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中東不安定化を狙って誘発されたエジプト転覆/田中宇(2013年7月18日)
http://www.asyura2.com/13/warb11/msg/414.html
投稿者 仁王像 日時 2013 年 7 月 18 日 21:30:34: jdZgmZ21Prm8E
 

 下の数行だけから判断すると、事を起こした黒幕(があるとすれば)は少なくともイスラエルや米国ではないことになる。ハテ、有料部分には何が書いてあるのか。
 これまでの田中氏の主張から類推すると、今回の事件(反革命クーデター)は、「多極主義者」の仕業とでも言うのであろうか/仁王像


◆中東不安定化を狙って誘発されたエジプト転覆/田中宇
  http://www.tanakanews.com/
 【2013年7月18日】 中東では米国覇権が低下するとともにエジプト、トルコ、イランの地元3大国の国際影響力が増していた。今回、エジプトの政権転覆と、今後予測される内戦的な混乱で、地元3大国のうち、エジプトが国際的に使いものにならなくなる。今回のエジプトの政権転覆には、米国の影響力低下後の中東における安定を崩そうとする意図と、イスラエルの国家存続を危うくしようとする意図が見える。 (以下、有料)  

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コメント
 
01. 仁王像 2013年7月18日 21:36:51 : jdZgmZ21Prm8E : yBXkNnU5aM
 (関連)
 http://www.asyura2.com/13/warb11/msg/404.html#c1

02. 仁王像 2013年7月18日 22:00:16 : jdZgmZ21Prm8E : yBXkNnU5aM
 (所感追加)

 田中氏は「世界権力」という用語は使用していないが、「多極主義者」というのは世界権力の別動隊であると置き換えると(端的に世界権力の別称でもよい)、整合性が取れないことはない。

 田中氏の指摘する多極主義者の意図するところは、米国を頂点とする世界覇権の構造を解体していくことにあったと思う。その理由は、世界金融勢力がもっと儲け易い世界の構造に再編していくなどということではなかったかと思う。(有料部分を読んだ方、わずかなヒントでも示唆いただけないか)

 世界権力というのは、用済みになれば米国という国家さえ使い捨てにしていく、ということだろう。


03. 2013年7月18日 22:38:42 : EgIcZ1ikOI
>>02

グローバル化された今日では国家という枠組みの重要性が著しく低下している。
特にアメリカのような多国籍超巨大企業が政治、経済を動かしている国家では、アメリカという国家自体が企業の下請けのような存在になりつつある。


そう考えると多極主義とは国家の枠組みを超えたグローバル化した社会を指しており愛国心などはいずれ消滅する運命なのだろう。


皮肉なことに国家主義者の安倍がやっているアベノミクスやTPPなどによって日本もグローバル化によって愛国心などは意味をなさない時代がやって来るかもしれない。


安倍自身には考えもつかないことだろうがw


04. 2013年7月18日 23:41:44 : 9WZRxWWgvE
有料版で仁王像様に関連したところは以下のところか!

♪♪ オバマ自身は、09年のカイロでの演説でイスラム世界と米国との協調を呼びかけ、中東を安定や経済発展に誘導しようとした。しかしオバマ政権内には、大統領の命令を聞くふりをして逆の動きをする右派が多く入り込んでおり、彼らが一方でエジプト軍部にクーデターをそそのかし、他方で情報操作によってオバマがクーデターを容認するしかないと考えるように仕向け、今日の事態を生んだと推察される。 (Does the United States not know what's happening in Egypt?)

コメント
オバマが相反する行動をとっているのには原因があると述べている。のは同感なのですが、
引きずり降ろされ軍に軟禁中のモリス元エジプト大統領とムスリム同胞団はシリア反政府勢

力を支援し、ネタニヤフと協調してパレスチナへの食糧医薬品地下トンネルルート6本を全部閉鎖してしまった。内政は経済失政と性急なイスラエル化で、400万人とも言うデモ隊が再選

挙を要求した第二革命に立ち上がりエジプト軍がバックアップしクーデターによって政権を倒した。
オバマの相反する行動の解釈(多国主義者)はアメリカ国内にヒラリー失脚後の国防省派とCIA派の暗闘の力関係の結果としてエジプトではデモ隊にエジプト軍がついた(CIA派が敗北した)

ネタニヤ・ネオコン(CIA派)はシリアでもドジを踏んでいる。アサド軍は最前線で戦い、プーチンが指揮をとっている。ロシア中国シリアイランなどBRICsの勢力が強化され逆転して来

ているのかもしれ無い。NSAを動かしているのははイスラエルであることが、スノーデン氏によってリークされている。米英巨大証券会社がNSAの盗聴を使って株価操作を行っている

