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2013-08-31
イギリスは軍事介入から脱落しましたが、米国は単独でもシリア攻撃を行うつもりのようです。「テレ朝ニュース」は、本日付で次のように報じています。
(http://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000011563.html)
化学兵器使用の根拠説明 ケリー米国務長官
アメリカのケリー国務長官が、シリアのアサド政権側が化学兵器を使用した根拠を説明し、フランスやトルコなどと協力してアメリカが限定的な軍事行動に踏み切る考えを示しました。
ケリー長官は、今月21日に化学兵器が使用される3日前から、シリア政権の化学兵器部隊がガスマスクなどを準備していた様子をつかんでいたことを明らかにしました。また、化学兵器を搭載したロケットが政権側から反政府側の人々が住む地域に向けて発射されたことなどを理由に、政権側が使用したと断定しました。そのうえで、「オバマ大統領はアメリカの価値と国益をもとに、時期についてもアメリカ独自の判断で決める」「大統領はやると言ったらやる」と述べて、フランスやトルコなどと協力して、限定的な軍事行動に踏み切る考えを示しました。
「今月21日に化学兵器が使用される3日前から、シリア政権の化学兵器部隊がガスマスクなどを準備していた」とありますが、反政府勢力側が化学兵器を使用するという情報を得て、防御のためにガスマスクを準備していたのかも知れません。
また、「化学兵器を搭載したロケットが政権側から反政府側の人々が住む地域に向けて発射された」とありますが、もしそうなら、元となる情報を公表して誰もが納得できる証拠を提示すべきです。
情報収集の実態が判ってしまうから明かせないと説明するかも知れませんが、そうした手法は関係国政府には周知の事柄ですし、スノーデン事件で手口はバレていますから、今更隠す理由はありません。証拠がないので適当なことを言っているとしか思えません。
情報収集に関しては、イギリスやロシアはトップレベルで、そのイギリスが断念し、ロシアが「政権側が使用したという証拠はない」と言っているのですから、反政府勢力側の旗色はかなり悪くなっています。
ロシアは、反政府勢力が化学兵器を使用した証拠を握っているようです。「櫻井ジャーナル」は、本日付記事で次のように記しています。
(http://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201308300000/)
反シリア政府軍が支配する地域から化学兵器話の舞台の地区へ問題の時間にミサイルが発射されたことを示す文書と衛星写真をロシアが国連で示し、オバマ政権は窮地に
イギリス下院の臨時議会はシリアに対する直接的な攻撃に反対の姿勢を示した。政府提出の動議が否決され、デイビッド・キャメロン首相は武力行使を断念すると表明せざるをえなかったようだ。
リビアに続き、シリアでもアメリカ、イギリス、フランス、トルコ、サウジアラビア、カタール、イスラエルなどは体制転覆を目指していたが、その間、こうした勢力が偽情報を流していたことを少なからぬ人が知ることになり、しかも地上部隊としてアル・カイダの戦闘部隊を使っていることも明らかになってしまっていた。多くの人が支配層の嘘に気づき、開戦に反対しているわけだ。
しかも、国連の臨時会合でロシアから強力な証拠が提示されたとも伝えられている。中東/北アフリカで体制転覆プロジェクトを推進している勢力は「政府軍が化学兵器を使用した」と叫ぶばかりで証拠を示せないだけに、国連の内部は動揺したようだ。イギリス議会にも影響が及んだとしても不思議ではない。当然、日本の国連代表もこの事実を知っているはずだ。
ジャーナリストのぺぺ・エスコバルのフェイスブックによると、ロシアの国連大使、ビタリー・チュルキンが示したのは文書と衛星写真に基づく情報で、ダマスカスに近く、反シリア政府軍が支配しているドーマから8月21日午前1時半頃、2発のミサイルが発射され、毒ガス攻撃を受けたとされるゴータで着弾していることを示していた。ミサイルには毒ガスを搭載していたとする情報もある。
こうした証拠が示された国連の緊急会合にアメリカのサマンサ・パワー大使は欠席していたという。コメディ映画祭でゲスト・スピーカーを務める夫と一緒にアイルランドで休暇を過ごしていたようだ。パワーは安全保障問題担当の大統領補佐官になったスーザン・ライスの後任。
前にも書いたことだが、このふたりは「人道」を口実に破壊と殺戮を行うというタイプの人間。パワーは本来なら、この会合で活躍しなければならなかった。ロシアが書類と衛星写真を会合で明らかにすることを事前に察知、逃げた可能性もあるだろう。バラク・オバマ政権は窮地に陥ってしまった。
もともと、この化学兵器話はシオニストがアメリカに仕掛けた罠だという説もある。その説が正しいかどうかは不明だが、結果としてアメリカの立場はきわめて悪くなった。そのアメリカに恭順の意を表するなど、正気の沙汰ではない。 (下線は引用者による)
米国は拳を振り上げた手前、簡単には下ろせなくなっています。いじめっ子が皆の冷たい視線を浴びてたじろいでいる格好で、窮地に追い込まれているが故に、ケリーは勇ましい発言をしているのです。
格好悪いですが、潔く撤回すべきです。ここでまた同じ過ちを繰り返したら、米国の威信は完全に地に堕ちます。このまま突っ走って自滅すれば世界のためになりますが、シリアの国民が巻き添えになりますから、軍事介入は避けるべきです。
ケリーは「反戦主義者」だからと美化する人もいますが、犯罪者ブッシュ一家と同じ「スカル&ボーンズ」のメンバーで、ブッシュ・ジュニアの再選に協力して対立候補の役を演じていますから信用できません。
米国は近々ミサイルを飛ばすでしょうが、これを機に解体が進むよう、願わずにはいられません。米国が普通の国になれば、我らが日本もまともな国に生まれ変わることでしょう。
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