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エジプト:モルシ支持者の人権を認めないのか  アムネスティ・インターナショナル
http://www.asyura2.com/13/warb11/msg/422.html
投稿者 ダイナモ 日時 2013 年 7 月 20 日 00:37:02: mY9T/8MdR98ug
 

エジプト当局によって逮捕された数百名のモルシ元大統領支持者は、その法的権利を認められていない。

アムネスティが得た被拘禁者らの証言によると、彼らは逮捕時、電気ショック棒を押し付けられ、ライフルの銃床で殴られた。

当局は、このような虐待の申し立てを即刻調査すべきだ。
加えて、この2週間で検挙され、扇動や暴力行為容疑で起訴に直面している人たちの法的適正手続の権利を尊重しなければならない。

弁護士がアムネスティに話したところによると、モルシ元大統領が7月3日に追放されて以来、カイロだけで660名以上が逮捕された。その中にはムスリム同胞団と同胞団系の自由公正党の幹部が含まれている。多くは、7月8日、大統領警護隊本部前で警官との衝突で逮捕された人びとだ。この衝突では、少なくとも51名のモルシ支持者が死亡している。

約650名の容疑者に対し最終的には釈放命令が発行されたが、弁護士の話では多くの人びとが1000から5000エジプトポンド(1万4000−7万円)の保釈金が払えず、いまだに拘束されている。退陣させられた大統領と彼の補佐官たちの居所はいまだにわからない。

こうした拘束状況は強制失踪を意味するのではないかと、アムネスティは危惧している。問い合わせた家族には、居場所や今後についての情報は提供されていない。裁判官や弁護士に接見することもできないようだ。

国際法のもとでは、当局は拘束している容疑者を速やかに釈放するか、具体的な容疑で起訴しなければならない。自由を奪われた人びとには、法廷で拘禁の非合法性を申し立てる権利がある。また弁護士や家族に連絡を取り、医療を受ける権利がある。弁護士には、妨げられることなく依頼人を支援することが認められなければならない。

アムネスティはエジプト当局に対して、大統領警備隊本部周辺で逮捕された被拘禁者が暴行を受けたという申し立てを徹底調査するよう、強く要求する。暴行にはライフルの銃床での殴打や電気ショックもあったという。申し立てには、警察署内で国家安全保障局の諜報部員らしい人物から目隠しされて尋問を受けたというものもあった。ムバラク時代の不気味な取調べが思い起こされる。最近釈放された被拘禁者たちの話では、家族や弁護士に電話をかけることも認められなかったという。

少なくとも9名のムスリム同胞団幹部らが拘束されており、精神的指導者ら同胞団の重要人物には逮捕状が出ている。ムスリム同胞団の主任弁護士もまた、カイロ南部の刑務所に収容されている。

7月3日、軍が大統領排除を発表した直後、モルシ元大統領を支持するテレビ局が少なくとも6局、放送を妨害され、スタジオの家宅捜査を受けた。翌日、自由公正党は国営の印刷所に党新聞の印刷を断られたと発表した。検察庁は7月14日、ムスリム同胞団とその支援団体に関係する14名の資産を凍結した。

アムネスティ国際ニュース
2013年7月17日


http://www.amnesty.or.jp/news/2013/0719_4067.html  

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コメント
 
01. 2013年7月20日 03:19:36 : ETsdGDD3eI
イスラムとの戦いでは、「人権」を認めたほうが負けでしょうね。
もっともイスラムが人権なんか認めるわけないけど

02. 2013年7月20日 09:19:10 : nJF6kGWndY

人権を口実にバカな先進国の人権派から金と支持を集めるが、自分達は、こっそり人権を無視するというのが合理的だろう

03. 2013年7月20日 11:35:31 : 9WZRxWWgvE
アムネスティはこれまで無実の政治犯の釈放運動に努力し成果をあげている。
しかし、エジプトの民衆プラス軍部によるクーデターではアムネスティの本来の、

