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「死に体」の朴槿恵大統領を助けた? 安倍首相[東洋経済]
東洋経済オンライン 12月27日(金)0時0分配信
12月26日に靖国神社を突然参拝した安倍晋三首相。すでに中国や韓国からは激しい反発を招いている。首相が同神社を参拝したのは、2006年の小泉純一郎首相(当時)以来であり、当時も両国から強い反発を受けた。だが、安部首相は特に参拝前から「軍国主義、右傾化」との批判を浴び続けていた。対中国関係では、ジャーナリストの富坂 聰氏に分析してもらった(→記事はこちら)が、「もう一方」の韓国は今後、どのような具体的行動に出てくるのだろうか。
■ 朴槿恵政権が態度を変えようとしていた矢先の参拝
韓国では、参拝直後にさっそく外交省報道官が声明を発表。「憤怒を禁じ得ない」と、いつにもまして強い口調で反発した。韓国の全国紙「京郷新聞」東京支局長の徐義東(ソ・ウィドン)氏は、「残念」の一言だ。「朴槿恵政権は、ちょうどこれまでの日本への対応を変え始めた時期だった。安部首相も就任して1年、参拝をしてこなかった。もう少し我慢をしてくれていたら」(徐支局長)と言う。
静岡県立大学国際関係学部の小針進教授は「安倍首相は、就任以来、韓国が敏感になるような言動をしていなかった。先月も『朴槿恵大統領は非常に優れた指導者だ』と言っていた。歴史認識についても発言は控えてきた。だが、韓国メディアはそうした首相の姿勢をそのまま受け取ろうとせず、「軍国主義・右傾化」などと言い続けてきた。今回の参拝で、”やはり本性が出た”と韓国では受け止められるだろう」と指摘する。
おりしも、韓国では、南スーダンに派遣されている韓国軍部隊に日本の自衛隊が銃弾1万発を提供したことについて、日本側の姿勢に強く反発しており、韓国メディアでは「政治利用している」とまで指摘。安倍政権への批判を強めていたところだった。「その延長線上に、今回の靖国神社参拝をとらえるのではないか」(小針教授)。
■ 内政がうまくいっていない朴政権に利用される懸念
日韓関係においては、参拝のタイミングも悪かった。前出の徐支局長は、「来年(2014年)4月に予定されているオバマ米大統領のアジア歴訪を狙って、首脳会談をはじめ日韓関係の改善を試みようとしていた」と言う。今回の参拝で、「韓国側から日韓関係を改善する行動は取れない」という悲観的な見方が支配的だ。
その一方で、韓国側からは、何か日本に対抗できる具体的な反撃手段をとれるか、といえば、それはまた別の話だ。「結局は、強い言葉や内容で日本を批判するしか、手がないのでは」(ソウルの有力日本人研究者)。「竹島問題では、軍隊を竹島近海に派遣したり、上陸訓練を行うという手がある。だが、靖国神社に関してはそのような方法は取れないし、策はない」(同)。
むしろ、内政がうまくいっていない朴政権が、「国内の混乱から目をそらすために(靖国神社参拝を)利用することもある」と小針教授は指摘する。
福田 恵介
最終更新:12月27日(金)0時0分
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20131227-00027394-toyo-bus_all
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