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2013-08-25 陽光堂主人の読書日記
シリアの首都ダマスカス近郊で化学兵器が使用され、国際的な大問題となっていますが、政府側・反政府側が互いに批判し合う中、新たな動きが報じられました。シリア政府軍が、反体制派地域で兵器用の化学物質を発見したそうです。
「産経ニュース」は、本日付で次のように報じています。
(http://sankei.jp.msn.com/world/news/130825/mds13082508110001-n1.htm)
【シリア化学兵器疑惑】反体制派地域で化学物質発見 国営テレビ報道
シリアの首都ダマスカス近郊で化学兵器攻撃により多数の市民が死亡したとされる疑惑で、シリア国営テレビは24日、アサド政権の軍部隊が、ダマスカス近郊ジョバルの反体制派支配地域にあるトンネル内で兵器用の化学物質を発見したと報じた。
報道の真偽は不明。ジョバルに展開した部隊には、呼吸ができない状態になった兵士もいたとしている。ジョバルではほかにも、化学物質を吸い込んだ後に使用される薬やガスマスクも見つかり、反体制派が自らを守るために準備したとの見方を伝えた。
フランス公共ラジオによると、反体制派の統一組織「シリア国民連合」は24日、この報道について「アサド政権のうそだ」と述べ、化学兵器使用をあらためて否定した。(共同)
反政府勢力はでっち上げの前科がある上に、動機も充分ですから、限りなく怪しいと言えます。また、化学兵器が使用されたということ自体、捏造されたものではないかという見方も浮上しています。犠牲者とされる人たちの映像が不自然だからです。
「櫻井ジャーナル」は、本日付記事でこの点を採り上げており、以下該当部分を引用します。
(http://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201308240000/)
シリア政府軍が化学兵器を使ったという反政府軍の主張が崩れ始める中、米軍は巡航ミサイルでの攻撃を準備中で艦船をシリアへ接近させているという情報が流れている
アメリカの国防総省はシリア政府軍に対する巡航ミサイルでの攻撃を準備中で、艦船をシリアへ接近させているとする情報をCBSのエグゼクティブ・プロデューサーのチャーリー・ケイがツイッターで流している。
シリア政府軍が化学兵器を使ったという話に呼応したものだろうが、この話を裏付ける証拠は未だに提示されず、それどころか化学兵器の専門家から疑問の声があがっている。看護している人が防護服を着ていないこと、犠牲者とされる人びとの状態が兵器級の化学兵器を浴びたとは思えないこと、あるいは口元の泡の色や状態が不自然なことなどを指摘する人が少なくない。すでにロシアは反政府軍側の主張を否定、シリアの体制を転覆させようとしてきたBBCの記者ですら疑問を投げかけている。
ただ、有機リン酸系の神経ガスが使われた症状は出ているようなので、それがどこからきたかということになる。可能性はいくつかある。兵器級の化学兵器でないとするならば自家製ということがまず考えられるが、リビアから持ち込んだ、あるいはヨルダンで手に入れたということもありえる。
(後略)
確かに、看護している人たちが防護服を着ていないのは不自然です。我々日本国民は地下鉄サリン事件を経験していますから、あの時の物々しい出で立ちを思い浮かべると、違和感を禁じ得ません。少なくとも、「兵器級の化学兵器」ではなかったようです。(エキストラが芝居しているなんてことはないと思いますが、シリアでは以前にもヤラセ映像が流れていますから、迂闊に信じることはできません)
NATO諸国は、でっち上げでも何でも行って介入の口実にしたいのです。米国は既にその気で準備していて、CNNは昨日付で次のように報じています。
(http://www.cnn.co.jp/world/35036346.html)
米、シリアの空爆標的見直し 巡航ミサイル攻撃を想定
ワシントン(CNN) 米国防総省高官は24日までに、シリア内戦に関連し、オバマ米政権が軍事手段を含めた介入拡大に踏み切った場合に備え、シリア内の空爆の標的などを新たに見直したことを明らかにした。
空爆ではシリア領空への侵入が必要な戦闘機には頼らず、巡航ミサイルの利用を想定。標的は、アサド政権の省庁ビルや軍事施設だが、政権軍の部隊や兵器類などは常に移動しているため空爆を実施する上で調整が必要としている。
米軍は今年4月、超党派の米連邦議会議員の圧力を受け、シリアへの軍事介入の選択肢などを大幅に修正。今回は空爆の標的リストをより包括的に見直したとしている。
同高官によると、この見直し作業は、オバマ大統領がシリア情勢への軍事介入を強めた場合、取り得る選択肢の範囲を示すのが狙い。ただ、米ホワイトハウスで22日開かれた安全保障関連会合ではいかなる決定も下されなかった。
(後略)
米国は、シリアにミサイルを打ち込むつもりのようです。来月5日からロシア・サンクトペテルブルクでG20が開かれますから、そこで調整した上で攻撃という運びになると思いますが、スノーデン事件のこともありますから、G20前にぶっ放して会議自体を吹き飛ばし、ロシアに恥をかかせるという展開もあり得ます。(オバマは本音ではそんなことを望んでいないと思いますが…)
我らが安倍晋三は、G20を途中からすっぽかして7日にブエノスアイレスで行われる国際オリンピック委員会(IOC)総会に出席し、演説するそうです。金をたくさんバラ撒いたので東京に内定したとの情報を得て、ドヤ顔で演説し、自分の手柄とするためです。
内定情報はガセかも知れず、その場合は大恥をかくことになります。G20をすっぽかしたらプーチンの不興を買いますし、国益を損ずること甚だしいものがあります。まあ、安倍なんかいてもいなくても同じなんでしょうが…。
G20の最中にシリア空爆が始まるとの情報を得て、アリバイ作りのために逃げ出すのかも知れませんが、そんな機密情報を教えてもらえるとは思えず、単なるおバカの行動と見るより外ありません。
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