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開戦前夜「化学兵器使用」めぐる3つの疑惑 (日刊ゲンダイ) 
http://www.asyura2.com/13/warb11/msg/589.html
投稿者 赤かぶ 日時 2013 年 8 月 30 日 22:38:01: igsppGRN/E9PQ
 

http://asumaken.blog41.fc2.com/blog-entry-9698.html
2013/8/30 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ


米国にはイラクの前科がある

シリア情勢が一気に緊迫してきた。オバマ米大統領は、アサド政権が化学兵器攻撃を実行したと「結論付けた」と明言。もはや米国によるシリア攻撃は時間の問題だが、米国はイラク戦争で「大量破壊兵器がある」と“ウソ”をついた前科がある。この軍事介入の判断は正しいのか。

◆政府軍は本当に「化学兵器」を使ったのか

米国は、シリア政府軍が21日に首都ダマスカス近郊のグータ地区で化学兵器を使い、市民を殺害した――と断定しているが、その根拠は曖昧だ。

「米外交専門誌フォーリン・ポリシーは、米情報機関がシリア国防省と政府軍の通話を傍受した結果、政府軍が化学兵器を使ったと判断した、と報じていますが、真偽は不明です。ユーチューブにも化学兵器の使用とされる映像が複数投稿されているのですが、21日よりも前にアップされたものも含まれていて、確固たる証拠とは言えません」(在米ジャーナリスト)

一部では、使用されたのはサリンやVXガスといった神経ガスと報じられている。だが、ユーチューブの映像を見る限り、看護している人がガスマスクや防護服を着ていないなど、不自然な点を指摘する声は少なくない。

軍事評論家の神浦元彰氏もこう言う。

「被害者の映像を見たイスラエルの専門家は『サリンなど神経ガスの症状ではない』と分析しています。サリンを浴びると極度の呼吸困難に陥り、目が見えなくなるなどの症状が出ますが、それが見られないからです。誰が使用したのかはともかく、状況から見て、私は青酸ガスが使われた可能性があるとみています」

米国はシリア政府軍が使用したという証拠を世界中に示す必要がある。

◆「化学兵器」使用のタイミングが不自然

シリアでは3月にも化学兵器使用の有無が取り沙汰され、国連の調査団が8月に調査に入ったばかり。

今回の化学兵器使用はその直後に起きた。

「化学兵器使用を疑われているアサド政権が、わざわざ国連の調査団が訪れた時期を狙って化学兵器を使うというのも変な話です」(神浦元彰氏=前出)

政府軍は空軍を持っており、化学兵器よりも空爆する方がより効率的に反政府軍を掃討できる。アサド政権が世界的に批判の声が高まるのを承知で、自国攻撃の口実を与える化学兵器をこのタイミングで使うのはいかにも不自然だ。

◆米国はなぜシリア攻撃を急ぐのか

米国の世論調査では、シリアへの軍事介入を支持する国民は1割にも満たない。英国でもインディペンデント紙が社説で「憂慮すべき既視感がある」と指摘。軍事介入に積極姿勢のキャメロン首相を牽制していた。

「疑わしい」との理由で攻撃に踏み切れば、「大量破壊兵器がある」と突き進んでいったイラク戦争の二の舞いになるだけだ。

「シリアには約1000トンの化学兵器があるとされるが、米国はそれを黙認してきた。イスラエルの核兵器に対抗するためです。おそらく米国が攻撃を急ぐのは、大量の化学兵器が、アルカイダなどのテロ組織の手に渡り、自国が危険にさらされるのを避けたいのでしょう」(神浦元彰氏=前出)

つまり、シリア攻撃は自分たちの都合なのだ。


 

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コメント
 
01. 2013年8月30日 22:56:29 : eN2WmpI62Q
米軍、シリア空爆シナリオ 化学兵器工場50カ所ピンポイント攻撃 アサド弟も標的
2013.08.30

 米軍によるシリアへの空爆が秒読み段階に入った。オバマ大統領は、独裁体制を敷くアサド政権が大規模な化学兵器を使用したと「結論づけた」と明言。巡航ミサイルを搭載した駆逐艦を地中海に展開するなど緊迫した情勢が続いている。大量破壊兵器の廃絶を訴える米国にとって、化学兵器の使用は看過できない行為。テロ組織に拡散して対米攻撃に使われる可能性もあるためだ。米軍がシリアにとる攻撃のシナリオ、その全貌に迫る。

 シリアのアサド政権による化学兵器使用疑惑で米軍を中心としたシリア包囲網が本格化している。米海軍は地中海に射程1300キロ以上の巡航ミサイル「トマホーク」を備える駆逐艦「ラメージ」や潜水艦のほか、29日にはミサイル駆逐艦「スタウト」も展開。地中海の米駆逐艦は5隻となった。

 オバマ米大統領はこれに先立つ28日のインタビューで、アサド政権による化学兵器使用疑惑を改めて非難し、軍事行動の可能性を示唆。対するシリアのハルキ首相は「攻撃が行われれば、シリアは侵略者の墓場になる」と応戦し、予断を許さない状況が続いている。

