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「旧体制」安倍は新年に倒れる 【高橋乗宣の日本経済一歩先の真相】
http://gendai.net/articles/view/news/146907
2013年12月27日 日刊ゲンダイ
時代錯誤の靖国参拝
安倍首相が靖国神社を参拝した。在任中の参拝は、第1次政権を含めて初めてだそうだ。政権発足1年というタイミングを見計らってのことのようだが、いったい、彼は何のため、誰のために参拝したのだろうか。
参拝後にモーニング姿で記者団の前に現れた首相は、「日本のために犠牲になったご英霊に対し尊崇の念を示し、み霊安かれと手を合わせてきた」と強調した。だが、先の戦争で亡くなった人たちの多くは、名目こそ「国のため」だったが、その実、悪いやつらの途方もない野心を満たすために駆り出され、命を落とすことになったのである。「お国のため」は方便で、帝国主義を掲げて暴走した連中の犠牲になったのだ。
しかも靖国には、国民に犠牲を強いた戦犯たちも合祀されている。被害者も加害者もごたまぜ。犠牲者に手を合わせれば、戦争主導者にも頭を下げることになってしまう。
安倍首相の祖父、岸信介も戦犯だった。もしかすると安倍は、命を落とせと強要された普通の兵隊ではなく、祖父と共謀して戦争に突っ込んだ戦犯たちに思いを馳せていたのではないか。時代遅れの国家主義、軍国主義に取りつかれた姿を見ていると、そんな疑念はどうしても消えない。
新年の干支は、甲午(きのえうま)である。これは、どのような年を意味しているのか。安岡正篤さんの著書「干支の活学」によると、「甲」というのは「よろい」のことであり、「草木の芽が、その殻を破って頭を少し出したという象形文字」だそうだ。これを社会的に置き換えると「旧体制が破れて、革新の動きが始まる」ということを意味している。実践的には、「陋習(ろうしゅう)を破って、革新の歩を進めねばならぬ」ということになるそうだ。
また「午」の字の原形は、馬を御す「くつわ」の「索(つな)」で、「俗に午を馬とする所以(ゆえん)」だそうである。漢の説文では「陰気が陽にさからって出づる意、午は忤(さから)う」とされているそうだ。安岡さんは「旧来の代表勢力がすでに極に達して反面にこれに対する反対勢力の突き上げに遭う象(かたち)である」としている。
グローバル化に逆行し、隣国との緊張感を高める安倍首相は、明らかに旧来の代表勢力だ。新年は、その反対勢力が台頭し、「陋習を破って革新の歩」が進むことを期待したいものである。
【高橋乗宣】
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