http://www.asyura2.com/13/warb11/msg/275.html
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オバマ大統領は、安倍首相の真逆の役回りで、リベラルのふりをして軍事強硬路線・グローバル企業優先政策を実行するブッシュ元大統領を超える“悪党”だと思っている。
オバマ氏は、グァンタモナ捕虜収容所の閉鎖を唱えながら議会の反対を口実にだらだらと運営を続け、周辺住民が大量に巻き添えを食らうことがわかっている無人機による“特定個人”爆撃を増大させた。
お為ごかしの「医療保険改革」も、主たる狙いは公費を使った保険会社支援である。
言いたいことがあるのならそれを具体的に言えばいいのに、主要な“同盟国”と認める日本の内閣総理大臣を招待していながら露骨に冷遇した。
今回のシリア反体制派軍事支援も、シリアにおける内戦を長引かせてムスリム同士の殺し合いを増大化させるものでしかない。
アサド政権と欧米主要国とりわけ仏米は“お友達”であり、イスラム圏を悲劇的な状況に追い込む策謀を合作で進めている。
イスラエルも、アサド政権と反体制派の“軍事的均衡”を維持するためにシリア軍基地の空爆まで行っている。
UN調査団の一部幹部は、シリアでの化学兵器は反体制派によって使われた可能性が高いと説明し、3週間ほど前には、トルコで“化学物質”を保有する反体制派要員が捕まっている。
化学兵器で損傷した人々のビデオが日本を含む世界各国で放送されているが、化学兵器の使用が事実であっても、諸外国からの軍事支援を受けやすく(英仏米などが軍事支援をしやすく)するために“仕組まれた”ものである可能性は否定できない。
シリア内戦ではこれまでに8万人が死んだとされている。
欧米主要国に文句を垂れても、悪魔に善意を求めるようなものである。
まともで冷徹なムスリムが、欧米主要国に仕組まれ煽られたかたちでのムスリム同士の殺し合いを乗り越える動きを進めるしか解決の道はないだろう。
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米、シリアの化学兵器使用を確認 サリンなど複数回
オバマ大統領、反体制派への武器供与承認
2013/6/14 10:43
【ワシントン=吉野直也】米政府は13日、シリアのアサド政権による化学兵器の使用を情報機関の分析に基づいて確認したと発表した。オバマ大統領は化学兵器の使用を「レッドライン(越えてはならない一線)」と繰り返してきた。米メディアはオバマ氏がシリア反体制派への武器供与を承認したと一斉に報じた。
ローズ大統領副補佐官は13日、アサド政権が昨年、反体制派を弾圧するため猛毒ガスのサリンを含む少量の化学兵器を複数回使用し、100〜150人が死亡したと説明。「米情報機関は結論に強い自信を持っている」と強調した。
これを受けて、米政府は反体制派の軍事統括部門「最高軍事評議会」への直接支援に乗り出す。アサド政権による化学兵器の使用について、米政府は今年4月に議会へ「使用を確信している」と報告していた。
シリアの反体制派の支援に関しては、かねて英仏両国が武器供与に前向きであり、オバマ氏が武器供与に傾いたことで、欧米諸国の足並みがそろう。ただ、反体制派の中でも「ヌスラ戦線」は国際テロ組織アルカイダとつながりがある。今後は、反体制派をどう選別するかなどが課題となる。
米政府がこの時期にアサド政権の化学兵器使用を発表した背景には、アサド政権の政府軍が反体制派との戦いで優勢に転じ、拠点を奪還し始めたことがある。現状を放置すれば、政府軍がさらに攻勢を強めるとみられる。化学兵器の使用の確認を公表し、武器供与への布石を打った形だ。
一方、アサド政権の後ろ盾であるロシアがどう反応するかは不明だ。ロシアは反体制派への武器供与を「内政干渉」と批判してきた経緯もある。米政府は来週の主要8カ国(G8)首脳会議で、シリア問題を議題に取り上げる。期間中に開催する米ロ首脳会談でも議論し、ロシア側に武器供与への理解を求める見込みだ。
http://www.nikkei.com/article/DGXNASGM14013_U3A610C1000000/?dg=1
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