ケネディの娘、キャサリン駐日アメリカ大使として赴任する様であり、プーチン大統領と組めば日本再生が始まる。
日本管理委員会も


05. HIMAZIN 2013年7月18日 23:58:18 : OVGN3lMPHO62U : Oei7pdOiBg
>>02

有料メルマガを購読しておる者です。
概ね仁王像さんの考えてる通りに読み取れました。

田中氏はモルシ政権について、米イスラエルにとって都合の良い政権だったとの見方をしてますね。
まあ「ホワイトハウスにとって」ということであり、「右派」は政権転覆を喜んでいるとのことです。

個人的にはイラン、トルコ、エジプトあたりで自立した政権が協調できる体制が出来上がっていければ良いと思うのですが、道のりは困難なようですね。


06. 仁王像 2013年7月19日 05:36:15 : jdZgmZ21Prm8E : 90v75fqqcE
>>04 >>05

 貴重な情報、誠に有難うございました。


07. グッキー 2013年7月19日 16:18:25 : Cbr3d6O9vj7Mc : OIxNYWfJog
田中氏の考えている多国化主義というのは
どうも無理が有ると思うんですが。

中国、ロシア、インドの存在をどう捉えるかなのですが。
アメリカ覇権が無くなれば、今の国際金融勢力が、
中国、ロシア、インドの資本に飲み込まれる
脅威は無いのでしょうか??


08. 仁王像 2013年7月19日 20:36:57 : jdZgmZ21Prm8E : vF20YJkLcY
>>07

 疑義はあって然るべきでしょうね。
 田中氏はわれわれ一般人とはけた違いに大量の情報に接してきて、多極主義者の存在という仮説に至ったはずで、それなりに尊重しています。
 マクロな政治現象が合理的に説明できれば、その仮説はかなり確からしいとは言えます。逆に言えば、このような仮説を導入しなければ、マクロな政治現象をとても合理的に説明できない、と思ったに違いありません。

 もう一つそれをプッシュするのは、『次の超大国は中国だとロックフェラーが決めた』(ヴィクターソーン著)’06年があり、内容には非常な説得力があります。本のタイトルは訳者の副島隆彦が付けたと思われるが。内容的には、米が数々のフシギな技術移転を中国に対して行ってきたことが書かれていることから、このタイトル付けにムリはないと思う。

 さらに一つ、『共産中国はアメリカが作った G・マーシャルの背信外交』というやはり副島訳(’07年頃)がある。著作はなんと半世紀も前に、ジョセフ・マッカーシーによって書かれたもの。マーシャル将軍の不可解な行動が克明に追跡されている。その内容から、このタイトル付もムリのないものと思う。

  米国は、ロス茶のエージェント・ロックフェラーによって支配されている国。

 これらを勘案すると、次の覇権の構造は中国を中心にして形成されていくのではないかということ。米国の覇権が後退し、(一旦)多極化するというのはその過渡期の姿としては有り得るのではないかと愚考している。

 「中国、ロシア、インドの資本に飲み込まれる」とありますが、これらの資本が国際金融権力(金融マフィア)から完全に独立したものである、ということが十分に論証されない限り、あまり意味がないのではないかと思います。

 ちなみに、覇権国の変遷は、スペインが100年、その後のイギリスが100年(牧野f)、後を引き継いだ米国が70年になろうとしている。都市やインフラに耐用年数があるように、”使い勝手の良い国家”(国家の旬な時期)にも耐用年数があると見ることもできる。


09. グッキー 2013年7月19日 21:18:54 : Cbr3d6O9vj7Mc : OIxNYWfJog
>>08

時代の趨勢が多極化に向かっているというのは分かります。
しかしそれが国際金融マフィアの望むことなのかということなのです。
田中氏は望んでいると見ている。

中国、ロシアの資本は国際金融マフィアとは別個のものと考えているのです。
何故なら共産中国に護られている。プーチンの強権に護られていると
考えるからです。

別個のものならアメリカ覇権が終わり、ドルが下落していけば、
相対的に中国資本、ロシア資本の力が強まっていくことに成ります。
ウォール街より中国資本の力が強くなる、
そういうことを望むのかという疑問です。


10. 仁王像 2013年7月19日 21:37:26 : jdZgmZ21Prm8E : vF20YJkLcY
>>09

 私は田中氏ではないので、これ以上のことは分かりません。
 田中氏の多極化というのは次の覇権国家誕生までの過渡期として私流に理解しているということで、田中氏の考え方とはおそらく違う(わからない)。

 多極主義者を世界権力のエージェントと見立てたのも私の考えで、田中氏がどう考えているかは分かりません。


11. 2013年7月23日 10:48:35 : tFRFggrdNU
「平和」や「地域の安定」は兵器産業や軍隊にとって一番の脅威だ。
とにかくいつも争っていてくれなくては困るんだよ。
おまんまの食い上げだ。
長期安定政権なんて、迷惑この上ない。
火付け役ならお任せあれ。

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