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2013/6/21 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
さあ、防衛省はどうする!? 海上自衛隊が3月から配備を始めたばかりの純国産のP1哨戒機のエンジンに「深刻な不具合」が見つかった。高度1万メートルから急降下した際に4基のエンジンのうち、複数が停止してしまったというから恐ろしい。このトラブルは深刻だ。
「恐らく、ファデックというデジタル制御装置の不具合が原因ではないか。バッテリー系統のトラブルなど分かりやすい欠陥なら、比較的、対応は難しくありません。しかし、ファデックはエンジンの始動、加速、減速、停止といった動作を最適化し、高効率で制御する。極めて複雑なシステムなので、不具合の原因を突き止めるのは難しい」(軍事ジャーナリストの世良光弘氏)
P1はまだ運用試験中で、本格的な実用化はこれから。とはいえ、川崎重工をはじめ、IHI、東芝、三菱電機など名だたる国内企業2000社の技術を結集して造った悲願の純国産機である。「兄弟機」のCX輸送機と合わせて約3500億円の開発費が投じられた。これが「ダメでした」では、日本の飛行機産業はお先真っ暗だ。
それに、もっと深刻なのは、実戦配備が遅れることで、海自の警戒監視体制に重大影響が出ることだ。尖閣沖をチョロチョロしている中国の挑発が激化する可能性がある。
「P1はP3Cに比べ、速力、上昇能力が1・3倍に向上し、人工知能によるアシスト機能を装備しているため、潜水艦を捜索・追尾・攻撃する能力もアップしました。そのため、中国はP1の実戦配備にかなり神経をとがらせています。それが遅れるとなれば大喜びでしょう」(世良光弘氏)
中国は潜水艦の実力強化を急ピッチで進めていて、静音性に優れた新型潜水艦を次々に開発、投入している。日本は新型艦を見分ける音響資料を十分に獲得できていない。その意味でも、P1への期待が高まっていた矢先にズッコケたわけで、防衛省は青ざめているはずだ。
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