2013年12月2日(月)
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik13/2013-12-02/2013120202_02_1.html

　安倍政権、自民党が強行へ暴走している「秘密保護法案」。その推進の陣容を見てみると、日本の侵略戦争で戦犯容疑者となった政治家や特高（特別高等警察）官僚の息子や孫、娘婿が目立ちます。

　安倍晋三首相の祖父は、太平洋戦争開戦時の東条英機内閣で商工大臣を務め、東京裁判でＡ級戦犯容疑者とされた岸信介氏。岸氏は戦後、首相として治安維持法の「予防拘禁」制度の復活（警察官職務執行法改悪）をくわだて、国民の批判を浴びて撤回に追い込まれた人物です。日本への核兵器持ち込みを認めた日米核密約の当事者である祖父を安倍首相は、秘密保護法の闇に隠そうとしています。

　自民党インテリジェンス・秘密保全等検討プロジェクトチーム座長の町村信孝元官房長官の父親は、特高警察を指揮した内務省警保局長を務めた町村金五氏。特高警察は、治安維持法のもとで作家の小林多喜二を拷問の末に虐殺した弾圧機関です。

　さらに、参院国家安全保障特別委員会委員長の中川雅治氏（自民）の義父は、鹿児島県特高課長を経て戦後、警視総監、参院議長となった原文兵衛氏。町村氏とも親戚関係にあります。中川氏は国会のルールを無視して理事会開会中に委員会の開会を強行するなど、強引な議事運営でひんしゅくを買っています。

　こうした戦犯・特高人脈は、「秘密保護法案」の源流を象徴しています。

　（繁）
　

コメント

01. BRIAN ENO 2013年12月03日 09:34:43 : tZW9Ar4r/Y2EU : k5mG1bcH3g 特高といえば、 後藤新平の子分 正力松太郎を忘れてはいかんぜよ！ 後藤も工作のお仕事大好き人間で、 戦前は、 日本共産党や左翼に、 自分の親族を送り込んだり、資金援助したり、 大杉栄等を子分にして 資金援助したりしながら、 反共の子分である正力にその情報を流して 共産党や左翼の動きを インサイドジョブで、 操り、コントロールして、 インサイドジョブをやってのけた。 死んだ後も、親族であるまたまた、 野坂参三（日本共産党）や小泉信三（反共の学者）に、 その遺伝子を伝え、 天皇を中心とする中央集権国家の 構築に尽力した・・ 後藤新平→　戦後　→正力松太郎 　　　　　　　　　　（ＣＩＡ） 戦後は、中曽根とタッグを組んで、 ＣＩＡの工作員となり、 読売を用い 日本社会の刷り込みと 原発推進に、尽力した・・

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