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2013-05-06 陽光堂主人の読書日記
5月5日の未明、イスラエル軍がシリアの軍事研究施設やダマスカス空港を空爆した模様です。同様の攻撃は1月30日と、5月2日から3日にかけて行われており、これで3回目です。
これまで隠忍自重してきたアサド政権は報復に出る可能性を示唆しています。さすがに頭にきたわけですが、後ろ盾になっているロシアが許可するかどうかです。
ロシアはイスラエルを牽制するために国境付近まで戦闘機を飛ばしたりしていますが、イスラエル側は本格的な戦争になってもよいと考えているようです。真に困った国で、中東の癌とでも言うべき存在です。
我国の電力会社はイスラエルの「マグナBSP社」に警備を任せており、電力会社は詳細を明かすことを拒んでいます。東京電力福島第一原発事故はこの会社が仕掛けたという説もあり、これが本当なら我々も多大な被害を受けていることになります。
戦争国家イスラエルは米国が武力介入してくれることを望んでいますが、オバマ政権は慎重姿勢を崩していません。シリアで起きている不祥事は殆どが反政府勢力によるもので、CIAは非合法工作に従事していますが、金欠の米国政府は大規模な戦争を行う余裕はありません。
「それなら無理矢理引き込むまでだ」と考えたイスラエルは、強硬路線を採ることにしました。一連のシリア攻撃は、米国の事前承認を得ずに行われているようです。「時事ドットコム」は、本日付で次のように報じています。
(http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2013050600028)
米国に事前通報せず=シリア空爆でイスラエル
【ワシントン時事】ロイター通信は5日、イスラエルによるシリア空爆について、米国への事前通報はなかったと報じた。米情報当局者の話として伝えた。この当局者は、イスラエル側は攻撃を加えた場合、原則として「事後」に通知してくると述べた。
空爆は、シリアの隣国レバノンのイスラム教シーア派武装組織ヒズボラへのミサイル移送阻止を狙ったものとされる。ホワイトハウスのアーネスト副報道官は5日、「ヒズボラの脅威に対するイスラエルの懸念はもっともだと大統領は(スペイン語放送局とのインタビューで)語った」と指摘し、事実関係の確認を避けつつ、イスラエルの立場に理解を示した。
米国は金融ユダヤ勢力に支配されていますから、イスラエルが事後報告の形しか採らなかったとしても不思議ではありません。米国にとって面目丸潰れの実態を敢えて明かしたのは、とばっちりを避けるための措置です。
米国が本気になって和平に動き出せば、イスラエルは従わざるを得ませんが、そこまではできないようで、何とも情けない「超大国」です。日本はその米国の属国ですから、電力会社も政府もマグナBSP社に楯突くことなどできないのでしょう。
シリアとイスラエルの間で戦争が起きれば、イランも加わって中東大戦争に発展します。そうなれば原油の大半を中東に頼っている我国の経済は大打撃を受けることでしょう。浮薄なアベノミクスも、一夜にして吹っ飛んでしまいます。(憲法改正にはお誂え向きの状況ですが…)
現在、水面下で激しい駆け引きが行われており、ロシアの動向が鍵を握っています。プーチンはどのような判断を下すのでしょうか?
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