03. 2013年9月04日 10:19:12
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対シリア軍事介入、米国では過半数が反対=世論調査 2013年 09月 4日 09:28 JST [ワシントン 3日 ロイター] - 3日に公表されたロイター/イプソスのオンライン世論調査によると、米国はシリアへの軍事介入を実施すべきでないとの回答が約56%となった。介入を支持すると答えたのはわずか19%だった。約25%は米国の取るべき行動がどのようなものか分からないと答えた。世論調査の結果は先週からほぼ変化がない。 調査は米国の成人1195人を対象に、8月30日─9月3日に実施された。 アサド政権が化学兵器を実際に使用したなら米国の介入を支持すると答えたのは29%。その場合でも介入に反対との回答は48%、分からないとの回答は24%だった。 別の調査では、「シリアについては関与すべき問題ではない」との見方に賛成すると答えたのが、米国で65%に上った。イプソスが英国で実施した同様の調査では、賛成は58%となっていた。
米株市場は小反発、有力議員のシリア軍事介入支持で上げ幅縮小 2013年 09月 4日 06:33 JST [ニューヨーク 3日 ロイター] - 休場明け3日の米国株式市場は小反発。米共和党の有力議員がシリアへの軍事介入を支持する考えを示したことを受け、上げ幅を縮小して取引を終えた。
オバマ米大統領が前週末にシリアへの軍事介入について議会の承認を求める方針を決めたことで少なくとも数日は攻撃が先送りされたとの見方から、S&P500は朝方の取引で1%超上昇していた。 共和党のベイナー下院議長とカンター共和党下院院内総務がオバマ大統領との会合後、シリアへの軍事介入を支持する意向を表明すると、相場は値を削った。 TDアメリトレードのチーフストラテジスト、JJキナハン氏は「シリアをめぐっては依然不透明感が漂っており、市場はなんらかの決定を求めている」と指摘。「状況がより明確になるまで相場上昇には疑問が残り、強い売り圧力が続くだろう」と述べた。 朝方は米供給管理協会(ISM)の製造業部門景気指数や建設支出など米経済指標が予想を上回ったことも相場を支援していた。 ダウ工業株30種.DJIは23.65ドル(0.16%)高の1万4833.96ドル。 ナスダック総合指数.IXICは22.74ポイント(0.63%)高の3612.61。 S&P総合500種.SPXは6.80ポイント(0.42%)高の1639.77。 個別ではマイクロソフト(MSFT.O)が4.6%安。同社はフィンランドのノキア(NOK1V.HE)から携帯電話事業を72億ドルで買収すると発表した。ノキアの米上場株(NOK.N)は31.3%急伸した。 前日に英ボーダフォン(VOD.L)から合弁会社ベライゾン・ワイヤレスの株式を1300億ドルで取得し、完全子会社化すると発表したベライゾン・コミュニケーション(VZ.N)は2.9%安。ボーダフォンの米上場株(VOD.O)も1.1%下落した。 メディア大手CBS(CBS.N)は4.7%高。放映権料をめぐる交渉でケーブルテレビ大手のタイム・ワーナー(TWC)(TWC.N)と合意に達したことを好感した。TWCも1.8%高。 ニューヨーク証券取引所、ナスダック、NYSE MKTの3市場の出来高は約66億株と、年初来の1日平均の約62億6000万株を上回った。 ニューヨーク証券取引所では1626銘柄が上昇したのに対し1353銘柄が下落。ナスダックの騰落比率はおよそ9対5だった。 (カッコ内は前営業日比) ダウ工業株30種(ドル).DJI 終値 14833.96(+23.65) 前営業日終値 14810.31(‐30.64) ナスダック総合.IXIC 終値 3612.61(+22.74) 前営業日終値 3589.87(‐30.43) S&P総合500種.SPX 終値 1639.77(+6.80) 前営業日終値 1632.97(‐5.20) *内容を追加して再送します。
コモディティ市場が上昇、米下院議長のシリア介入支持で金・原油急伸 2013年 09月 4日 08:35 JST [ニューヨーク 3日 ロイター] - 米コモディティ市場では、共和党のベイナー下院議長がシリア攻撃への支持を表明したことから、原油や金が急伸した。 銅も中国や米国の経済指標を好感して上昇。 天然ガス先物も上昇。米国の一部で猛暑がぶり返したことから、天然ガスを燃料とするエアコン稼働が高まるとの思惑が強まった。 国内主要産地での乾燥気候で作柄に影響するとの見方から大豆先物も上昇した。 北海ブレント先物は1.2%高、米原油先物は0.8%高で終了。中国や米国の経済指標も好感した。 金現物は1.4%上昇し3年半ぶり高値水準に近づいた。一時1オンス=1416ドルまで上昇した。金先物も上昇した。
