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「「アメリカに足を踏まれたら、仕返しに中国韓国の足を踏む」そんなゲームを延々とやっている:内田樹氏」
http://sun.ap.teacup.com/souun/13027.html
2014/1/3 晴耕雨読
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今回の首相の参拝は普天間基地の移転問題についてアメリカの「日本の主権をないがしろにする要求」に対して過剰に迎合的な対応をとった直後に実施されました。
僕はこの連関に興味があります。
東京裁判は日本人に同時にふたつのふるまいを要求しました。
戦勝国への従属と、被侵略国への謝罪です。
でも、戦後史を振り返ると、日本人は「従属」と「謝罪」を同時に行ったことがありません。
一度にどちらかひとつだけ。
内灘闘争からベトナム反戦運動まで日本人が「従属」を嫌い「対米自立」を願っていた時期、「謝罪」に対する心理的抵抗は希薄でした。
70年代ベトナム反戦運動で日本人の反米気運がピークに達していたときが日中友好の蜜月時代であったことはご案内の通りです。
でも、90年代、湾岸戦争以後、対米従属がデフォルトになると同時に、日本人はアジアの隣国を「気づかう」ことを止めました。
「従属か謝罪か、どちらかひとつにしてくれないか」というのが日本人の無意識の本音なのではないでしょうか。
「アメリカに足を踏まれたら、仕返しに中国韓国の足を踏む」そんなゲームを延々とやっているようです。
そして、今の東アジア情勢は「中国韓国と日本が険悪になるとアメリカがすごく迷惑する」という図式なわけですから、「アメリカに足を踏まれたら、間接的にアメリカの足を踏み返せる」。
日本の対米従属主義者はその中に多くの「自分が無意識的に反米的だということに気づいていない人」たちを含んでいます。
小学校から英語を必修にしろとか言っている人たちは「英語嫌いを組織的に作り出すこと」をたぶん無意識的には切望しているんだと思います。
いや、ほんとに。
日本の国家主義者たちや右翼が対米従属派であり、日本のナショナリストが国内に外国が駐留していることを歓迎しているというのは政治学上の謎です。
アメリカは当事者だから無理として、ヨーロッパの政治学者でこの謎を真剣に分析してくれる人が出てこないものでしょうか。
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