 いまのところ、米軍の標的は「限定的」(防衛関係者)というのが大方の見方だ。

 軍事ジャーナリストの世良光弘氏は「目的は化学兵器の破壊で、国内に点在する製造工場と兵器を所有する部隊にピンポイント攻撃を仕掛けるだろう。米国の狙いは、政権の打倒ではなく、化学兵器使用に対する懲罰としての意味合いが強い」と説明する。

 複数の情報筋によると、アサド政権は、首都ダマスカス北部や地方都市のホムス郊外など国内50カ所に専用のプラント工場を有し、ここでサリンやVXガス、タブンなどの神経ガスを製造しているとみられる。

 「シリアは化学兵器を約1000トン貯蔵しているともいわれ、CIAなど各国の情報機関はアラブ諸国最大の化学兵器所有国とみている」(先の防衛関係者)

 「貧者の核兵器」との異名も持つ化学兵器。この使用にゴーサインを出した首謀者は現在、アサド大統領の弟、マーヘル・アサド氏というのが有力だ。

 「マーヘル氏は、アサド政権の共和国防衛隊と精鋭部隊の陸軍第4機甲師団を指揮している。化学兵器攻撃は、マーヘル氏の独断でこの第4機甲師団によって行われた可能性がある。粗暴な性格で知られ、テロで負傷したとの情報も伝わる。逆上した上での暴走ということも考えられる」(中東情勢に詳しい外交関係者)

 オバマ大統領の攻撃命令が下れば、米軍は、このマーヘル氏率いる第4機甲師団にも「トマホーク」で攻撃をかけ、3日程度ですべての化学兵器施設などを破壊するとみられる。

 ただ、世良氏は「最初の巡航ミサイル攻撃で『目的が達せられた』と判断されれば、その時点で一時的に米軍の攻撃は止むだろうが、一筋縄ではいかない」と指摘。「アサド政権が意趣返しで、米国の同盟国イスラエルにスカッドミサイルを撃ち込むなど激しく抵抗する事態が考えられる。そうなると戦闘は第2段階に突入する」と危ぶむ。

 AFP通信などによると、シリアは、米軍の巡航ミサイルを迎撃できるロシア製の移動式中距離対空ミサイルを最大10基配備。同じくロシア製の高性能対空ミサイル「S300」や、北朝鮮から購入した射程約100キロの短距離ミサイル約40基も保有するという。

 「シリアが激しく抵抗した場合、米国の友好国、トルコやサウジアラビアの基地から無人偵察攻撃機が飛び立つ。『ヘルファイヤーミサイル』で兵器工場や通信施設、軍事基地を掃討する。アサド政権がさらに反撃に出れば、米空軍が、ステルス機能を備えた第5世代の最新鋭機『F−22ラプター』などをシリア上空に展開。協力する仏軍も戦闘に参加する」(世良氏)

 シリアも主力機のロシア製戦闘機「ミグ−23」などで迎え撃つとみられるが、「(米)海軍ネイビーシールズや、陸軍グリーンベレーなどの特殊部隊が投入される事態もある。彼らは現地人に偽装し、政府軍と対立する『自由シリア軍』の支援に回るだろう」(同)。

 戦力面で圧倒的な差がある米軍とまともにぶつかればシリアに勝ち目はない。だが、これがそのまま中東情勢の安定につながるかどうかは不透明だ。

 世良氏は「アサド政権が窮地に追い詰められると、友好国のひとつであるイランも黙っていない。世界中でテロ活動を行うイスラム過激派『ヒズボラ』などを使って、イスラエルをはじめ欧州各国でテロ攻撃を激化させるかもしれない。2001年『9・11』のような無差別テロの悲劇が繰り返される危険性もある」と警告する。

 シリアに対する空爆は、中東情勢をより混乱させる恐れをはらんでいる。

http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20130830/frn1308301810005-n1.htm


02. 2013年8月30日 23:06:47 : niiL5nr8dQ
【シリア情勢】軍事介入に疑念示す欧州各国、米に同調せず [13/08/30]
1 :日本茶φ ★:2013/08/30(金) 19:58:58.63 ID:???
シリアでの化学兵器を使用した攻撃に対し、国際社会では最初の怒りの
波が鎮まり始めた中、米国主導で計画されている軍事介入に対し、欧州
各国では疑念が高まっている。
(中略)

 デービッド・キャメロン(David Cameron)首相が軍事介入に積極的
だった英国でも29日、対シリア軍事行動に支持を求める政府提出の動議を
下院が賛成272、反対285で否決した。英国の世論は、一部誤った情報に
基づいて開始されたイラク戦争の時のように、長引く戦いにはまり込む
ことを懸念しており、シリアに対する攻撃には消極的だ。英世論調査会社
YouGovによると、シリアへの攻撃への支持は28日までに22%にまで落ち
込み、一方で反対は同51%に増加している。

