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北朝鮮による日本攻撃をシミュレーションした「外交政策イニシアチブ」のリポート
北朝鮮「最初のミサイル日本へ発射」 米研究機関が衝撃リポート
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20130511/frn1305111439004-n1.htm
2013.05.11 夕刊フジ
北朝鮮包囲網が狭まっている。オバマ米大統領は、韓国の朴槿恵大統領と会談し、北朝鮮の挑発行為や核保有を容認しない考えで一致。中国の国有銀行も、北朝鮮の貿易決済銀行との取引停止と口座閉鎖を通知した。北朝鮮は今後、どんな行動に出るのか。米民間シンクタンクが、北朝鮮による軍事行動をシミュレーションしたところ、「日本に最初のミサイルを撃ち込む」という、衝撃的リポートが存在した。
ワシントンの国際安全保障研究機関「外交政策イニシアチブ」(クリストファー・グリフィン所長)は4月10日付で、「北朝鮮に関する米国と日本のウォーゲーム(図上演習)からの教訓」というリポートを公表した。ここには、以下の驚くべきシナリオが記載されていた。
《北朝鮮が軍事行動に踏み切る場合、有効な手段として、まず日本の無人地域に弾道ミサイルを撃ち込む。(意図的に)死傷者を出さず、『次は都市に撃つぞ』と脅す。北朝鮮は『日本は軍事的に反撃できない』と読んでいる。北朝鮮は全面戦争に至らずにミサイルの能力と意思を示し、米国や韓国に核兵器保持を認めさせ、経済制裁解除や外交承認、経済支援などを要求する》
あくまで、米研究機関の図上演習だが、日本に最初の1発を撃ち込むとは、どういうことか。
元韓国国防省の北朝鮮分析官で、拓殖大研究員の高永●(=吉を2つヨコに並べる)(コウ・ヨンチョル)氏は「十分あり得る。戦略的な考え方だ」といい、こう続けた。
「無人地域にミサイルを撃ち込むのは威嚇だ。63年前の朝鮮戦争で、米海兵隊を中心とする国連軍は仁川上陸作戦を敢行し、北朝鮮からソウルを奪還した。当時の米海兵隊が出発したのは日本の横須賀(神奈川県)、神戸(兵庫県)、佐世保(長崎県)。もし、第2次朝鮮戦争が起きれば、北朝鮮が兵站基地にもなる日本を真っ先にたたくのは当たり前といえる」
日本は現在、北朝鮮のミサイル発射に備え、米韓両国と連携して、警戒態勢を敷いている。こうしたなか、米研究機関が「日本はミサイルを撃ち込まれても反撃できない」との前提に立った図上演習をしていたとは、正直いい気はしない。
航空自衛隊南西航空混成団司令を務めた佐藤守・元空将は「シミュレーションとはいえ、同盟国としていささか無礼だ。北朝鮮が都合のいい解釈をする危険性もある。ただ、日本の過去の政権にも責任はある」といい、こう解説した。
「2010年9月の沖縄県・尖閣沖漁船衝突事件で、当時の民主党・菅直人政権は、乗組員をすぐ帰国させたうえ、那覇地検に責任を押し付けて、船長も処分保留で釈放した。あれで日本は世界中から笑われ、その後、中国や韓国、ロシアから次々と領土的挑戦を受けることになった。心から悔やまれる」
それにしても、実際のところ、日本には北朝鮮に反撃する能力はないのか。佐藤氏は続ける。
「自国にミサイルを撃ち込まれれば、自衛権行使の対象となる。現在の主力戦闘機F15でも、政府が『やれ!』と命じれば十分対応できる。逆に、撃ち込まれても反撃できなければ、国際軍事関係で日本は最下級国に成り下がる。あのリポートは『日本人、しっかりしろ』『北朝鮮にもナメられているぞ』と警鐘を鳴らしたものかもしれない」
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