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2013年7月18日 [国際事務局発表ニュース]
アムネスティ・インターナショナルは、イスラエル当局がパレスチナ人人権活動家のナリマン・タミーミさんとその家族に対して、執拗ないじめと司法的嫌がらせを行っていることを強く非難する。
当局は7月4日、抗議行動への参加を妨害するため、タミーミさんを部分的な自宅軟禁に置いた。彼女は来週裁判を控えている。
この軟禁はタミーミさんと家族、同じ村の人びとへの最近の執拗な嫌がらせで、これまでも同様の人権侵害が繰り返されてきた。当局は、このような恣意的な制限を即時解除し、起訴も取り下げるべきだ。
タミーミさんは6月28日、別の活動家のラナ・ハマディさんとともに逮捕された。ナビ・サレの村人たちが土地を奪われたことに抗議して、近くの泉に向かって歩いていた時のことだった。2009年、イスラエル人入植者たちは、ナビ・サレ村近くのアル=カウズ泉を占拠した。違法な入植地は現在、軍により保護されている。
抗議行動の間、ひとりの兵士が紙切れをちらつかせながら、「もし立ち去らないなら逮捕されることになるよ」と近づいてきた。立ち去ろうとすると、複数の兵士に逮捕された。その後、タミーミさんとハマディさんは「封鎖軍事地域」に入ったとして起訴された。
翌週の7月1日に保釈された後、裁判所は彼女たちに部分的な自宅軟禁の判決を下した。その結果、抗議行動を行う毎週金曜日は午前9時から午後5時まで自宅を出ることができなくなった。
2人は、イスラエル人入植者が土地を違法に奪取したことに平和的に抗議するという基本的人権を否定されている。また、司法当局はこの人権の行使を罰するために、誤った法的手段を使っている。
逮捕後、タミーミさんは、2人がどのような状況に置かれたかを、アムネスティ・インターナショナルに語ってくれた。足かせを着けられて拘禁されたり、車内で一晩中勾留されたりした。イスラエル人男性囚人たちを乗せたバンに入れられて、罵声と身体的脅迫を受けたこともあったそうだ。
彼女はこれまでにも何度か逮捕や自宅の強制捜査を受けてきた。夫のハッセンさんは少なくとも2回、投獄されており、良心の囚人として拘禁されている。
兄弟のルシュディさんは昨年のデモの際にイスラエル軍兵士から背中に実弾を撃ち込まれ、2日後、病院で亡くなった。家族が病院に連れて行こうとするのを、イスラエル軍兵士がわざと遅らせようとしていたことを示すビデオがある。軍による継続的な蛮行だ。
イスラエル当局は、活動家たちとその家族を脅して沈黙させるためにあらゆる手段を用いている。当局は、自らの権利のために立ち上がる人びとを狙って嫌がらせを続ける腹づもりだ。
アムネスティ国際ニュース
2013年7月4日
http://www.amnesty.or.jp/news/2013/0718_4066.html
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