米国と同盟国、アサド大統領命令の証拠つかめず
2013年 08月 30日 04:03 JST

［ワシントン　２９日　ロイター］ - 米国と同盟国は、シリアのアサド政権がほぼ確実に８月２１日に首都ダマスカス近郊で化学兵器を使用したと見ているものの、アサド大統領自身が使用を命令したかどうかは証明できないとの見解を示している。米安全保障当局者の話で２９日、明らかになった。

シリアの化学兵器使用疑惑に関する機密情報や、未公表の報告書などによると、米当局はシリア政府軍が化学兵器による攻撃を行ったと強く確信。アサド政権側に責任があるとの見方を示している。

ただ、米当局はアサド大統領自身が化学兵器の使用を命令したかどうかを示す証拠は得られていないという。

米安全保障当局、および米国の同盟国政府に近い筋によると、化学兵器を使用するとの決断は、シリア政府高官ではなく、戦闘現場の司令官が下した可能性がある。

米諜報当局は、戦闘現場と中央司令部との間の通信を傍受。ただ関係筋は、この通信記録からも、アサド大統領、もしくは直接の部下が化学兵器の使用を指示したことは明確に証明できないとしている。

米国の有識者は神経ガスの一種であるサリンが使用されたとの見方を示しているが、関係筋によると、サリンの使用を科学的に裏付ける作業はまだ終わっていない。

シリアの化学兵器使用疑惑について、ケリー国務長官、ヘーゲル国防長官のほか、ライス大統領補佐官（国家安全保障担当）やクラッパー国家情報長官らがこの日、米東部時間午後６時（日本時間３０日午前７時）に議会幹部らに対し、ブリーフィングを行う。

http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTJE97S03320130829 　

コメント
01. 2013年8月30日 08:08:24 : 7OpGsifAXA 軍事的に使う理由がない。ましてや首都近郊などで。そこで使う理由があるとすれば、アメリカの参戦の口実を作りたい場合だけだ。
02. 2013年8月30日 11:34:36 : 7wJCqOq2nZ 化学兵器虐殺の実行犯は反政府勢力さ。 侵略や政権転覆の口実を作るため自作自演した９１１やトンキン湾事件と同じく、米国が仕組み子飼いの反政府勢力にやらせた謀略犯罪である。 反政府勢力の実態は、米英が軍事訓練して育て資金を与えられたアルカイダらが主導する国外勢力である。シリア人民の蜂起でもなんでもない。
03. 2013年8月30日 11:58:48 : ZL0J5B5WAY こんな茶番をまあ米国も恥ずかしげもなくやれるよ。 米国でもシリアでもない、中立的な第三国の捜査発表ならともかく、サリンの使用があれば攻撃するとまえもって予告していた当の国が発表した都合のいい報告などだれが信用できるか。 あほんだら。
04. 2013年8月30日 12:22:12 : 7wJCqOq2nZ 米英が起こす戦争は、過去も将来もすべて↑と同じく自作自演で侵略の口実を作るというワンパターンなので、皆ちゃーんと覚えておくように。 米英の言う証拠とはいつも「情報機関の情報によればー」とか「（子飼いの）反政府勢力の証言によればー」とか「過去の例からすればー」とか挙句の果ては「（相手が）やったのは確実だ。やってないという者は非国民だー」などなど何の物証もないものばかりである。 死体が山ほど転がってるの見せてもそんなものは相手がやった証拠でもなんでもない。 逆にこれらが、米英が自作自演をして相手に濡れ衣を被せようとしているいい証拠である。 「でっち上げだろうとなんだろうと、とにかく侵略してないと国の軍事経済が成り立たない。」 これが戦争国家米国の本音である。米英は人類の敵である。
05. 2013年8月30日 12:27:11 : 7wJCqOq2nZ >>04訂正 ×　↑ ○　>>02
06. 2013年8月30日 18:45:07 : XUd48KYCio しょんべん撒き散らしたがるように劣化ウラン弾撒き散らし、地球を汚したい

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