［パリ　４日　ロイター］ - フランス外務省は４日、シリア政府が反政府勢力に対して神経ガス「サリン」を使用したことに疑いはないとの見解を示し、政府は軍事行動を含むあらゆる選択肢を検討していると明らかにした。

シリアの政府軍と反体制派による武力衝突で化学兵器が使用されたとする報道が増える中、内戦終結に向けた新たな外交努力が緊急課題となり、西側による介入を求める声も一部で強まっている。

ファビウス外相はテレビ局・フランス２に対し、フランス政府が検査した血液と尿のサンプルからシリア政府のサリン使用が証明されたと説明。「われわれは、どこで攻撃が行われ、いつ人々が殺害され、いつサンプルが採取されたかに至る全体像を把握しているため、（サリン使用が）体制側とこれに従う勢力によることに疑いの余地はない」と語った。

フランス外交筋によると、政府が検査したサンプルは、シリア北西部イドリブ県のサラキブで４月２９日、シリア政府のヘリコプターがガス爆弾を投下した後に採取された。

ファビウス外相によると、検査結果は国連の化学兵器調査チームに４日渡された。米政府とロシア政府には３日に検査結果が伝えられた。

シリアのアサド政権はこれまで化学兵器の使用を否定し、反対に反体制派による化学兵器の配備を主張している。

国連によると、２年に及ぶシリア内戦の死者は８万人を超える。

ファビウス外相は、越えてはならない一線を越えたかとの問いに「明らかに」越えたと答え、フランス政府は同盟国と対応を協議していると発言。「あらゆる選択肢を検討中だ」とし、「つまり、われわれは対応しないことを決定するか、ガスの保管場所を狙う軍事行動を含めた対応を決定するかのどちらかだ」と述べた。

ただ、軍事行動は現時点で最優先の選択肢ではなく、平和的解決に向けた取り組みを確保することが引き続き重要だと語った。

http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPL3N0EH05R20130605 　

コメント
01. 2013年6月05日 17:34:39 : tfkpflxTCw アルカイダがイラクで製造していたのもサリンだった。 イラクで製造したサリンと成分が一致したらフランス政府はどういう言い訳をするのだろうか？ http://www.asahi.com/international/update/0602/TKY201306020087.html サリン製造準備の疑い、アルカイダ系５人逮捕　イラク 　【ドバイ＝村山祐介】イラク国防省は１日、猛毒のサリンやマスタードガスなど化学兵器の製造を準備していたとして、国際テロ組織アルカイダ系のイラク人５人を逮捕したと発表した。首都バグダッドで２カ所、他に１カ所の製造工場を見つけ、化学原料や製造設備を押収した。 　同省によると、５人は他のアルカイダ系グループの指示を受けていた。兵器製造の最終段階まで来ていたという。国内のイスラム教シーア派への攻撃のほか、周辺国や欧州、北米での攻撃のために密輸出する準備も進めていた。模型飛行機を改良し、１〜２キロ離れた場所から攻撃する計画だったという。 　内戦が激化している隣国シリアでは、アサド政権軍と、アルカイダ系が一翼を占める反体制派側の双方が、化学兵器を使用した疑いがもたれている
02. 2013年6月05日 19:53:44 : 3BQbzQ79ak 反体制派にアルカイダ系のテロ組織が存在しているのは明らかになったのだから、 反体制派性善説を前提とした主張はもはや通用しないよ。 反体制派内部に深刻な対立が存在する状況下では テロ組織による偽旗作戦の可能性をまず疑わなくてなるまい。 他に反体制派がヘリコプターを所有している可能性、 政府軍ヘリコプターを通過を見計らって反体制派がガス弾を投入した可能性、 ありとあらゆる可能性について疑ってみる必要がある。 フランス政府の主張は確証とはほど遠いことがわかろうというもの フランス政府性善説すら、自分は前提にならないと考えているのだが（笑）Ｉ
03. 2013年6月05日 20:05:29 : 3PJAqRzx3M >>02 フランスは軍事介入したくて仕方がない側ですから、 性悪説で見ないとだめだろう。 最近の政府軍の攻勢で反体制派は後退を余儀なくされているから、 なんとか軍事介入の空気を盛り上げようと懸命なんでしょう。
04. 2013年6月05日 20:41:53 : mAKWjxKjsw 今日のフランステレビＦ２では、サリンを撒いたのは 反政府勢力、と調査した人が説明していたよ マスコミも、いざ参戦となったらしりごみしているようだ アフリカでフランス人親子が誘拐されたのも、マリに参戦したせいだ このニュースは日本では報道されていないね 今朝のロシアニュースで、シリア反政府勢力が 政府軍の兵士の内臓をくらっている映像が流れていた 食事中だったんですけど・・・ スモークかけたって、真っ赤だよ 進撃の巨人みたいだった 巨人はもとは人間だったんだ 武器を持った人間と、人間の力の差は歴然だ 人間はやられる一方だ 巨人は動物には目もくれない、人間だけを襲いころす 今日本はローゼの中 この平和は、いつ壁とともに崩れてもおかしくない シリアは壁の外、巨人であふれている 世界は残酷だ
05. 2013年6月06日 01:32:21 : aCARAN6IfU 前世紀から毎回同じパターン シナリオ通りですな
06. 2013年6月06日 21:18:16 : wVkpI9v9S6 どんなに政府に不満があっても どんなに政府に不正があっても どんなに政府が残虐な行為をしても 政府の正規軍と交戦能力を持つグループが 突然、出現する事は不可能です。 その為には、兵士募集、武器調達、資金、訓練、組織構築・・・ 数年にわたる準備が必要です。 その場合、途中で発覚し、つぶされます。 つまり・・・反政府軍は外国勢力の侵略軍なのです。 マスコミを使って、反政府勢力は正義の味方風の報道がありますか 残念ながら、マスコミも侵略軍の手先なのです。 皆さん。冷静に事実をみれは、マスコミの洗脳が見えてきます。 サリン使用も、これから空爆する為の、情報操作かな？ シリアの国民がかわいそうです。 ----- 侵略軍の次の目標はトルコ、エジプト、最後はイラン 最初は国内で暴動をおこし、同志討ちさせて、国民を疲弊させ 最後は、平和維持の名目で進軍・侵略する・・作戦の一環です。
07. 2013年6月06日 22:19:25 : sUpHQ8Q75g >>06 全くその通り！ しかし日本のみならず一般大衆の大半は生活するのが精一杯で 上のようなプロセスを冷静に考察する余裕はない 大手商業メディアが垂れ流す嘘情報を鵜呑みにして 自分で考察したつもりになってる無知蒙昧で溢れかえってるのが現状だ
08. 2013年6月08日 17:49:11 : 3PJAqRzx3M >今日のフランステレビＦ２では、サリンを撒いたのは >反政府勢力、と調査した人が説明していたよ 体制内部でも意見が分かれているようだね。

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• 国連、「シリア政府軍による化学兵器使用は疑わしい」（ＩＲＩＢ） tk 2013/6/06 22:14:25 (0)

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