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地下トンネルから韓国侵攻の奇手をもくろむ北朝鮮
北「モグラ作戦」で韓国奇襲も! 南進トンネルと特殊部隊の脅威
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20130420/frn1304201455006-n1.htm
2013.04.20 夕刊フジ
新型中距離弾道ミサイル「ムスダン」(推定射程2500〜4000キロ)を「発射待機状態」と威嚇する北朝鮮。25日には朝鮮人民軍創建記念日を控え、予断を許さない状態が続いている。金正恩第1書記が恫喝姿勢を崩さず、発射を断行すれば、米韓連合軍との有事は避けられない。連合軍の戦力は独裁国家を圧倒するものの、唯一懸念されるのは北の奇襲だ。専門家は「北の特殊部隊が地下トンネルから韓国領内に攻め込んでくる」と危険視する。
ミサイルの応酬が事実上の号砲となり、朝鮮半島は一気に戦場と化す。
戦闘の初期段階で韓国が最も警戒するのは、朝鮮人民軍が北側から韓国に向けてひそかに掘り進める地下トンネルだ。
北朝鮮情勢に詳しい「コリア・レポート」編集長の辺真一氏は「1970年代に、韓国領内に侵入するための地下坑道が4本発見された。現在、これ以外のトンネルも掘り進めているとみられる。ここを足がかりに朝鮮人民軍は韓国に向けて『南進』していくはずだ」と指摘する。
複数の消息筋によると、こうした「南進トンネル」は、南北の軍事境界線「38度線」付近に全部で20本以上あるとされる。
北朝鮮は、市街地の地下に迷路のような地下要塞を建設。有事になれば正恩氏は、米韓連合軍の空爆を避けるため、「モグラのように地下に潜り、全軍の指揮を執る」(韓国国防省関係者)とみられる。地下深く潜行した独裁者はどんな一手をとり、部隊を送り込んでくるのか。
軍事ジャーナリストの世良光弘氏は「(地下トンネルから)奇襲する第1陣はおそらく『第8軍団』という特殊部隊だろう。その数は米陸軍特殊部隊『グリーンベレー』の約5万人に対し、約12万人に及ぶ」と話す。
韓国の情報機関などの調査では、「第8団」は1996年9月、韓国北東部の江原道(カンウォンド)に北朝鮮の特殊潜水艦が座礁した事件、99年3月に能登半島沖で発生した北の不審船による領海侵犯事件に関わったとされる。
「要人暗殺、水中工作、潜入」などのテロ活動を行うため、訓練は過酷を極め、韓国の情報当局などによると、「食事なしでの連続5回の70キロ行軍」「30キログラムの土嚢を背負って山岳地帯を10キロ走破」などを実施。この状態で「サブマシンガンの射撃で、150メートル離れた位置から30発を4秒以内に命中させる」といった技術を鍛えるという。
「『第8軍団』以外にも北はいくつかの特殊部隊を抱える。なかでも『人間凶器』と呼ばれているのが、労働党三号庁舎に所属する作戦部隊。約3000人いると言われ、金正日政治軍事大学で6年以上も殺人の英才教育を受けた殺しのエキスパート。戦闘が始まれば、彼らも(地下トンネルなどから)前線に送られる」(世良氏)
圧倒的な軍事力を誇る米韓だが、意外とてこずるかもしれない。
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http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20130417/frn1304171821009-n1.htm
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