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1月22日におこなわれた、細川護煕氏の東京都知事選立候補の正式表明記者会見において、IWJ(Independent Web Journal)の岩上安身氏が、細川氏に対して、脱原発政策以外の、経済政策や外交・安全保障政策について質問しました。
細川氏は、国家戦略特区構想など、経済の新自由主義についての考えについては、安倍政権や小泉氏、舛添氏らと共通する考えがあることを示唆しました。
一方で、細川氏は、集団的自衛権行使や海外での武力行使、憲法改正については否定的な見解を示しました。
IWJの岩上安身氏は、良い質問をされたと思います。
■2014/01/22 【東京都知事選】細川護煕氏が立候補を正式表明
「原発の再稼働に危機感」(IWJ Independent Web Journal 2014年1月22日)
◆岩上安身が質問◆
岩上安身は、集団的自衛権の行使容認といった外交・安全保障政策について、それからTPPや国家戦略特区といった新自由主義的な経済政策の是非について質問した。
■岩上安身による質問部分のハイライト
岩上「冒頭、国政にものを申すとおっしゃいました。集団的自衛権の行使容認、特定秘密保護法、憲法改正について、ご自身のお考えはどのようなものなのでしょうか
もう1点は経済の新自由主義についての考え。支援を受けている小泉さんの新自由市議的な構造改革の後を受けているのが安倍政権です。安倍政権は、TPPや国家戦略特区を一生懸命やろうとしている。舛添候補はこの国家戦略特区を是としています。細川さんの規制緩和という点は、舛添氏や安倍首相の新自由主義に同意しているとも聞こえました。
以上2点、外交安全保障と経済政策についてお聞かせください」
細川「戦略特区みたいなことは、これだけ候補がいるから、だぶることも当然あると思います。私は誰もが言っていることであろうと、よいことはいい、悪いことは悪いと、それだけの話です。よいところは取り入れていきたいと思います」
岩上「集団的自衛権行使容認、それから秘密保護法については」
細川「集団的自衛権は、私は賛成ではありません。海外での武力行使ということは、私は賛成出来ないと。憲法についてのスタンスはそういうことです。憲法をいじるということも、私は賛成ではないということを、私は前から言ってきました」
岩上「この点で、小泉さんと見解がぶつかるということはないのでしょうか」
細川「それはないでしょう。今回は脱原発ということで一致しているわけで。そりゃ違うこともあるかもしれないけれど、靖国の参拝がどうだとか、憲法がどうだとか集団的自衛権がどうだとか、そんなことはお互い知りませんよ」
岩上「話しあったりはしていない?」
細川「話したことはありません。これからするかもしれませんけど。でも、それはすれ違うだけじゃないでしょうかね」
(http://iwj.co.jp/wj/open/archives/120962)□
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