http://www.asyura2.com/13/warb11/msg/329.html
Tweet |
東村高江のヘリパッド問題からオスプレイの配備までを描いた琉球朝日放送制作のドキュメンタリー「標的の村」がギャラクシー賞テレビ部門で優秀賞を受賞した。
「標的の村」はアメリカ軍のヘリパッドの建設に反対する高江区の住民の苦悩を5年間追いかけた作品で、3日東京で行われた授賞式で優秀賞の受賞が発表された。
<番組概内容>
沖縄県高江集落は、周りを米軍演習場に囲まれているので兵隊が民家の近くまで現れることが度々ある。また、米軍ヘリパッドには死亡事故が多い垂直離着陸機オスプレイがやってくる。人口160人の高江集落は、円周上にヘリパッドに囲まれている。高江に住む安次嶺さんは、家の近くにオスプレイの離着陸が行われると困ると座り込んだら国から逮捕された。
安次嶺さんは高江の森に惚れ込んで、子どもたちをこういう自然の中で育てたいと語り、川沿いに自宅兼カフェ「山甌」を開いていた。ただ、オスプレイ配備により高江に住めなくなる事への不安から、高江区民とともに、那覇防衛施設局にヘリパッド建設を抗議。座り込みテントを作り、生活を犠牲にしながらも説明を求めるため座り込みを続けた。
そんな中、住民15人が突然法廷に引っ張りだされた。国が国策に反対した住民を訴えるを起こしたのだった。訴えられた中には、現達さんの妻・雪音さんや7歳の娘さんもいた。安次嶺さんによると、娘は現場に行ってもいないし通行妨害の証拠にも娘の写真はなかったという。
アメリカでは力ある団体による弾圧・恐喝目的とおもわれる個人を訴える裁判をSLAPP裁判と呼び、多くの州で禁じている。仮処分では住民の会代表2人が通行妨害禁止命令を受けた。
住民の会代表2人が仮処分を受けたことで反対運動は萎縮してしまった。オスプレイについて国はひた隠しの姿勢を貫いている。ヘリの軍事訓練が常に行われていることで住民はベトナム村と同じ状況だ。
http://www.qab.co.jp/news/2013060443654.html
(以上張り付け)
(以下感想)
沖縄は、太平洋戦争下の日本で唯一、地上戦が行われた場所だ。「鉄の暴風」と呼ばれ、12万人が犠牲になった。そのうち10万人は民間人の犠牲者だ。沖縄県民の4人の一人にもなる。
逃げまどって爆死したり、集団自決で自分たち同士殺し合ったり、日本軍に殺されたり、想像もできないようなことが起きた。
ほとんど知られいないことだが、民間人の犠牲者のうち、6万人が英霊として靖国神社に祀られている。しかし、英霊とか軍神とか、何をごまかされているのかと感じてしまう。
太平洋戦争は、230万人以上の兵隊が戦死したということになっているが、実際、兵隊が戦地でどのような目にあい、何をしてきたか、いまだに家族には知らされていない。多くの日本人は、靖国は「人から手を合わせてもらうんだからいいんじゃないか」と考える。
しかし、戦後67年たっても、英霊扱いされ続けていることに対して、違和感と疑問を感じている人も多い。
沖縄の人だけは、天皇の軍隊「皇軍」が何をしたかをその目でみたわけである。「皇軍になれの果て」という言い方があるが、「皇軍」が自分たちの食べものや壕を奪い、民間人を守らないばかりか、人間の縦として、犠牲を強いた場面がほとんどだった。
だから、沖縄の人の記憶には、兵隊には「英霊、軍神、英雄としての死などなかった」ことが、残っている。
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。