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2013-12-29 07:37:43
沖縄県知事が辺野古埋め立ての承認をした12月27日、沖縄出身の野党議員がそろって記者会見し、「私たち『うりずんの会』は絶対に諦めない。辺野古新基地建設を日米両政府に断念させ、普天間飛行場の無条件即時閉鎖・返還を実現するまで、恒久平和を願う県民とともに闘い続ける」と声明を発表し、決意を表明しました。
「うずりん」とは沖縄の方言で、「晩春の頃」を意味するそうで、メンバーは衆院議員の照屋 寛徳、玉城 デニー、赤嶺 政賢、参院議員 糸数 慶子の4氏。
声明では、まず仲井真知事の決定について、「埋め立て承認を前提とするかのような大盤振る舞いの振興策関連予算、目新しさに乏しい振興策の内容、さらに実現性の見えない基地負担軽減策などを引き合いに、安倍総理と裏取引をしたかの如くに、『県外移設』の公約をも翻して県民を裏切った仲井眞知事の責任は極めて重い」と、厳しく批判しました。
そのうえで、改めて県民の総意を明確にしました。「本年1月に安倍総理に直訴した『建白書』に込められた沖縄県民の民意は、普天間基地へのオスプレイ配備を直ちに撤回すること、嘉手納基地への特殊作戦用垂直離着陸輸送機CV22オスプレイの配備計画...を直ちに撤回すること、米軍普天間基地を閉鎖・撤去し、県内移設を断念すること等であり、日米地位協定の全面改定は長年にわたり要求し続けている県民の総意であることも言うまでもない」と。
県民の総意に背いた知事には、「県民の代表たる知事がこのような民意に背き、沖縄を『カネ』と引き換えにするかのような行為に走ることは、もはや言語道断である。仲井眞知事の即刻辞任を要求する」と、辞職を要求しました。
そして、「辺野古の海にも陸にも新しい基地は造らせない」との公約を堅持する現職の稲嶺ススム名護市長を全面的に支援し、その勝利に向け、全力を尽くすことを表明する」と、名護市長選挙への全力投球を表明しました。
生活の党の小沢一郎代表のコメントは次のようなものでした。
「多くの沖縄県民が普天間基地の県内移設に反対である中、知事が自らの県民との公約を破り、承認を決断したことは理解できない。
日米両政府間の返還合意があるとはいえ、地元県民の意向を無視して強制的に行うことは不可能である。来年1月19日投開票の名護市長選挙で生活の党は、『辺野古の海にも陸にも新しい基地はつくらせない』ことを公約に掲げる稲嶺進市長の推薦を決定しており、市長の再選に向け全力を傾注していく。
日米同盟は日本の安全保障の根幹ではあるが、その基盤は両国民の相互信頼関係にある。政府、沖縄県庁は、米軍普天間基地の移設を沖縄県民の頭越しに進めることは絶対にやめるべきであり、県民が納得するまで話し合い、米国政府も納得できる案を見出すべきである」と。
つまり、次の当面のターゲットは1月19日の名護市長選挙です。この選挙で、「辺野古の海の埋め立て反対、新基地は造らせない」を公約にする稲峯進市長を圧倒的多数で選出すれば、安倍政権が進めようとする計画に対し、強いブレーキ効果が期待できます。
安倍倒閣運動は、1月の名護市長選挙、2月の東京都知事選挙で勝利すれば、大きく前進できます。安部暴走車にストップをかける力が働くはずです。
闘いは新しいステージです。闘いはここから、闘いは今から。
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