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「美輪明宏「軍人たちは、平たく言えば会社の用心棒、あくまでガードマンです」」
http://sun.ap.teacup.com/souun/13026.html
2014年1月1日 晴耕雨読
watanabe氏のツイートより。
美輪明宏
「わたしは原爆にあっている人間ですし、戦前、戦後の両方の時代を知っています。戦時中の一番の問題は、軍人たちに国を預けてしまったことです」
「軍人たちは、平たく言えば会社の用心棒、あくまでガードマンです」
「そのガードマンをいきなり社長や会長に・・・なにもノウハウがないのですから、うまくいくわけがありません。それなのに、日本国という会社は、用心棒たちに経営をまかせてしまったのです」
「ですから、新しい憲法ができて、とにかくよかったのは、「戦争を放棄します」ということでした。これを聞いて、私は少年でしたが、本当に跳びあがるほど嬉しく思いました。もう逃げ惑う必要がないんだと」
「9条を改悪する必要なんてありません。今の政治家は戦時中の軍人と同じです。そういう連中が、憲法改正、改正と言って、また日本を戦争にひきずりこもうとしている。彼らこそ非国民です」
「鎖国の時代でもないのに、こんなに日本が戦争にひきずりこまれることなくこられたのは、憲法に守られてきたからです」
「正義の戦争なんてありゃせんのですよ。最近、「次は徴兵制度でしょ」と、私は言うんです。いいじゃありませんか、自分の夫が、ボーイフレンドが、わが子が、孫が、家に帰ったら赤紙一枚で出征させられて、それは死を約束されているわけですからね」
「また戦時中と同じように、日本中が老人と女子供だけになればいいんです。自分の恋人を殺して、子供を殺して、孫を殺して、さぞかし満足でしょうよ。みんな、全部他人のことだと思っているから平気でいられるのです」
「私がどれだけ悲劇を見てきたか――。汽車のデッキに立って出征しようとしている兵隊さんを、「死ぬなよー、帰ってこいよー」としがみついて見送る母親が、憲兵に引きずり倒され、ぶん殴られて、鉄の柱に頭をぶつけて血を流している」
「それを死地に赴くために出征しながら見ている子供の気持ち、どんなだったろうかと思います。戦時中は、そんなことばかりでした。またそれが始まろうとしているのです。それが戦争です」
「与党や野党の一部を支持している人たちはみんな、男たちのいない世界を作りたいのね」
「みんな戦争の正体をしらなさすぎます」
(「憲法を変えて戦争へ行こう という世の中にしないための18人の発言」) http://amzn.to/RaP28y
「日本は石油も鉄もニッケルもない。もともと戦争できない国なのに、根性、根性、根性――。根性なんて何の役にも立ちません。軍部は知力がなく、非科学的。日本人は野蛮人だった。その愚かさの結果が原爆ですよ」
(2009年8月7日 毎日新聞)
(長崎で被爆し放射能の後遺症に苦しんだことについて)
「死んでたまるか、と思ってました。怖いなんて言っている暇はなかった」」
(2009年8月7日 毎日新聞)
(戦時中について)
「もうひどかったんですよ。たとえば「一億火の玉」「一億玉砕」って言ってたんですよ。私が軍人に「玉砕って何ですか?」って聞いたら「みんなで死ぬことだ。日本人は最後の一人になるまでとにかく竹槍で戦って死ぬんだ」と言うんです」
「向こうは原爆作ってるんですよ。どうやって竹槍で戦うんです? この人たちは、忠義とか、忠臣とか、天皇陛下の御ためとか言ってるくせに、言ってることとやってることが違うじゃないかって思ったんです」
「「一億一人残らず死ぬということであれば、天皇陛下も皇后陛下も宮樣方もみんな死ねっていうことですか?」
(佐高信「って聞いたんですか?」に対し)」
「私、聞いたんですよ。そうしたら「バカモノ!! 不敬である」なんて言われちゃって。「不敬はてめぇだろう」でしょう」
週刊金曜日 8月9・16日合併号
「戦争って言葉をなくせばいいんですよ。「大量殺人」でいいんです。」
「(鈴木安蔵らの)憲法研究会の憲法草案の大元になったのは、明治時代に四国で自由民権運動をやってた植木枝盛の草案なんですよね。明治時代、たくさんの人が憲法の草案を出してるんですよ」
「鈴木安蔵たちは、ジャック・ルソーの契約論や、アメリカ独立宣言後のアメリカ合衆国憲法、フランス革命後のフランス憲法、ワイマール憲法など、全部のいいとこ取りをしちゃって、自分の思想も入れて出したのよね」
「なんで自民党の人たちが、(憲法を)「アメリカの押しつけ」って言ってるんだと思ったら、政府側の案をはね付けられたからなんですよね。「アメリカが作ったものを押しつけられたんだ」と言うのはモノ知らずで無礼ですよ。日本人が作ったんです」
週刊金曜日 8月9・16日合併号「あるパーティ会場で、中曽根元総理が『キミたちは海軍魂なんて知らんだろう』と大口叩くから、慰安婦の話をして大喧嘩したことがあります」
「(中曽根は)ひとことも反論できずに、逃げ帰りましたよ。その後、新幹線で出会ったときも、私の顔を発見したら、慌てて隣の車輌へ逃げたんですから」
(女性自身 2006年8月22日・29日合併号)
「美輪明宏が語る原爆体験」
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