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世界の軍隊へ/(C)日刊ゲンダイ
韓国軍に銃弾1万発提供 もう始まったNSCの“大暴走”
http://gendai.net/articles/view/news/146834
2013年12月24日 日刊ゲンダイ
国民がのんびり連休を過ごしている傍らで、安倍政権の暴走がアクセル全開――。政府が23日、南スーダンでPKO(国連平和維持活動)に参加する韓国軍への銃弾1万発提供を決めた件である。
各国部隊で韓国軍と同じ口径5.56ミリの小銃を使っているのは日本の自衛隊しかないことから、武器輸出三原則の“例外”として提供に踏み切ったというのが政府の見解だ。しかし、PKO協力法25条に「物資協力」の規定はあるものの、政府は過去の国会答弁で「他国部隊に武器や銃弾を提供することは想定していない」としてきた。それを、臨時閣議を招集するでもなく、国家安全保障会議(NSC)の4大臣会合であっさり決定してしまったのだ。
■竹島問題との関係はどうなるのか
そのうえ、なぜ韓国軍なのか。韓国は日本の軍事大国化に反対していた
し、竹島の領有権をめぐる対立もある。
「むしろ相手が韓国だからこそ日本政府は協力するのでしょう。韓国に恩を売ることが、日韓関係を打開するサインになると考えているのではないか。しかし、そのためになし崩しに武器輸出が行われるのは問題です。PKO法25条は、『物資とは何か』など国会で長い時間かけて綿密に議論されたものです。現地からの『緊急』という要請だけでNSCの密室で決めてしまうのは、国会の文民統制を反故にしてしまう行為です」(軍事評論家・前田哲男氏)
例外は積み重ねられていけば、例外ではなくなる。こうして自衛隊は世界の軍隊になっていくのか。
「安倍首相の言う『積極的平和主義』の絵に描いたようなスタートです。1930年代、陸軍が満州で事件を起こし、政府はそれを後から追認するだけで、既成事実が積み上がっていった。その結果、陸軍が勝手に暴走した。今回のように現地情勢に引きずられて文民統制を失っていく現状は、そんないまいましい過去を思い出させます」(前田哲男氏)
この国の本来の「平和主義」は死んだも同然だ。
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