■政府も世論も慎重姿勢
 米オバマ政権は、先週シリアで起きた化学兵器による攻撃は同国の
アサド政権によるものだと結論付けたが、その他の国は現地で調査中の
国連(UN)調査団による報告を待っている。

 ドイツでは、テレビ局ZDFの世論調査で、回答者の58%が軍事介入に
反対。欧米諸国はシリアを攻撃すべきだと答えたのは33%だった。

 米英仏3か国の政府はこれまで先頭に立って軍事行動を呼び掛けてきた
が、フランスでは世論が二分している。2つの世論調査の結果では、
「国連決議があれば」という条件を付けても、賛成する回答は55%、45%
にとどまった。

 イタリアは、2011年のリビア攻撃の際には基地も提供したが、今回は
国連安全保障理事会(UN Security Council)の決議がない限り、あらゆる
軍事介入への参加の可能性はないとしている。

 オーストリアとスペインでは、政治家やメディアが慎重な対応を訴えて
おり、国連調査団が証拠を提示するまでいかなる行動も起こすべきでは
ないと強く主張している。また米国の忠実な同盟国であり、イラクや
アフガニスタンにも大規模な軍を派遣してきたポーランドさえ、強硬な
軍事介入には反対している。

 一方、米国の主要な同盟国であるカナダは29日、欧米諸国による軍事
介入を支持する意向を表明した。ただし、自国は参加しない方針だという。

AFPBB News
http://www.afpbb.com/article/politics/2964982/11265008

2 :日本茶φ ★:2013/08/30(金) 19:59:22.00 ID:???
※関連
【シリア情勢】安倍首相、関係国との連携を指示 軍事介入時の対応は回答せず [13/08/30]
http://anago.2ch.net/test/read.cgi/news5plus/1377832744/

【シリア情勢】中国外相、潘国連事務総長と協議 軍事介入反対で同調 [13/08/30]
http://anago.2ch.net/test/read.cgi/news5plus/1377827134/

【シリア情勢】カナダも軍事介入不参加を表明 「理想的な成果、期待できぬ」 [13/08/30]
http://anago.2ch.net/test/read.cgi/news5plus/1377825667/

【シリア情勢】米大統領、軍事介入方針を堅持 英の断念受け声明 [13/08/30]
http://anago.2ch.net/test/read.cgi/news5plus/1377820362/

【シリア情勢】英議会は軍事介入の動議を否決、首相断念 [13/08/30]
http://anago.2ch.net/test/read.cgi/news5plus/1377817051/

3 :七つの海の名無しさん:2013/08/30(金) 20:00:29.67 ID:ZCmOLXdH
そろそろまとめ図が欲しいな
AFPサソ頼むよ

4 :七つの海の名無しさん:2013/08/30(金) 20:01:56.69 ID:5omJWIxP
欧州の反対を理由に矛を収めた方が米国にとってもマシだと思う
国防予算削減の強制執行中に無茶すんな

5 :七つの海の名無しさん:2013/08/30(金) 20:02:22.75 ID:rIyZ9gTZ
どこの国も、関わりたくないんだよね、本音はさ。
化学兵器使用に対して、制裁すべきなんだろけど・・・・

6 :七つの海の名無しさん:2013/08/30(金) 20:02:44.84 ID:JxgaDtJA
ま、このテの話に関しちゃ結構イケイケなこの私が「なんかちょっとオカシクね?」と思うくらいだからね。

7 :七つの海の名無しさん:2013/08/30(金) 20:03:06.95 ID:ZCmOLXdH
中国が世界警察したいっていってたから貧乏籤押し付けてしまえ

8 :七つの海の名無しさん:2013/08/30(金) 20:03:39.35 ID:1Istefl7
まあ、金を使いたくないという心理と、どっちもイスラム教徒じゃんということがあるのかも?


  欧州はまだキリスト教徒が大量にいるし・・・。

9 :七つの海の名無しさん:2013/08/30(金) 20:03:56.23 ID:peflgUkr
でも一応支持だけはしている
中共への対策から日米同盟は維持すべき
そのためにとりあえず支持でいいだろう
むろんこんな馬鹿げた戦いに人や金を送る必要などないが

10 :七つの海の名無しさん:2013/08/30(金) 20:04:02.79 ID:nctMgIJ3
ここできっちり成果を収めてヨーロッパ諸国の奴らを歴史の表舞台から締め出すのがいいと思う。

経済もろくに回せない無能人種がなんでこんなにも偉そうにしているのか理解出来ない。

11 :七つの海の名無しさん:2013/08/30(金) 20:04:19.27 ID:S54G7kwB
とりあえず米英がもっている情報を開示すべきだな
どの程度信頼性のある情報なのかを示さなければ
普通は疑うよね

イラクのときも結局、信頼性のない情報を元に判断した結果
間違ったわけだし。

12 :七つの海の名無しさん:2013/08/30(金) 20:04:35.97 ID:gYQyw+Lm
はしご外されたw

13 :七つの海の名無しさん:2013/08/30(金) 20:04:38.86 ID:Spk1cBEJ
さすがに、イラクの二の舞は避けたいだろうなw

14 :七つの海の名無しさん:2013/08/30(金) 20:04:44.28 ID:B1ZsxSzk
しかし、ニュー速+が機能してないと2ちゃんに遣う時間が減るなw

15 :七つの海の名無しさん:2013/08/30(金) 20:04:44.99 ID:XK+HBTX8
>>5
誰を制裁するの?

