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2013/8/1 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
先週末行われた朝鮮戦争休戦60周年記念の北朝鮮軍事パレード。核兵器部隊の存在感を示すため「放射能マーク」を付けた部隊が登場した以外に新味はなかった。ただスカッド、ノドン、ムスダン、KN―8と4種類の弾道ミサイルをわざわざ見せたのは印象的だった。
このパレードと、約2週間前に起きたパナマの事件を合わせて分析すると、ひとつの興味深い特徴が浮かび上がる。キューバの兵器を積んでいた北朝鮮貨物船がパナマで捕まった事件である。
外貨稼ぎのため、脇目も振らず武器商人に集中する北朝鮮の姿がそこに見える。
軍事パレードで見せた4種類のミサイルは既に輸出商品になっているようだ。他方、パナマで捕まった北朝鮮船は、キューバから修理を請け負った旧式ソ連製兵器を輸送中だった。
昨年、アゼルバイジャンに米国製拳銃と北朝鮮製ミサイルを輸出しようとして逮捕された英武器商人マイケル・レンジャー(66)が興味深い証言をしている。
国連安保理北朝鮮制裁委員会の調査で、彼が北朝鮮ミサイル輸出の詳細を証言していることが分かった。それによると、北朝鮮の輸出用ミサイルは射程3500キロ以下。@中距離2基・長距離1基A中距離1基・長距離2基――など、3基以上がワンセットで1億ドル(約100億円)以上という。ただし、この場合の長距離は3500キロ程度という意味だろう。射程はスカッドB300キロ、ノドン1300キロ、ムスダン3500キロ、KN―8は2500〜6000キロと推定される。国連、米国の厳しい監視下にあるのに、シリアやイランへの武器輸出への成功例は多々あるようだ。
パナマで拿(だ)捕(ほ)された北朝鮮船の事件も詳細が分かった。船名は「清川江号」。船内から発見されたのはS2、S75、S125地対空ミサイル(SAM)、さらに解体したミグ21戦闘機2機など、いずれも旧ソ連製の旧式武器。キューバが主張するように、北朝鮮で修理するため輸送中だったようだ。
キューバ産砂糖1万トンと一緒に積載されていたことから、砂糖とのバーター取引の可能性が大きい。昨年、別の北朝鮮貨物船2隻が同様の航路を通った。キューバは北朝鮮の顧客のようだ。修理代が砂糖だと外貨は稼げないが、キャンディーにして国民に配る計画だったとみられる。
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