http://www.asyura2.com/13/senkyo158/msg/420.html
Tweet |
天木直人のメールマガジン2013年12月25日第980号
=============================================================
沖縄を批判せざるを得ないようにならない事を願うばかりだ
============================================================
きょう仲井真沖縄県知事と安倍首相が会談するらしい。
その前にどうしても書いておきたい。
この会談で仲井真知事が辺野古建設許可を宣言するかどうかはわから
ない。
おそらくそうはならない。
しかし遅くとも27日には仲井真知事は許可の決断を下すだろう。
そのためのセレモニーに違いない。
そしてその決断が今年最後の政治イベントとして終わる。
安倍暴政の御用納めである。
たとえ年内中の回答を来年まで先延ばしする芝居を仲井真知事が打っ
たとしても、来年1月19日の普天間市長選挙までには許可をして、選
挙の争点を地域振興に集中させるだろう。
そして自民党候補者を勝たせることに協力する。
そのための沖縄振興予算の大盤振る舞いである。
要求額(3408億円)を上回る予算(3460億円)が決まったと
いう。
私も官僚時代に何度も予算要求に関わったが、要求額を上回る予算が
査定されるなどということははじめてだ。
それほどあからさまな沖縄優遇である。
仲井真知事は「政府として決意を示していただいたものと考えてい
る。心から感謝申し上げます」というコメントを出したという。
こう言って置きながら、仲井真知事が辺野古工事の申請を断るなら私
は喝采を送る。
これまでの沖縄の負担からすればいくら予算を受け取ってもそれは当
然の権利だ。
断ってもその予算を受け取る権利はある。
それぐらいの器量を示したらどうか。
たとえ断らなくとも、1月19日の名護市長選挙後に、そこで示され
た民意を尊重して決めると言って許可を先延ばしするのであれば大した
ものだ。
選挙で決着をつけようじゃないかということだ。
それこそが沖縄県民の望むところだ。
しかし巨額の予算と引き換えに、あっさり許可を下すようでは、今度
こそ私は仲井真知事を激しく批判する事になるだろう。
何のため再選までして沖縄県知事にこだわったのか。
あなたの人生は何だったのか、と言って。
そしてそのような仲井真知事を沖縄県民が許すようであれば、私はも
う沖縄を応援する事を止める。
応援のし甲斐がないからだ。
それどころか沖縄県民を批判する側に回る。
3千数百億円などという巨額の地域振興予算を受け取る県がどこにあ
るというのか。
それらもまた我々の血税だ。
そんな予算を沖縄に与えることを了承した覚えはない。
これ以上沖縄を甘やかす事は止めよう。
そう言って安倍政権が大盤振る舞いした沖縄振興予算を批判する。
それほど今度の仲井真知事の決断は大きな意味を持つのである。
辺野古移転を認める仲井真知事をボイコットできないような沖縄な
ら、県外の誰がどのように沖縄を応援しても無意味だ。
そう沖縄を批判するような状況にならない事を願うばかりである(
了)
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK158掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。