16 :七つの海の名無しさん:2013/08/30(金) 20:05:10.12 ID:aa8QgKR8
英米やそのほかの国で反対している人たちの意見は
旧宗主国で反政府軍に兵器売ってぼろ儲けのフランスとイスラエルで勝手にやれよって言ってるくらいだから
昨日の英国議会で野党議員が発言してたように
シリアの国民の70%はアサド支持なんだしクルドはアレだが反政府軍スンニ派たちを増長させたらもっと始末が悪い
米の単独介入では厭戦基調を増長するだけで国際的には中国に利するだけだから今回は(無能だが)国連主導待ちが正解だろ

17 :七つの海の名無しさん:2013/08/30(金) 20:05:30.84 ID:5z1i8EYG
Բարեւ Բարի գալուստ Հայաստան.

18 :七つの海の名無しさん:2013/08/30(金) 20:06:09.91 ID:FOru1lRI
アメは悪の枢軸w

19 :七つの海の名無しさん:2013/08/30(金) 20:06:11.34 ID:rIyZ9gTZ
>>15
化学兵器を使用した方

20 :七つの海の名無しさん:2013/08/30(金) 20:06:44.55 ID:qFfB7TaU
情報戦が激しくて、さっぱりわからん。

21 :七つの海の名無しさん:2013/08/30(金) 20:08:28.17 ID:bhJHe1/M
>>19
どっちも使ってたらどうするんだ?

22 :七つの海の名無しさん:2013/08/30(金) 20:08:37.21 ID:TZK+dbbE
 米政府は、国内・国際的な反発を減らすため、空爆によってアサド政権を倒す目的
でなく、使用禁止の大量破壊兵器である化学兵器を使った「罰」を与えるのが目的だと
している。だからアサドの大統領官邸やシリア政府の役所などは空爆対象にならない
という。だが真の目的は、シリアが100機ほど持っている空軍の戦闘機を、空爆
によってできるだけ多く破壊し、反政府軍に対するシリア軍の優勢を壊すことだろう。
反政府軍は地上軍だけなので、空軍力がある政府軍に勝てない。政府軍の戦闘機や
ヘリのほとんどを破壊すれば、内戦は地上軍どうしの戦いになり、政府軍の優位が
減る。米英などは最近、シリアの南隣のヨルダンの基地を使って、シリア反政府派を
軍事訓練し、シリアに戻すことに力を入れている。

http://www.haaretz.com/news/middle-east/1.543880


03. 2013年8月30日 23:29:25 : eN2WmpI62Q
アサド政権、報復準備 「脅しは国民の団結強めるだけ」
朝日新聞デジタル 8月30日(金)21時0分配信

 【カイロ=村山祐介】シリアでは、化学兵器の使用の有無を調べている国連の調査団が31日に出国するのを前に、緊張が高まっている。米軍による爆撃に備え、兵器や司令部機能の移転を進め、電力や医薬品などの緊急対応も指示。政権軍による報復の準備も進めている模様だ。

 「攻撃の脅しはシリア国民の団結を強めるだけだ」

 アサド大統領は英国がシリアへの攻撃の断念を決める直前、イエメンの訪問団にそう強調した。レバノンの地元紙アフバール紙によると、アサド氏は最近、シリア軍高官に対して「真の敵が頭をもたげてくるのを待っていた。歴史的な対決に勝利を収めなければならない」と自信を見せていたという。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130830-00000046-asahi-int


04. 2013年8月30日 23:34:06 : eN2WmpI62Q
【シリア情勢】仏大統領、軍事介入の可能性示唆 英国の“離脱”…米を後押し
2013.8.30 23:16

 【ベルリン=宮下日出男、ワシントン=小雲規生】シリアのアサド政権による化学兵器使用疑惑で、英下院は英軍の軍事介入に道を開く政府議案を否決した。有志連合による介入を準備してきたオバマ米政権には痛手となるが、オランド仏大統領は30日、英国抜きでも軍事介入に加わる可能性を示唆した。

 オランド大統領は30日、仏紙ルモンドのインタビューで「化学兵器による虐殺は罰せられるべきだ」と強調、アサド政権には「決然とした相応の行動」が必要だと指摘した。対応を協議するため9月4日に議会が開かれるが、大統領はそれ以前に攻撃が行われる可能性も排除しなかった。

 英下院では29日、政府の議案をめぐって野党労働党のほか与党からも慎重論が相次ぎ、賛成272、反対285で否決された。キャメロン首相は「軍事行動を望まない議会の意思が明確になった。政府はそれに従って行動する」と述べた。

