http://www.asyura2.com/13/test29/msg/918.html
Tweet |
(回答先: TEST 投稿者 ピノキ 日時 2014 年 3 月 08 日 02:12:38)
http://news.livedoor.com/article/detail/9155656/
ライブドアニュース
共同通信 2014年08月17日22時46分
【ゴマ(コンゴ東部)共同】フランス公共ラジオは17日、エボラ出血熱が猛威を振るう西アフリカ・リベリアの首都モンロビアで、武装した男らが「エボラは存在しない」と叫びながら、感染者の隔離施設を襲撃し、少なくとも患者20人が逃走したと報じた。
目撃者によると、男らは夜中にドアを壊して侵入。「大統領は(支援などによる)金が欲しいだけだ」とエボラ熱の流行を否定し、施設内の物を略奪していったという。
リベリアやシエラレオネでは治安部隊が感染地域を封鎖し、市場が閉鎖されるなどして食料価格が高騰し、社会に混乱が広がっている。
------------------------------------------------------------------------
エボラ熱は「政府のウソ」 政治不信が感染を助長
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO75645020U4A810C1000000/
日本経済新聞 2014/8/15
5月末、シエラレオネ東部のカイラハン地区でエボラ熱が初めて確認された。この時、政府はエボラ熱の感染者の見分け方と感染予防策――患者の血液や汗、唾液や死体に触れないことなど――について繰り返し告知した。だが、村民のほとんどはそんなアドバイスなど気にも留めなかった。それどころか、政府や支援機関は、病気の感染を拡大させようともくろんでいるという荒唐無稽な噂さえ飛び交っている。
エボラ熱の感染拡大は、シエラレオネの一般住民と同国の政府、そして支援を提供する西側諸国の間にある拭い難い不信感を浮き彫りにしている。最近も、外国人の慈善活動家を含む埋葬チームがカイラハンの村に到着した際、埋葬班の印を掲げたクルマを見ただけで、女性や子供達が逃げ出す光景が見られた。男達は埋葬すべき遺体などないと拒み、埋葬チームを追い払った。こうした例は枚挙にいとまがない。
シエラレオネの中には、次のような懸念を口にする人がいる――政府は、エボラ熱の患者の血液を売りたがっている。宗教儀式のために手足を切断しようとしているという声もある。また、医療関係者はエボラ熱のウイルスを自分たちに注射するのではないかと考えたり、塩素系消毒薬が体にかかるとエボラ熱に感染すると疑心暗鬼する者もいる(この消毒薬は至る所にまかれている)。ウイルスは、寄付を募るために政府が発明したのだと信じる者さえいる。
こうした考えは致命的だ。防護服を身に着けることなく、また医療アドバイスに従うことなく、エボラ熱の犠牲者を埋葬すれば、そのたびに、感染拡大の可能性が高まる。シエラレオネ、リベリア、ギニアでは既に少なくとも670人の死者が出ている※。しかも、死者が報告されるペースは速まっているようだ。命を救うためにアドバイスしても、村民がそれをかたくなに受け入れようとしない現状に、医療関係者はいら立ちを感じている。
(※11日時点で死者数は1069人に上った)
■「この地域の人口を減らそうとしている」
だが住民が不信感を抱くのには十分な根拠がある。1961年に英国から独立して以降、シエラレオネを統治してきたのは、全人民会議が20年にわたって一党独裁支配したのをはじめとして、腐敗した政府ばかりだったからだ。この間、シエラレオネ東部の辺境地域に住む人々はおおむね無視され、これらの地域の政治的な権利は抑圧された。
辺境地の人々は、国が提供するサービスにアクセスすることが今もほとんどできない。政府が提供する医療サービスを、人々はほとんど信頼しておらず、多くの人々がいまだに伝統的な神霊治療家(ヒーラー)に頼っている。
数カ月前にエボラ熱が発生してからというもの、東部地域の住人の一部の間で、政府は野党の拠点であるこの地域の人口を減らそうとしているという話が飛び交っている。「彼らはそれを『イーストボラ・ナウ(‘eastbola’ now)』と呼んでいる」――野党を支持するある住民はケネマ東部の町の喫茶店でこう語る。
人類学者のマリアン・フェルム氏は「人々と政府の間に不信感が渦巻いているのは、何十年にもわたって不透明な統治が行われ、賄賂が横行してきたからだ」と指摘する。シエラレオネ東部でメンデ族とともに暮らす同氏は、「政府はこれまで嘘ばかりついてきた。そんな政府が、病院に行かなければ死ぬと言ったって、信じられるはずがない」と続ける。
こうした根強い不信感が、エボラ熱の制圧を著しく困難にしている。西アフリカにおけるエボラ熱の患者は、感染が疑われるケースを含めて、年初来で1200人以上に上る。エボラ熱にはワクチンどころか確立した治療法もなく、感染者の致死率は90%に達する。
この病気は野生の動物や患者を介して広がる。ウイルスの宿主は、この地域の住人がしばしば食用にするオオコウモリと考えられている。発症当初はインフルエンザのような症状を呈する。やがて腎臓や肝臓をやられ、血液細胞が破壊されて体中から出血する。潜伏期間は最長3週間だ。7月25日、ナイジェリアで初めて感染が疑われる患者が報告された。彼はリベリア系米国人で、勤務先のリベリアから空路ナイジェリア最大の都市ラゴスに到着した後、死亡した。
(英エコノミスト誌)
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。