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(回答先: Re: 画像投稿テスト 2(海自艦衝突:事故1週間 航路 食い違う証言) 投稿者 戦争とはこういう物 日時 2014 年 1 月 24 日 00:52:31)
海自艦衝突:事故1週間 航路 食い違う証言
毎日新聞 2014年01月22日 06時30分
http://mainichi.jp/select/news/20140122k0000m040148000c.html
衝突状況に関する証言の食い違い
広島県沖の瀬戸内海で海上自衛隊の輸送艦「おおすみ」(全長178メートル)と釣り船「とびうお」(同7.6メートル)が衝突し、釣り船の船長ら2人が死亡した事故は、船体の傷から、衝突時は両船がほぼ並走した状態だったことが判明し、広島海上保安部はそこに至る航路の解明に全力を注いでいる。関係者や目撃者の、内容が異なる証言を検証し、とびうおから回収した全地球測位システム(GPS)やレーダーの解析を進めている。事故は22日で、発生から1週間となった。【高橋咲子、吉村周平、黄在龍、中里顕】
■証言や航路 公表避けている「おおすみ」側
とびうおに乗っていて無事だった寺岡章二さん(67)と伏田則人さん(67)=ともに広島市中区=によると、とびうおは南を目指して航行し、事故の約10分前に左前方にいたおおすみを右側から追い越した。衝突直前の状況について、寺岡さんは「おおすみがとびうおの右側から左に横切る形で衝突した」、伏田さんも「おおすみが速度を上げて後から来たと思う」と証言する。
一方、事故現場の南西約1.4キロの阿多田(あたた)島で、現場海域を正面に臨む高台から事故を目撃した養殖業、宮下純さん(40)は、「おおすみが南を向いて航行していた。その後、釣り船が倍近い速さで、追い上げるような形でおおすみに近付いていった」と話す。
ただ、おおすみ側の証言はこれまで何も出てきていない。防衛省は2008年2月に千葉県沖であったイージス艦「あたご」と漁船の衝突事故で、事故状況を巡る発表が二転三転したことを受けて、乗組員の証言やおおすみの航路について公表を避けている。
■捜査のポイント
おおすみの航路は搭載していた船舶自動識別装置(AIS)の記録から、衝突前には約17ノット(時速約31キロ)で南進し、衝突前後に減速し右方向へ急旋回していたことが判明。また、おおすみが衝突直前、「警告」を示す5回の警笛を鳴らし、釣り船の存在に気付いていたことが明らかになっている。
東京海洋大学の竹本孝弘教授(海上交通安全専攻)は「原因究明には衝突直前だけでなく、時系列に沿った両船の位置関係が鍵になる」と話す。どちらが法的に進路を譲る義務を負っていた「追い越し船」かは事前の位置関係で変わるため、原因の解明に欠かせないという。警告や回避行動の有無も含め、捜査の焦点となりそうだ。
◆広島海保は業務上過失致死と業務上過失往来危険の両容疑で捜査しており、広島地検が起訴の可否を判断する。以前は刑事手続きとは別に海難審判も開かれたが、海難審判法が改正され、事故原因の究明は運輸安全委員会に引き継がれた。行政処分は海難審判所が担うが、自衛艦は一般の船舶免許ではなく、行政処分の対象外。とびうおの船長も死亡しており、今回の事故で海難審判は開かれない。
■遺族の思い
とびうおの船長だった高森昶(きよし)さん(67)=広島市中区=と、30年にわたり同居していた栗栖紘枝さん(70)が21日、取材に応じ、「慎重な操縦を心がけてきた人がこんなことになるなんて……」と無念の思いを語った。
釣りが大好きだったという高森さん。週に1度はとびうおに仲間を乗せて釣りに出かけていた。釣ってきたタイやメバルをさばく栗栖さんの姿を見ながら、「あんたの料理が一番うまい」とほめてくれたという。
自宅には高森さんの遺影が飾られ「『帰ってきたよ』という声が聞こえてくる気がする。もう一度、声が聞きたい」と話す。最後に「国が相手なので小さい方がつぶされてしまうかもしれないと感じている。公正な捜査をしてほしい」と訴えた。
事故では、大竹宏治さん(66)=広島市中区=も亡くなった。その腕前から、広島市内の波止場では釣り好きの間で有名だったという。大竹さんの妻の知り合いという60代の女性は「近所の居酒屋に釣った魚を持って行き、ただで飲ませてもらったといった自慢話は尽きなかった」と話し、故人を悼んだ。
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