 オバマ政権は、アサド政権による化学兵器使用の証拠を示す報告書を30日以降に提示する見通しだ。AP通信は複数の米情報機関当局者の話として、米政府はアサド政権が保有する化学兵器の場所を正確に把握できていないと報じた。

 オバマ大統領は9月3日、スウェーデンに出発し、5〜6日にロシアで開かれる20カ国・地域(G20)首脳会合に参加する予定だ。

 化学兵器使用疑惑でシリア入りした国連の調査団は30日、最終日の現地調査を終えた。31日朝までにシリアを離れる見通しで、米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は調査団出国後の早い段階で攻撃が行われる可能性があると伝えた。

http://sankei.jp.msn.com/world/news/130830/amr13083023170012-n1.htm


05. 2013年8月31日 00:31:07 : ScGU7SH5Uk
英議会のシリア軍事介入否決、米大統領に謝罪の必要ない=首相
2013年 08月 30日 23:40 JST

[ロンドン 30日 ロイター] - キャメロン英首相は30日、議会がシリアへの軍事介入案を否決したことは遺憾としたものの、国民の意思を尊重する必要があることをオバマ米大統領が理解することを望むとの見解を示した。国内テレビとのインタビューで述べた。

首相は「米国の国民と大統領は理解するだろう」と指摘。議会の否決後、オバマ大統領とは連絡を取っていないとしたが、「翌日以降話すつもりだ。謝罪すべきかどうかの問題ではない」と述べた。

http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPTJE97T00B20130830


06. 2013年8月31日 05:01:19 : xW6t735a2Y
>「シリアには約1000トンの化学兵器があるとされるが、米国はそれを黙認してきた。イスラエルの核兵器に対抗するためです。おそらく米国が攻撃を急ぐのは、大量の化学兵器が、アルカイダなどのテロ組織の手に渡り、自国が危険にさらされるのを避けたいのでしょう」(神浦元彰氏=前出)

これはおかしい。なぜなら、

1.いわゆる「シリア反政府勢力」の中核を担う部分にアルカイダ系組織が入り込んでいることは、既にこの阿修羅上でも多数UPされているように、欧米の報道でも公然と取り上げられている常識である。

2.米国は、例の911事件以降、アルカイダを敵視して、その指導者とされるオサマ・ビン・ラディン氏を「殺害した(これも決定的証拠は示されず、ヤラセとされる)」と大々的に発表するほどの掃討にかける力の入れようであった。

3.そんな米国が、今さらアルカイダ系が主導するシリア反政府勢力の手に化学兵器が渡ることを恐れるのは不自然であり矛盾する(片やアルカイダは、国際的テロを行う敵で、片や反アサド政権の中核を担う味方だ、などと言われても、一般米国民が納得するか?)

神浦元彰氏の上記指摘は、よって国際政治の現実から遊離した頓珍漢なものと判断せざるを得ない。


07. 2013年8月31日 14:21:03 : ScGU7SH5Uk
米報告書はでっち上げ…シリア外務省が非難

 【カイロ=溝田拓士】シリア外務省は30日、声明を発表し、アサド政権が化学兵器を使ったとする米報告書について、「軍事介入を正当化するためにでっち上げたウソだ」と非難した。

 声明は「米政府が『確固たる証拠』とするものは、(反体制派など)テロリストたちが流布してきた話に過ぎない」と指摘。「超大国たる米国が、ネット情報に基づいて戦争と平和に関する政策を決めようとしている」と批判した。

(2013年8月31日11時09分 読売新聞)

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20130831-OYT1T00402.htm?from=ylist


08. 2013年8月31日 14:23:14 : ScGU7SH5Uk
NATO、シリア軍事介入に不参加へ 事務総長が明言
朝日新聞デジタル 8月31日(土)11時42分配信

 【ロンドン=伊東和貴、ニューヨーク=真鍋弘樹】シリアでの化学兵器使用疑惑で、北大西洋条約機構(NATO)のラスムセン事務総長は30日、「アサド政権に対する国際的な対応で、NATOの役割は見いだせない」とデンマーク紙に語り、NATOとしては、米オバマ政権が検討する軍事介入に参加しない方針を明らかにした。

 一方で、「誰が化学兵器の在庫を保有し、攻撃する手段を持っているか。アサド政権だと言わなければならない」とも話し、NATO加盟国の米国やフランスが検討する軍事介入への賛意を示唆した。

 一方、国連などによると、シリアに派遣されていた国連調査団は31日早朝(日本時間同日午前)、ダマスカスのホテルを離れた。同日中に出国する見通しだ。潘基文(パンギムン)事務総長は同日、調査状況について報告を受けるが、調査団が採取した試料の検査を終え、結論を出すにはまだ時間がかかる見込みだ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130831-00000020-asahi-int