対シリア軍事介入、米下院共和党指導部の2人が支持表明 2013年 09月 4日 08:53 JST [ベイルート/ワシントン 3日 ロイター] - 対シリア軍事介入の議会承認を得るために議員の説得を続けているオバマ米大統領は、下院共和党指導部の2人から支持を取り付けた。 大統領はまた、米国としてシリアの反体制派を支援する、より広範な計画も用意していると言明した。 一方、国連の潘基文(バン・キムン)事務総長は、シリアへの武力行使が合法なのは自衛目的、もしくは国連安全保障理事会の承認を得た場合に限ると指摘。安保理の承認なしでシリアを攻撃する米軍の計画の合法性について懐疑的な見方を示していた。 オバマ米大統領は3日、ホワイトハウスで議会指導部と会談し、速やかな議会採決を要請。今回の介入がイラクやアフガニスタンの時のように長期にわたるものとはならないことを説明した。 会談後、共和党のベイナー下院議長とカンター共和党下院院内総務、民主党のペロシ下院院内総務が、シリアへの軍事介入を支持すると表明した。 上下両院が来週に採決を行う見通しで、共和党が制する下院の承認を得ることがより困難になるとみられていた。 民主党のペロシ下院院内総務も軍事介入に支持を表明したが、民主党の一部からは決議案の草案について、裁量に委ねる部分が大きすぎるとの懸念も出ており、オバマ大統領はこうした一部議員の説得を続ける必要がある。 ケリー国務長官とヘーゲル国防長官は、3日に上院外交委員会の公聴会に出席。決議案が地上戦の可能性を明確に排除するようなものとなるかを問い詰められた。 ケリー国務長官は、決議案の表現に手を加えている最中だと述べ、オバマ米大統領に地上戦を行う意図はないと強調しながらも、地上部隊投入の選択肢を排除したくないと表明していた。
米オバマ政権、上院でシリア攻撃への支持訴え 2013年 09月 4日 06:23 JST [ワシントン 3日 ロイター] - 米国のケリー国務長官とヘーゲル国防長官は3日、シリアの化学兵器使用疑惑をめぐり上院外交委員会で証言した。
ヘーゲル長官はシリアに対処しなければ、イランの核兵器保有を防ぐ米国の取り組みへの信頼が低下すると指摘した。 ヘーゲル長官は証言原稿で「(シリアに対し)行動を起こさなければ、イランの核兵器保有を防ぐというオバマ大統領のコミットメントを含め、安全保障に関する米国の他の取り組みについても信頼が低下する」と強調した。 またケリー長官は「オバマ大統領は戦争を始める許可を求めているのではなく、アサド政権の化学兵器能力を減退させ、使用を抑止するための権限を要請している」と説明した。
オバマ米大統領、シリア反体制派支援する計画あると表明 2013年 09月 4日 00:26 JST [ワシントン 3日 ロイター] - オバマ米大統領は3日、米国によるシリアへの軍事介入を米議会が支持することに自信を示すとともに、米国としてシリアの反体制派を支援するより広範な計画も用意していると言明した。 ホワイトハウスで開いた議会指導部との会合で述べた。 大統領は速やかな議会採決を要請し、シリアへの軍事介入はイラクやアフガニスタンのような長期的なものにはならず、限定的な範囲にとどまるとあらためて強調した。 「われわれが想定しているのは限定的で釣り合いのとれたものだ。アサド大統領の能力を低下させるものになる」と述べた。 その上で「同時に、反体制派の能力強化につながるより広範な計画もある」とした。 また「きょうの会合出席者が抱く様々な懸念に耳を傾けたい。それらの懸念は対処可能であると確信している」と述べ、ホワイトハウスが要請した軍事介入の承認をめぐる議会側の懸念に対応する用意があることも示唆した。 会合にはベイナー下院議長(共和党)、ペロシ下院院内総務(民主党)、マコネル上院院内総務(共和党)のほか、軍事・安全保障に関わる上下両院委員会の委員長らが出席した。 オバマ大統領はアサド政権が化学兵器を使用したことを「強く確信」しているとあらためて表明し、中東や米国の安全保障に対する深刻な脅威だと強調。議会に対し公聴会の開催と速やかな採決を求めていく考えを示した。 [ワシントン 2日 ロイター] - シリアへの軍事介入をめぐって議会の説得を続けるオバマ米大統領に対して、中東の新たな戦闘に米国が巻き込まれるのではないかとの懸念が民主党内から挙がった。
ただし、大統領は共和党の有力議員であるジョン・マケイン、リンゼー・グラハム両上院議員とホワイトハウスでの会談を終え、一定の理解を取り付けることに成功したようだ。 これまでもシリアに対して積極的な関与を主張してきたマケイン上院議員は、アサド政権への攻撃を支持し損なえば「悲惨な」状況になると述べた。 一方、多くの課題についてオバマ大統領を支持してきたクリス・ヴァン・ホーレン議員(民主)は、軍事介入の承認を議会に求めた際の表現は、結果をかなり見えづらいものとしており、シリアへの米国の関与が深まる可能性があると批判した。 同議員は「提案された決議案の草案はあまりにも大まかで、裁量に委ねる部分が大きすぎる」と指摘した。 マケイン、グラハム両上院議員はこれまでも、必要とあれば他国への米国の介入を支持してきた。両氏は化学兵器の使用についてアサド政権に制裁を加えるだけでなく、シリアの反政府派を支援するような広範な戦略を求めている。 民主党が制する上院では、米国による介入への承認が得られる見通し。ただマケイン、グラハム両上院議員の支持を取り付けることができなければ、シリアに関するオバマ大統領の議会での影響力が損なわれることになる。 グラハム上院議員はホワイトハウスでの会談後、記者団に対し、「アサド政権の兵力を低下させ、シリアの反政府派を支援する必要があるということで意見の一致がみられたようだ」と述べた。 |