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フィリピンのスービック港に寄港した米潜水艦母艦「エモリー・S・ランド」=4月下旬
“世界最強”米原潜、対中「二方面作戦」 尖閣、南沙での野心に圧力
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20130528/plt1305281542006-n1.htm
2013.05.28 夕刊フジ
東シナ海や南シナ海で軍事的威嚇を続ける中国の潜水艦を牽制するため、米国の原子力潜水艦が二方面作戦に乗り出した兆候をキャッチした。米海軍に2隻しかない潜水艦母艦が、フィリピンに続き、長崎・佐世保にも姿を現したのだ。沖縄県・尖閣諸島の強奪や、南沙諸島の領有権拡大を狙う中国に、世界最強の米原潜が圧力をかける構えだ。
米原潜の活動範囲や行動目的はトップシークレットだが、乗組員の休養と補給のための寄港や、洋上補給を行う潜水艦母艦の動きを追うことで、それらを推察することができる。
本紙は4月末、フィリピンのスービック港に寄港した米潜水艦母艦「エモリー・S・ランド」(約2万3000トン)を確認した。同艦は、ロサンゼルス級米攻撃型原潜専用の母艦とされる。海上自衛隊で最大のヘリコプター搭載護衛艦「ひゅうが」(約1万4000トン)より一回り以上大きい。
スービック港には1991年まで、アジア最大の米海軍基地があった。中国の潜水艦基地がある海南島や、フィリピンやベトナムなどと領有権争いを続ける南沙諸島にも近い。
その後、エモリー・S・ランドは南シナ海を北上し、今月上旬、米海軍佐世保基地に寄港し、ロサンゼルス級原潜「サンフランシスコ」が横付けした。米原潜が南沙諸島から尖閣周辺にかける広い海域で、対中国ミッションを展開している可能性をうかがわせた。
同時期、中国の潜水艦が尖閣諸島の接続水域を潜行して航行していることを自衛隊が3回も確認した。日本政府は「わが国として注視すべき状況」として公表に踏み切っている。
一連の動きについて、軍事ジャーナリストの世良光弘氏は「通常、潜水艦母艦はグアムにいる。今は中国の潜水艦や水上艦の監視を米原潜が担っているため、潜水艦母艦も出てきているのでは」といい、「潜水艦をつぶすのは潜水艦が一番効果がある。米軍は尖閣諸島と南シナ海で、二方面作戦を展開しているのではないか」と分析する。
世良氏によると、中国は原潜8隻、通常動力の潜水艦63隻を保有し、海南島や各艦隊司令部の潜水艦基地の近代化も進めているという。
増強を続け、他国に軍事力を背景とした恫喝を強めている中国の潜水艦軍団に、米原潜がくさびを打つことができるのか。まさに日本近海では水面下の戦いが続いている。
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