09. 2013年8月31日 15:24:18 : Ozg28dsahw
オバマ大統領とケリー長官、対シリア軍事行動の態勢づくり

  8月30日(ブルームバーグ):米国のオバマ大統領とケリー国務長官は30日、シリア政府が化学兵器を使用したとして、米国による対シリア軍事行動の態勢づくりに動いた。
計画作成に関与しているオバマ政権の複数の当局者は匿名で、この週末(8月31日、9月1日前後)にも攻撃が始まる可能性があると話した。オバマ大統領とケリー長官は議会の承認や国際的な支持・支援、国連調査団による決定的な報告書を待たずに米国が単独行動を取る可能性を示唆した。
ケリー長官は21日のダマスカス東部での攻撃では1429人が死亡し、うち少なくとも426人は子どもだったとし、インターネットで公開された犠牲者らの映像について「化学兵器の無差別かつ想像を超えた恐怖を示すものだ」と述べた。
同長官は「米国民は戦争にうんざりしている」が「それが、われわれを免責してくれるわけではない」と発言。シリア政府による化学兵器使用に米国が対抗しなければ、われわれ全員が歴史の「極めて厳しい審判を受けるだろう」と述べた。
オバマ大統領とケリー長官によれば、大統領は最終的な決断はしておらず、米政府としては地上部隊の投入を伴わない限定的な軍事行動とすることを検討している。
大統領は「国際社会が化学兵器の禁止と規範の維持を重視していることを、シリアだけでなく他の国にも理解させるような限定的な行動を取る可能性について検討している」と述べた。
米政府はこの日、シリアのアサド政権が21日の化学兵器攻撃を行ったことを「強く確信している」とする報告書を公表した。しかし、報告書は攻撃とアサド大統領の指示を直接結び付けてはおらず、同大統領はシリアの最高意思決定者であり、忠誠を誓う支持者が大統領を取り巻いていると指摘するにとどまっている。
原題:Obama With Kerry Sets Stage for Taking U.S. Action inSyria (1)(抜粋)

http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MSCY7O6TTDS101.html


10. 2013年8月31日 15:27:25 : Ozg28dsahw
【シリア情勢】日本政府は軍事介入「支持」表明で調整
2013.8.31 09:54

 政府は30日、米国などがシリアへの軍事介入に踏み切ったときの対処方針について「支持」を表明する方向で最終調整に入った。同時に、化学兵器使用疑惑による情勢悪化で急増が見込まれるシリアからの難民に対する「緊急無償資金協力」を追加実施する方針を固めた。新たに1000万ドル(約9億8000万円)超の支援を行い、これまでの資金協力額と合わせ1億ドルの大台への引き上げを視野に入れる。

 安倍晋三首相は30日、官邸でシリア情勢をめぐる関係閣僚会議を開き、現地の情報収集・分析のほか、軍事介入を検討している米国など関係国との連携の強化を指示した。

 菅義偉官房長官は30日の記者会見で「北朝鮮のように日本周辺にも化学兵器を保有する国があり、シリアの化学兵器使用の問題は無関係ではない」と述べ、アサド政権の化学兵器使用が明らかになった場合には日本政府として厳しい姿勢を示す方針を表明した。政府関係者も同日、化学兵器使用を受けた軍事介入が実施された場合には「『理解する』などと中途半端なことはやらない」と指摘した。

 一方で政府は、シリアからヨルダンやレバノンなどの近隣諸国に流出した難民らに、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)や国連世界食糧計画(WFP)を通じ食料や水、毛布、医療品を届ける緊急無償資金協力を新たに実施する。外務省幹部は30日、「米欧の攻撃の有無とは関係なく、難民への食料・医療支援を検討している」と述べた。

 国連機関に登録済みのシリアの難民数は約180万人、難民登録待ちも約18万人いる。日本政府は平成24年2月以降、増加し続けてきた難民への支援策として、計9000万ドルの資金協力を行ってきた。

http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130831/plc13083109560006-n1.htm


11. 2013年8月31日 16:36:35 : Ozg28dsahw
シリア反政府勢力:化学兵器攻撃は自分たちが行ったと認める

◆8月31日

 8月27日号や29日号で指摘されたように、シリアの化学兵器はシリア政府のものでも、シリア政府側が使用したものではなく、下記の記事によれば、サウジアラビアが反政府勢力側に供給した兵器であり、それが誤って爆発したものだと言う。

 AP通信のガヴラク記者がインタビューした反政府側要員らが、その旨を語っているという。これはアメリカが言うことと真逆であるが、アメリカ側は、本日、アサド政権側が化学兵器を使用した、という決定的証拠を示すと言っていたが、出された内容は、まるっきり、決定的な内容ではなかった。

 やはり、と言うべきである。アメリカは決定的証拠などは掴んでいないのであり、それは事実と異なるから、永久に出てこないものだ。ただ、いつものごとく、アメリカのユダヤ系メディアはシリア攻撃を可能にする、そういった政府の発表に難癖をつけることはやろうとしない。それで国民の反発がそれほどなければ、オバマ政権はシリア攻撃を決断するかもしれないが、アメリカ国民が政府の出した「決定的」証拠とやらに納得できない、という声を挙げれば、シリア攻撃は決断できないであろう。

