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日本人若手女性研究者による快挙として日本だけでなく世界中を沸かせたSTAP細胞の発見ですが、驚いたことに、STAP細胞作製を報告した小保方博士らのネイチャー論文のデータの信頼性に関して疑義が生ずるという非常に残念な状況になっています。
異なる個体のマウスを用いた実験データのはずなのに、上図1bと図2gで胎盤(緑色の蛍光写真の中の、周辺部が茶色の円形の組織)の形態が、向きや縦横比は異なりますが酷似しており、同一個体の写真としか思えないという指摘がなされています。
またObokata et al., Nature 505,641–647の論文の図1iでは下に示すように明らかに3番のレーンを切り貼りした形跡が窺えます。
左側は論文の原図。右側はコントラストを変えて背景の明るさを強調したもの。3番目のレーンだけ背景が黒くいため、切り貼りされたものとわかります。
また、同じ筆頭著者が2011年に出した論文に関してもゲル上のDNAのバンドを反転させて別の図に流用した可能性が指摘されています。
理化学研究所は「研究成果自体は揺るがないと考えている」そうですが、たとえ論文の一部であったとしてもデータの”不適切な取り扱い”があれば、論文そのものの信憑性が著しく低下することは否めません。
データの”不適切な取り扱い”は単純ミスなのか意図的なのか?
意図的だとしたら動機は?単純なミスなら原因は?
”不適切さ”が指摘された以外のデータに関しては、どこまで信用していいのか?
ネイチャー誌はこの問題にどう対処するのか(「訂正」を受け入れるのかそれとも「論文取り下げ」にするのか)?
理化学研究所は当人をどう処遇するのか?
そもそも本当にSTAP細胞はできていたのか?他の研究室でこの論文の実験結果の再現性は確認できているのか?
疑問が尽きません。
ちなみに、2013年日本分子生物学会年会のウェブサイト内の文書に、このような場合にネイチャー(Nature)編集部はどういう対処をするかに関して編集者の人の見解があります。
http://scienceandtechnology.jp/archives/2292
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ダイナモ注:
元記事では画像の比較が分かりにくかったので正確に2つの画像が比較できるように、図2gの明度とコントラストおよび角度を図1bとできるだけ同じになるように補正しています。元画像については元記事を参照して下さい。
図2gの胎盤部分は図1bからコピーして画像編集ソフトを使用して合成した可能性が高い。2番目の画像では明らかに別の画像をコピペした形跡がはっきりと見て取れる。小保方ユニットリーダーはこれらの模造画像疑惑について真摯に応える義務がある。
★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/
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