http://www.asyura2.com/13/warb11/msg/571.html
Tweet |
--------------------
シリア関係・識者談話
◇軍事介入論、腰砕けも=イスラム過激派の伸長必至
中東調査会の高岡豊研究員の話 シリアの反体制派は内戦の当初から自力で勝利する要素はなく、外国の干渉を引き寄せる戦略だった。現在アサド政権にとって化学兵器を使うことにメリットはない。状況からして軍事介入を招く口実として反体制派が持ち出した可能性がある。どちら側が使用したかという事実関係の検証はほぼ不可能で、軍事介入に踏み切るかどうかは政治決定の問題だ。
ただ、実際にどのように介入し、どの程度の規模の戦力を投入するかといった話は表面化していない。過去の経緯から判断しても軍事介入論は腰砕けになる可能性がある。アサド政権だけを攻撃しても、反体制派の主力を構成するアルカイダ系のイスラム過激派が伸長するだけだ。過激派が台頭することになり、国際社会にとっては政策的な矛盾が生じ、戦略的に成功する可能性は皆無だ。アサド政権の空軍力や陸上の兵力をたたけば、戦況自体は反体制派にとって有利な状況に変わることも考えられるが、過激派が一段と台頭すれば、(アサド大統領が属する)少数派アラウィ派やキリスト教徒などの虐殺に走り、内戦はますます激化するだろう。(時事)
高岡豊(たかおか・ゆたか)(2013/08/27-16:33)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2013082700646
-----------------
アルカイダ系組織、シリア政府への報復を予告=米シンクタンク
2013年 08月 28日 17:45 JST
[ドバイ 28日 ロイター] - アルカイダ系組織「イラクとレバントのイスラム国(ISIL)」は、シリアのアサド政権がダマスカス郊外で化学兵器による攻撃をしたとされる疑惑について、シリア政府の軍施設などを標的にした「火山のような報復」を予告した。
イスラム系武装勢力の動向を監視している、ワシントンに本拠を置くシンクタンク、SITEが27日深夜に伝えた。
ISILはシリアで活動する8つの分派との会合後声明を出し、「集結した分派は、シリア政権が東グータ(ダマスカス近郊)にいるわれわれの仲間を、最近の化学兵器による殺害を含め虐殺したことに対し、火山のような報復を実行することを決定した」と表明した。
声明は26日付となっている。
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPTYE97R06820130828
関連
アサド政権が崩壊すればアルカイダがシリアも支配する
http://www.asyura2.com/13/warb11/msg/558.html
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。