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2012年7月14日から15日にかけて、福岡市東区の21歳女性自宅において、事件が起きた。LINEで知り合った、大分県宇佐市葛原の34歳男と、福岡市中央区の26歳男が福岡市東区の女性21歳自宅に押しかけ、覚せい剤を強制的に使用させた上に、暴行強姦に及んだというものだ。LINEというのはスマートフォンのアプリケーションで、無料で連絡を取り合える。文字だけのメールのようなものだけでなく、普通に音声による会話もできる。このようなアプリケーションは、LINEだけでなく、Skpe、カカオトークなどがある。その他にも機能が限定されているがいろいろあるし、もちろん有料のものもある。一番利用者数が多いのがLINEで、無料で使用ができるし、不特定多数のいろいろな人と知り合うことができる。ただしはっきり言って、すべてが健全ではない。世の中の人間のすべてが凶悪犯罪者ではないが、残念ながら、そういう環境では、普段は大人しくてまじめで通っていても、異常な行動をしやすい。また素人だけでなく、まるで狩りをするみたいに、獲物を求めて常に網を張っている連中もいる。そういう連中はたいてい悪のグループを結成しており、それぞれ役割分担をしていて、迅速な行動ができるようにしている。スマートフォンの普及率は、まだ携帯電話ほどではないが、かなり多くの人が持っており、小学生でも持っている者はいる。携帯電話とスマートフォンの2台を所有していることも珍しくない。携帯電話とスマートフォンは似ているようだが、根本的に違う。よくスマートフォンは小さなパソコンであると言われているが、デスクトップ型パソコンを長年使用している人でも、スマートフォンに慣れるには時間がかかる。普通の有線回線でのインターネット通信と違うところは、無線であるためにパケット通信を使用することだ。これがまたものすごく高額となる。使用頻度によっては、有線よりも高くなる。またスマートフォンはアプリケーションを作動させなくても、ダウンロードして作動させたら、自動的に勝手に作動する。アンインストールするか、個別に機能停止にしておかないと、裏で動いている。ただ動いているだけならどうでもいいが、それで勝手に無許可の通信を行い、どんどんパケット通信料金を高額にする。定額料金もあるが、これは、一定の使用量の限度を超えると、ほとんど使用不可能になってしまう。せいぜいメールのやり取りぐらいしかできなくなる。月が変わると自動的にリセットされるが、月末ならともかく、もしも月の初めにそういうことになると悲惨である。それであれやこれやとパケット通信容量を増やすサービスやら機器が提供されているが、もちろん無料ではなく高額である。スマートフォンは、画面が小さいし、バッテリーもすぐなくなるし、操作がしにくいし、どうしようもないのに、普通の有線通信よりも高額になるのだ。画面の大きなタブレットならともかく、スマートフォンが仕事に役立つとは思えない。結局こういうLINEとかゲームぐらいしか使用できないのではないかと思う。ただ、ラジオとか、音楽を聴くこともできるので、そういう使い道はあるかもしれない。スマートフォンをはじめて手にする人は、何がなんだかわからないと思う。それで購入した店で、初期設定をやってくれる場合がある。このときに注意しないと、店員が、勝手に無断で、本名で機器の登録をしたり、あれやこれやにすべて本名を使って、登録する恐れがあるのだ。有料のアプリケーション購入とか、そういう場合は、本名でないとだめだが、それ以外のあらゆるものに本名で登録すると、すべての情報が流出することになる。フェイスブックとかは本名だし、自分の顔写真も登録している人もいるが、あれは非常に危険である。あらゆる犯罪に悪用されかねない。操作方法がまだわからないうちにあれやこれやと、アプリケーションをダウンロードしてインストールすると、ウィルスに感染したり、情報が盗まれる。スマートフォンのセキュリティは普通のパソコンと比較してものすごくもろい。スマートフォンを使用すればするほど、あらゆる情報を垂れ流して生活しているようなものだ。LINEの場合にはお友達検索とかの機能がついているが、これらをすべて遮断して、完全に顔見知りの者だけのグループで使用することもできる。ただしその場合にでも、そのグループの誰か一人でも、外部に情報を漏らすならば、意味がない。どちらにしても、スマートフォンは危険だ。無料なので、だらだらといくらでも長電話することも問題である。運転しながら、歩きながら、あらゆるところで使う人がいる。デパートの店内で、実に1時間以上もスマートフォンで売春交渉の電話をしていたけばけばしい化粧の女がいた。いかにもそういうのを流行の最先端だと勘違いしている者だ。一応は危険なサイトにつながらないようにできるソフトもあるようだが、ほとんど使用されていない。普通の一般人が、本格的なプロの犯罪に巻き込まれる危険が高い。またこういうものは、犯罪実行のための道具として悪用される。見知らぬ者どうしが、ある犯罪実行のために集結し、犯行後、即座に解散する。これは恐ろしいことだ。個人が、集団グループに立ち向かうことは簡単ではない。それから脱法ドラッグ、覚せい剤等の麻薬も蔓延している。脱法ドラッグは、規制を強化しているものの、次々に新商品が開発されている。また昔ながらの普通の麻薬も流通している。これらは暴力団組織がやっていることだが、末端に大量に流れている。新しい商品が開発され、便利な世の中になった一方で、凶悪犯罪の実行までも容易になってしまっている。それから、たとえ犯罪行為が目的ではないにしても、LINEでの会話というのは、必ずしも健全ではない。いじめ犯罪のために使用されていることもある。他人を差別し、いじめをして面白がる連中がこういうものを悪用する。そういうのがエスカレートしていくと、やがて事件となる。未成年にはスマートフォンは必要ないはずだ。携帯電話で十分である。
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