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【5月12日 AFP】シリアとの国境に近いトルコ南部ハタイ(Hatay)県レイハンル(Reyhanli)で11日、爆発物を積んだ車2台が爆発した。ベシル・アタライ(Besir Atalay)副首相によると、この爆発で少なくとも43人が死亡、100人が負傷し、負傷者の中には重体の人もいるという。
救助隊は、爆風によって破壊された建物のがれきの下に生き埋めになっている生存者の捜索に当たっている。また、地元メディアによると、爆発によって多数の車両が完全に破壊された影響で、レイハンル周辺では停電が発生しているという。
トルコのムアメル・ギュレル(Muammer Guler)内相は国営TRTテレビに、今回の攻撃を行った人物と組織はシリア政府とその情報機関を支援するグループとつながりがあることを特定した、と述べた。アタライ副首相によると、今回の攻撃を行った人物はシリアから国境を越えてトルコに入ったのではなく、事件の前からトルコ国内に潜んでいたとみられるという。
■トルコ国内で相次ぐ攻撃
2011年にシリアのバッシャール・アサド(Bashar al-Assad)大統領が、民主化を求める抗議行動の弾圧を始めると、トルコはすぐにシリア政府と距離を置き、それ以来トルコはシリア反体制派の後方基地となっていた。シリア政府はトルコ国内で攻撃を繰り返してきたと批判されている。
今回の爆発攻撃は、シリア内戦が勃発して以来、トルコ国内で最も多くの死者を出した。今年2月にはレイハンルに近いトルコのジルベゴズ(Cilvegozu)で自動車爆弾が爆発し、17人が死亡し、30人が負傷している。ジルベゴズはシリアの反体制派が支配下に置いているバブ・アル・ハワ(Bab al-Hawa)の国境検問所に接している場所で、トルコはシリア情報機関の工作員の犯行だったとしている。
また今月に入り、トルコ領内に入ろうとした複数のシリア人が国境付近の緩衝地帯で発砲し、警察官1人が死亡し、6人が負傷する事件も起きていた。(c)AFP
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2943524/10726609
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