめぐりホワイトハウスで議会指導部と会談し、速やかな議会採決を要請した。下院の民主・共和両党指導者は会合後、限定的な軍事介入を支持する考えを示した。

大統領は会合で、シリアへの軍事介入が限定的な範囲にとどまるとあらためて強調すると同時に、米国としてシリアの反体制派を支援するより広範な計画があることも説明した。

会合後、共和党のベイナー下院議長とカンター共和党下院院内総務、民主党のペロシ下院院内総務は、シリアへの軍事介入を支持すると表明。

ベイナー議長は記者団に対し「アサド大統領(の行為)を止め、このような行為が許されないということを世界中に示す能力があるのは米国だけだ」と語り、他の議員も介入要請を支持すべきとの考えを示した。

大統領は会合で、シリアへの軍事介入はイラクやアフガニスタンのような長期的なものにはならず、限定的な範囲にとどまるとあらためて強調。「われわれが想定しているのは限定的で釣り合いのとれたものだ。アサド大統領の能力を低下させるものになる」と述べた。

その上で「同時に、反体制派の能力強化につながるより広範な計画もある」とした。

下院の与野党指導部が介入への支持を表明したことはオバマ大統領にとって追い風となる見通しだ。ただ、民主党をはじめとする多くの議員の間では大統領の決議案草案について、地上部隊の投入やシリア以外の国への攻撃にも道を開きかねないとの懸念があり、地上戦の余地を排除するよう文言を修正すべきとの声も上がっている。

大統領は「きょうの会合出席者が抱く様々な懸念に耳を傾けたい。それらの懸念は対処可能であると確信している」と述べ、議会側の懸念に対応する用意があることを示唆した。

会合にはマコネル上院院内総務(共和党)や軍事・安全保障に関わる上下両院委員会の委員長らも出席した。


05. 2013年9月05日 10:25:36 : lqOPOFnyLE
>大統領は会合で、シリアへの軍事介入はイラクやアフガニスタンのような長期的なものにはならず、限定的な範囲にとどまるとあらためて強調。

限定的な範囲で、どれほどの目的が達成されると見ているのか、どうにもわからない。多少設備を壊しただけで、アサド大統領の威勢や設備再建の力、ひいては国民への圧力を削げるとは思えない。また、設備の全体を破壊できるわけではないので、イスラエルの不安を緩和するものでもなかろう。世界の武器産業だけが力を増していくだけではなかろうか。
オバマは、なにをねらていとして、介入するのだろうか。楽観的にシリア軍事力を完全に破壊できると思っているのだろうか。


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