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安倍靖国参拝は江田新党のリトマス紙となる
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★「天木直人氏の視点ー(2013/12/27)」★ :本音言いまっせー
私にとって安倍首相の靖国参拝がもたらしたもう一つの歓迎すべき事がある。
それは今度の安倍首相の靖国参拝が江田新党にとってリトマス紙となることだ。
すなわち安倍首相の靖国参拝に対する江田憲司、橋下徹の反応で江田新党の正体がわかるということだ。
橋下徹は26日の記者会見でこう話したという。
「外交上の配慮で(靖国)参拝を見送るのはもうやめよう、と判断したことは非常に合理的だ」と理解を示した上で、「(安倍)首相はずっと配慮し続けてきたが、吹っ切れたところもあるのではないか」と擁護したという(12月27日朝日)。
私は江田憲司には橋下を一本釣りして橋下を反官僚主義の象徴として特化させて橋下の右翼的言動を封じ込めよと書いた。
政治家としての限界を露呈した橋下が政治家として復活するにはそれしかないと橋下にメッセージを送った。
しかしもし橋下がこのような事を言い続けるのなら、橋下は江田新党の害になる。
今度の安倍首相の靖国参拝に見せた橋下徹の記者会見の言葉だけで橋下を切り捨てるのはまだ性急だと思う。
性急さは私の悪いくせだ。
しかし、三つ子の魂百までものたとえどおり、橋下徹はその右翼的な言動を封じ込められないのではないか。
これからも同様の政治発言を続けるのではないか。
右翼バカの安倍晋三に対する共感は断ち切れないのではないか。
江田憲司はこの機会にはやく橋下と話して橋下一本釣りの適否について確認すべきだ。
そして安倍首相の靖国参拝は江田憲司にとってもまたリトマス紙となる。
江田新党の政界再編への思いを成功させるためには、反自民党ではなく、安倍首相の右翼的な、反米的な欠点をついて反安倍自民党の姿勢を鮮明に打ち出すべきだと私は江田憲司にメッセージを送った。
今度の安倍首相の靖国参拝はその決断をする絶好のチャンスである。
私のように明確に安倍首相を批判しなくてもいい。
それができない江田憲司ではダメだと江田新党を見捨てるのは私の悪いくせだ。
しかし、江田憲司はこの機会にアジアとの関係重視、米国との関係重視の二点を協調し、安倍首相の誤りを指摘すべきだ。
つまりこの機会に反自民党ではなく反安倍自民党を鮮明にすべきなのだ。
その鍵は、なんといっても米国との関係にある。
米国との友好関係を損なわない形で米国から自立する、そういう関係を築く。つまり親米従属ではなく、親米自立である。
安倍首相はまさにその逆である。
対米従属を繰り返しながら、反米政策を重ねている。
国民から見ればこれほど愚かな事はない。
いまこそ安倍外交の愚かさを指摘して米国との関係を修復し、そして米国から自立する政策を米国と話し合うという外交を掲げるのである。
中国・韓国との関係を修復する外交をお掲げるのだ。
それに賛同する者たちを、維新ではなく、自民党や民主党の中から集めるのだ。
江田憲司にそれができるか。
今度の安倍首相の靖国参拝は私にとって江田新党による政界再編の成否を見極めさせてくれる絶好のリトマス紙でもある。
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