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2013/12/25 「公害史上、画期的な判決」〜大阪・泉南アスベスト国賠2陣訴訟 大阪高裁判決報告・記者会見
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/117927
アスベスト(石綿)による健康被害の問題で、大阪・泉南地域の被害者らが国に損害賠償を求めた裁判の第2陣の高裁判決が25日、大阪高裁で原告側「勝訴」の判決がくだされた。今後、国に上告を断念するよう訴えていくとともに、今回の判決を精査し、早期の全面解決に向けて運動を展開していくという。
勝利判決を受けて開かれた報告集会には、泉南アスベスト国賠訴訟の原告・弁護団をはじめ、泉南アスベストの早期解決に賛同してきた国会議員や、支援者らが参加し、勝訴の喜びや、今後の活動に向けた決意を語った。
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12月24日の時点で、泉南アスベストの早期解決に賛同した国会議員は与野党で114名。集会後、賛同している超党派の野党は、厚生労働大臣へ、国に控訴しないよう要望書を提出。原告団も同様の要望書を提出し、大臣への面会も要望している。
判決報告をした大阪・泉南アスベスト国賠訴訟弁護団の小林邦子弁護士は、「国は労働者の健康、生命を守るために、できるだけ最新の知見を取り入れる努力責任がある。適時、適切に対応すべきだ」と述べ、今回の判決を「画期的な判決だ」と評価した。
2陣原告代表の川崎武次さんは、「この一歩が他の公害の被害者らを後押しするものになってほしい。皆様に感謝している。苦しみから抜けることだけを考えてきたが、今日の勝利判決で、やっとテーブルにつけた」と決意を新たにした。
アスベスト被害で夫を亡くした1陣原告の佐藤美代子さんは、「厚労大臣に必ず会って、原告としての苦しみを直接訴えたい」と述べ、「訴訟中に12人もの人が亡くなった。亡くなった主人のためにも、『あなたがアスベストの会社で働いてきたことは間違ってなかった』と報告したい」と自身の思いを語った。
(IWJ・安斎さや香)
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【関連記事】
「しんぶん赤旗」 2013年12月26日
「規制せず」と国を断罪/泉南アスベスト第2陣訴訟 高裁でも勝訴
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik13/2013-12-26/2013122601_02_1.html
【関連動画】
泉南アスベスト被害で大阪高裁 国の責任をより重く認定 賠償命じる 20131225... 投稿者 dm_517526f29eda9
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