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姿が見えなくなったキャロライン・ケネディ米国駐日大使
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★「天木直人氏の視点ー(2013/12/29)」★ :本音言いまっせー
日米間でこれほど重要な外交が展開しているというのにキャロライン・ケネディ米国駐日大使の姿が見えないのはどうしたことだろうか。
あれほどメディアが騒ぎ立てたキャロライン大使であったのに、日米間で重要な政治・外交問題が表面化したとたんにキャロライン大使の報道がなくなった。
私が報道でキャロライン大使の仕事振りを見たのは、12月20日の報道で、キャロライン大使が公明党の山口代表と都内で会談し、「TPPはオバマ政権の優先度が高い課題だ。合意に向けて米国としてしっかり取り組みたい」と述べたという報道(日経)が最後だ。
中国の防空識別圏の時も、安倍首相の靖国参拝の時も、辺野古移転の決定の時も、米国との関係が一番重要であるというのにキャロライン大使の声はなく、姿は見えない。
これを要するに重要な外交問題はキャロライン大使を煩わせることなくワシントンと東京で直接やりとりするというのが日米政府の方針であるということだ。
もしこれからもキャロライン大使が沖縄問題や靖国問題に関与しないのであれば、やはりキャロライン大使はお飾りだったということだ。
日米政府がそうであっても日本のメディアはもっと積極的にキャロライン大使に取材を重ね、キャロライン大使の意見をどんどんと発表すべきである。
もしキャロライン大使や駐日米国大使館が政治・外交問題に関するキャロライン大使への直接取材を拒否しているのなら、間違いなくキャロライン大使はお飾りである。
メディアはもっとキャロライン大使の事を伝えなければいけない。
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