立ち位置に戻って行動すべきだろう!モルシ元大統領とムスリム同胞団は、パレスチナへの
食糧医薬品の人道的支援ルートエジプトからの地下トンネルをすべて閉鎖してしまった人達

です。そして、大統領警護隊は軍事施設で、そこへモルシ派がデモ隊をだし、アルカイダ系武装集団が先に銃撃を仕掛け、警護隊司令部指揮官が死亡して居る。襲撃犯を探し、

元大統領が関与しているか?当然調べなければなら無い。
エジプト人民400万人が参加して、モルシの悪政を打倒した第2革命にケチを着けたいオバマやネタニヤフのパシリマスコミ報道に騙されない等に!


04. 2013年7月27日 00:30:16 : niiL5nr8dQ
エジプト軍、モルシ氏を殺人や誘拐などの疑いで拘束=国営通信
2013年 07月 26日 23:05 JST
[カイロ 26日 ロイター] - エジプトの国営中東通信(MENA)は26日、軍部が大統領職を解任されたモルシ氏の身柄を、兵士の誘拐や殺害などの疑いで引き続き拘束していると伝えた。

軍部はこれまで、モルシ氏の拘束は安全を確保するためとしていた。この報道によって、この日同氏の反対派と支持派が行う予定の大規模集会を前に緊張感が高まる可能性がある。

MENAによると、モルシ氏はイスラム原理主義組織ハマスと共謀したことに加え、囚人や役人を意図的に殺害、兵士や役人を誘拐したなどの疑いがかけられている。こういった疑惑はモルシ氏がムバラク元大統領に対する暴動が起きた2011年に逮捕され、その後脱獄したことに関連している。これにより引き続き拘束する法的根拠があるとしている。

モルシ氏は今月3日に軍部によって解任されて以来拘束されている。同氏の出身母体であるイスラム組織ムスリム同胞団は疑惑を否定した。

軍部トップのシシ国防相は国民に対し、モルシ氏の解任以降続いた暴力的な行為を取り締まる権限を軍に付与するため、この日全国的に結集することを呼びかけている。軍の当局者によると、軍は同胞団に対して、27日までに抵抗をやめ、軍が設定した選挙に向けたロードマップに同意するよう求めた。

この日の早朝に数百人の軍部支持者はカイロ中心部のタハリール広場に集まったが、ラマダン(断食月)のため、この日の断食が終わる夕方以降に集会は最も拡大する可能性がある。

同胞団は対抗するデモの集結を呼びかけている。

これまで1カ月にわたる衝突で既に200人近くの死亡者が出ている。その多くはモルシ氏の支持者だ。

米国政府は軍部に対し、この日の集会での「最大限の自制と警戒」を促した。


05. 2013年7月27日 00:35:56 : niiL5nr8dQ
エジプト軍が暴力行為取り締まる姿勢、米はクーデター認定見送り
2013年 07月 26日 16:04 JST
[カイロ/ワシントン 26日 ロイター] - エジプトの軍部トップ、シーシー国防相は、イスラム組織ムスリム同胞団出身のモルシ氏が大統領職を解任されて以降、国内で続く暴力的な行為を取り締まるための「権限」を軍に付与するよう国民に呼びかけた。

軍の当局者はモルシ氏を支持する同胞団に対して、27日までに抵抗をやめ、軍が設定した選挙に向けたロードマップに同意するよう求めた。

この当局者はロイターに対し、先制攻撃はしないものの、暴力的な行為の呼びかけなどには厳しく対応すると述べた。

一方、米政権の当局者は、エジプトで軍事クーデターが起きたかどうかの判断を下す計画はないと明らかにした。対エジプト支援の凍結に関する決定が見送られ、支援が維持されることになる。

米国では、クーデターで政権が転覆した場合、その国に対する支援を凍結するよう法律で定められている。

当局者は「クーデターが起きたかどうか公式に認定するよう法律で義務付けられていない」と指摘。「そうした決定は米国の国益にならない」と述べた。


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