 そして、29日号で指摘された、ロシアのプーチン大統領がサウジのバンダル王子の脅しに激怒し、ロシア軍にもしもシリア攻撃があれば、ロシア軍はサウジアラビアを攻撃せよ、と命令したという話がイスラム世界で大きな衝撃を与えているようで、その話がまんざらデマでもなさそうだという状況になっているようなので、アメリカやNATO諸国側も迂闊にシリア攻撃をしかねる情勢になっていると言える。

 プーチンが本当にロシア軍にサウジ攻撃を命令している、となれば、シリア攻撃がなされた場合、サウジアラビアが攻撃される可能性は非常に高い。実際サウジアラビアではそのため、全軍が警戒態勢に入っているという。プーチン大統領の性格や今までの歩みを見れば、やるとなればやる男であることは、疑えないからだ。従って、オバマ大統領はロシアのプーチンと争って、サウジを犠牲にしてまでシリアを取るのか、という選択肢を前に逡巡することが考えられる。当然逡巡すべきであり、結論的には、シリア攻撃を断念すべきである。

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●シリア反政府勢力:化学兵器攻撃は自分たちが行ったと認める
http://www.infowars.com/rebels-admit-responsibility-for-chemical-weapons-attack/
【8月30日 Paul Joseph Watson Infowars.com】

 ダマスカス郊外のゴウタ地区にいるシリアの反政府グループはAP通信のデイル・ガヴラクに対して、先週の化学兵器事件の責任は自分たちにあると認めた。この事件では欧米側がアサド政権の軍によるものとしているが、事件はサウジアラビアによって供給された化学兵器の操作を反政府グループの者たちが誤ったために起きた事故の結果であるという。

 「ゴウタ地区の医者、住民、反政府側要員とその家族らとのインタビューから、多くの人々は、反政府グループの者たちがサウジアラビアの情報長官であるバンダル王子から化学兵器を受け取ったということと、その者たちによって致死性ガスによる攻撃が行われたと考えている」とガヴラクは書いた。

 反政府グループの者たちはガヴラクに対して、彼らは化学兵器を取り扱うに際して充分な訓練は受けておらず、更にはそれが何かということを告げられてもいなかったと語った。これらの兵器はアルカイダ系テロリストのジャバト・アル・ヌスラに渡されることになっていたようだ。

 「我々はこれらの兵器にとても興味があった。そしてまずいことには、この兵器の扱い方を間違ったものがいて、爆発を引き起こしてしまったのだ」と、Jと名乗る一人の要員がガヴラクに語った。

 彼の話は別のYという女性要員の話と似ていいる:「彼らはこれらの兵器が何か、どう扱うかなど語らなかった。我々はそれが化学兵器だとは知らなかった。我々はそれがまさか化学兵器だとは思わなかった」

 反政府グループ要員の父親でアブ・アブデル・モネイムという者がガヴラクに対して、「息子は二週間前に来て、運ぶように言われている兵器について、それがなんだと思うかと言っていた」と語り、それが「管のような形をしている」と語ったが、他の者たちは「大きなガスボンベみたい」だと言っていた。この父親はサウジアラビアの戦士でアブ・アイェシャという者が兵器を供給した、と言っている。

 アブデル・モネイムによれば、この兵器はトンネルの中で爆発し12人の反政府勢力の者たちが犠牲になったという。

 「インタビューした12名以上の反政府戦士らは、彼らの給料はサウジ政府から来ていると言っていた」とガヴラクは書いている。

 この内容が正しければ、アメリカのシリア攻撃への動きと完全に矛盾することになるだろう。デイル・ガヴラクの信頼性は非常なものだ。彼はAP通信の中東特派員を20年間やってきており、その他にも、NPRの仕事をし、さらにBBCニュースに記事も書いている。

 この話が最初に掲載されたウェブサイトである Mint Press(現在はこの記事のため膨大なアクセスがあり、その結果ダウンしている)は、ミネソタ州のキチッとしたメディアである。ミネソタ・ポスト紙が昨年このグループを紹介した。

 サウジアラビアが反政府グループに化学兵器を供給しているという話は、サウジがシリアのアサド大統領への支持をやめなければ、来年のソチでの冬季オリンピックにテロ攻撃を仕掛けるとロシアを脅したことを考えれば、驚くべき話ではない。

 オバマ政権は今日、アサドの政府軍がこの化学兵器攻撃の背後にいる、ということを証明するため、情報活動で得た内容を明らかにすることになっている。アメリカの高官らは、ニューヨーク・タイムズ紙に、アサド大統領とこの攻撃とを直接結び付ける「決定的証拠」はない、と言っているにもかかわらずだ。

