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26日、国家安全特別委員会での秘密保護法案・強行採決に続き、夜の本会議で秘密保護法案は衆院を通過した。
これからどんな未来が来るのか。
「治安維持法の復活だ」「戦前への回帰だ」「警察国家になる」「暗黒社会が到来する」など、
少しは歴史を知っている者や、戦前・戦中の記憶を持つ高齢者からは不安という以上に、驚愕と恐怖の声が上がっている。
(以下引用)
国家安保特の審議で判明した秘密保護法案の危険
・一般国民も処罰の対象
・何が「特定秘密」なのか知らなくても処罰
・ブロガーも処罰の対象
・報道機関への“ガサ入れ”も
・スクープ報道も罰せられる
・原発情報も「秘密」の対象
・尖閣有事での情報も「秘密」
・自衛隊の海外派兵活動も「秘密」
・自衛隊情報保全隊の活動も「秘密」
・北朝鮮による拉致問題も「秘密」
・宗教施設(靖国神社、伊勢神宮等)も「秘密」
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik13/2013-11-21/2013112103_01_0.html
(以上、しんぶん赤旗・2013年11月21日(木)より引用)
そもそも、民主主義の原点である情報公開がまともに行なわれていない国で
(情報を請求すると、トナーが勿体ないのではと思うほど、見事に黒塗りの書類が出てくる日本で)、
恣意的に秘密指定が拡大されれば、
知らずに秘密に触れた一般国民や国会議員は、処罰の対象にされてしまう。
そして、「一体、私が何の秘密を侵害したんですか?」と聞いても、
「それは秘密です」という、まるで冗談のような暗黒の法なのだ。
学者やジャーナリスト、元外交官などの方々は、
「こんな馬鹿げた法律が、まさか通るわけはない」と甘く見ていたふしがある。
彼らの常識・良識からすれば、まさにその通りだろう。
ところが安倍政権および今の与党は、冗談のように馬鹿げた弾圧と冤罪の道具のような法案を、
恥ずかしげもなく出してきて、国民の反対の声にはまったく留意せず、
委員会でしゃあしゃあと強行採決をし、数の力で本会議を通過させる冗談のような人々である。
ファシズムの時代とは、このようにして到来するものなのだ。
私達が普通に寝て起きてごはんを食べて、忙しく日々の仕事や雑用をこなし、
息抜きのつもりでドラマや大相撲を見て、軽くビールでも一杯やっている「普通の日常」の中に突如として出現し、
「止めようがない多数の横暴」によって(ここでは国会の賛成議員の数のこと)、
いっちょまえの法律の顔を持ってしまうものなのだ。
私たちは、ファシズムが一つ顕現した日の国会の姿を、よく記憶しておいたほうがよい。
参議院の通過をも阻止できず、何年か何十年かの暗い時代を生きることになった時に、
後世の人たちに「ファシズムがどんな顔をしてやってくるか」を伝えるためにも。
※衆議院TV、参議院TVは、部分的にでも視聴する習慣をつけたほうがいいと思います。
衆議院TV(衆議院インターネット審議中継)ビデオライブラリ
開会日 2013年11月26日 (火)
会議名 国家安全特別委員会 (2時間18分)
http://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php?ex=VL&deli_id=43271&media_type=
開会日 2013年11月26日 (火) 会議名 本会議 (1時間27分)
案件 防災・減災等に資する国土強靱化基本法案(183国会衆18)
特定秘密の保護に関する法律案(185国会閣9)
http://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php?ex=VL&deli_id=43270&media_type=
特定秘密保護法案 与党とみんなの党などの賛成多数で衆院通過(13/11/26)
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