http://www.asyura2.com/13/senkyo158/msg/442.html
Tweet |
韓国側が欲しがっていない銃弾を,日本は武器三原則を逸脱し何故提供しなければならなかったか
http://blog.goo.ne.jp/ichimurasan2006/e/dc12c8c5706d2325e07c4d49b077296d
★孫崎享氏の視点ー<2013/12/25>★ :本音言いまっせー
日本は今危険な道を歩み始めている。銃弾提供の次は軍か。
1:先ず韓国軍への銃弾提供は武器輸出三原則を逸脱するものであり、初めての行動で、日本の安全保障政策上極めて深刻な行動である。
「政府が23日、武器輸出三原則の例外として、陸上自衛隊の弾薬を国連を通じて韓国軍に譲渡したのは、事態の緊急性に加え、悪化する日韓関係にプラスになるとの計算も働いたためだ。
しかし、これまで武器・弾薬の譲渡を「想定していない」としてきた国連平和維持活動(PKO)協力法を根拠に、例外への道を開いたことで、内外で論議を呼ぶことは必至だ。」(毎日新聞 2013年12月24日)
「PKO協力法に基づく措置で、銃弾のような殺傷能力のある武器の他国軍への供与は初めて。
従来の政府方針との整合性の観点から議論を呼びそうだ。」(2013/12/23日経新聞)
2:日本がこうした歴史的転換を行ったのに、当の韓国はこの供与に何らの謝意も持っていない。
「政府が23日に決めた南スーダンで活動中の韓国軍への弾薬の譲渡は、国連平和維持活動(PKO)で武器・弾薬の供与はしない
としてきた政府方針と、武器輸出三原則という二つの「枠組み」を一気に飛び越えた形となった。緊急事態への対応とはいえ、議論の蓄積の不十分さは否めない。
治安情勢が悪化している南スーダンで、国連平和維持活動(PKO)で展開中の韓国軍に銃弾1万発を日本が提供したことに関し、韓国国防省報道官は24日、「予備量を確保するため臨時で借りたものだ。(銃弾は)不足していない」と語った。
日本側の説明では、施設を警備する韓国軍に銃弾が不足し、提供がなければ避難民の生命に危険が及ぶ可能性が高いと国連が判断、日本に提供を要請。日本は「緊急の必要性・人道性が極めて高い」とする官房長官談話を出している。韓国国防省の説明は、この状況と矛盾する。(2013.12.24産経ニュース)
3:何が見えるか
安倍政権の何が何でも自衛隊を戦闘部隊として海外に派遣しようとする性格は異常な状況にある。
相手国が感謝しない状況で、これまでの慣例を平然と破り、既成事実を積み上げようとしている。
それにしてもスーダンという現場に、戦闘をしないという建前の自衛隊が、戦闘している他国軍隊に提供できるだけの銃弾をいつのまにか持っているという事態に恐ろしさを感ずる。
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK158掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。