 アメリカの情報関連高官らは、AP通信に対して、アサドの犯罪行為を証明するという情報は「決定打」にはならない内容のものだ、と語った。

 今週初めに我々が報じたように、盗聴された情報はシリアの国防省が、シリア化学兵器課に攻撃の数時間後に、問い合わせする電話を何度もかけてパニック状態であったということが示されているが、それはアサド大統領が命令したものではなかった、ということを示唆しているものだ。

http://rockway.blog.shinobi.jp/%E6%88%A6%E7%95%A5/%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%82%A2%E5%8F%8D%E6%94%BF%E5%BA%9C%E5%8B%A2%E5%8A%9B%EF%BC%9A%E5%8C%96%E5%AD%A6%E5%85%B5%E5%99%A8%E6%94%BB%E6%92%83%E3%81%AF%E8%87%AA%E5%88%86%E3%81%9F%E3%81%A1%E3%81%8C%E8%A1%8C%E3%81%A3%E3%81%9F%E3%81%A8%E8%AA%8D%E3%82%81%E3%82%8B


12. 2013年8月31日 22:15:20 : F909VCN3wP
反シリア政府軍に化学兵器を提供しているのはサウジアラビアの総合情報庁長官だとする推測が流れているが、この人物は有名な親米派で「911」の時には駐米大使

 シリアの反政府軍に化学兵器を提供しているのは、サウジアラビアのバンダル・ビン・スルタン総合情報庁長官だとする情報が流れている。毒ガス攻撃を受けたとされるゴータの医師、住人、反政府軍の兵士らはそう信じているようだ。

 住民のひとりで息子が戦闘員だったというアブ・アブデル・モネイムによると、サウジアラビア人戦闘員から提供された武器をトンネルで保管していたのだが、そこへ彼の息子がチューブ状の構造物と巨大なガス用ボトルを運び込んだことがあった。その息子は、化学兵器の攻撃があったとされる日に12名の仲間と一緒にトンネルの中で死亡したという。

 シリアやリビアでは、戦闘員の給与や武器はサウジアラビアやカタールから出ている。ゴータの場合はサウジアラビアがスポンサーのようで、チューブ状の構造物や巨大なガス用ボトルもサウジアラビアが供給した可能性が高く、その扱い方を知っていたのはアル・カイダ系のアル・ヌスラ戦線。

 アル・カイダがエジプトに設立していた訓練施設でリーダーを務めていたシェイク・ナビル・ナイイムによると、アル・ヌスラ戦線を率いているモハメド・アル・ジャウラニはCIAの工作員だと推測していた。この推測が正しいなら、CIAも化学兵器攻撃に関係している疑いが出てくる。

 2キログラムのサリンを持ったアル・カイダの戦闘員が5月27日にトルコで逮捕されたともいう。トルコの新聞が報道していたのだが、後にアダナ県の知事は否定する。トルコ政府の立場を考えれば、実際に持っていたとしても否定するだろうが。

 トルコ、あるいはヨルダンでアメリカや一部のヨーロッパ諸国は軍事会社を使い、反シリア政府軍に対して化学兵器の扱い方を訓練していたとも伝えられている。そのヨルダンでCIAの工作員、あるいはヨルダンやイスラエルの特殊部隊員から数カ月にわたって特殊工作の訓練を受けた部隊がシリアへ潜入したとも言われ、8月17日には250ないし300名、19日には300名が入り、ゴータを通ってダマスカスへ向かったとする情報がある。

 相変わらず、アメリカ政府はシリア政府が化学兵器を使ったと叫んでいるが、その具体的な証拠、根拠は示さず(あるいは、示せず)、修飾語を羅列した「報告書」でごまかすのが精一杯のようだ。強引に正面突破を図るしかないのだろう。

 ビン・スルタン長官は7月31日にロシアを訪問、ウラジミル・プーチン大統領と会談し、シリアから手を引くように求めたようだが、その際、石油取引を持ちかける一方、ロシア政府を脅したという。ソチで開かれるオリンピックを襲うとしているチェチェンの武装勢力をサウジアラビアはコントロールしていると語ったというのだ。状況によってはオリンピックを襲わせるとも聞こえる発言。もっとも、本当にこうした発言があったとするならば、逆効果だった可能性が高い。

 今回、注目されているビン・スルタン長官が現在のポストに就いたのは昨年7月。1983年から2005年まで駐米大使を務めていた。この間、アフガニスタンを中心とする工作でサウジアラビアはアメリカやイスラエルと連携、2001年9月11日には、アメリカを急速にファシズム化する切っ掛けになった出来事(911)があった。言うまでもなく、911とは航空機が世界貿易センターの超高層ビルに突入、ペンタゴンが攻撃された事件だ。

 この時、攻撃の直後にジョージ・W・ブッシュ政権はアル・カイダの犯行だと断定、アル・カイダと敵対していたイラクを先制攻撃した。最近ではリビアやシリアで体制転覆プロジェクトの手先としてアメリカはアル・カイダを使っていることが明らかになっている。そのアル・カイダにビン・スルタンは大きな影響力を持つ。911とは何だったのかが改めて問われなければならないだろう。

http://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201308310000/


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