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2013年8月 4日 [国際事務局発表ニュース]
エジプトでは7月27日から28日にかけての治安部隊とデモ隊の衝突で、90名もの死者が出た。これは、治安部隊が再び実弾を使用するなど過剰な武力を行使した結果であり、治安部門の改革が急務である。
治安部隊は7月27日、モルシ元大統領を支援するデモ隊を排除するため、実弾が入った銃と催涙ガスを使用した結果80名の死者を出した。また、アレキサンドリアでも衝突があり、治安部隊の発砲で10名が亡くなった。
内務省は、抗議者排除に実弾を使ったことを否定しているが、負傷者、目撃者、さらにアムネスティが取材した医療関係者やビデオなどの証言内容から判断して、内務省の説明は受け入れがたい。
カイロの遺体安置所には28日に80の遺体が運び込まれた。直ちに行われた63遺体の解剖の結果、51名が小銃弾で、8名が散弾銃、3名が両方の銃で撃たれていた。1名には頭蓋骨骨折の跡があり、8遺体からは拳銃やライフル銃の銃弾が摘出された。
アル・フセイン大学病院の医師の話では、患者の6割は背後から撃たれていた。
アムネスティは、エジプト当局に対し、治安部隊を統括する法律を国際的人権基準に準拠させるよう求めている。
市民に犠牲者を出しても治安部隊の責任はまったく問われないという風土の中では、治安機能を果たすことはできない。新政府は先送りにされてきた治安部門の改革を優先すべきである。抗議への対応を見直しして、更なる流血の回避に努めなければならない。
アムネスティ国際ニュース
2013年7月29日
http://www.amnesty.or.jp/news/2013/0804_4096.html
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