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2013年12月24日
横車とは、横紙破り【《(和)紙は漉き目が縦に通っていて横には破りにくいところから》自分の思ったとおりを無理に押し通そうとすること。また、そのような人。】(提供元:「デジタル大辞泉」)とも言う。時事と毎日の記事を読む限り、如何にも緊急避難的で人道的見地からと云う政府の言説が正しい判断のようにも思えるのだが、チョッと立ちどまって考えてみよう。
この一連の憲法違反にも通じる疑念のある政府の行為を、あっそうですか、とスル―してしまうのは、あまりにも素直すぎる感覚だろう。本来であれば、真っ先に噛みつく論陣を張っている朝日新聞のサイトでは、23日23時現在、何ら事実関係すら言及していない。23日は天皇誕生日だが、朝日新聞は創立記念日で全社休みなのだろうか?その割には、陛下の80歳になる誕生日の会見等は詳細に報道している。おそらく、噛みつき方で社内が揉めているようにも窺える。
それにしても、陛下の80歳の誕生日を前にした会見の内容は、読売、産経、日経などは、耳を塞ぎたくなるような内容だっただけに、サイトでの陛下の会見模様を伝える記事は、末尾で序に載せておくような、それこそ不敬な報道姿勢であった。山本太郎のマナー違反な陛下への行為に対する罵詈雑言な報道内容と、同じ陛下に対する新聞社の対応の態度なのか、と目を疑う。なぜこのような扱いが生まれたか、よくよく考えて、本日の見出しの出来事も吟味する必要がある。それほど、現在に安倍政権が行っている行為は、日本国の明日の有様を、あらぬ方向に導こうと必死こいているのである。天皇誕生日に、憲法違反行為を白昼堂々と行うとは、まったくもって恥知らずの面々である。
安倍晋三は、菅官房長官、石破幹事長を引き連れ、なぜかわからないが、消滅寸前の日本維新の会の橋下に会ったそうである。先日は石原慎太郎とも会っていた。その少し前には、渡辺喜美とも会っていた。どうやら、公明党切りが鮮明になってきているようだ。筆者の予想が当たりと云う事実関係が続々報じられている。「もう、憲法なんて馬鹿馬鹿しくて守ってはいられんよな。どうせ、愚民どもは何が何だか判らないだろう、ドサクサ紛れにビシバシ既成事実を積み重ねてしまおうではないか」さしずめ、そのようなニアンスで安倍官邸は突っ走っているのは間違いないようだ。
80歳を迎えるに当たり、天皇陛下が会見で、≪……80年の道のりを振り返って、特に印象に残っている出来事という質問ですが、やはり最も印象に残っているのは先の戦争のことです。私が学齢に達した時には中国との戦争が始まっており、その翌年の12月8日から、中国のほかに新たに米国、英国、オランダとの戦争が始まりました。終戦を迎えたのは小学校の最後の年でした。この戦争による日本人の犠牲者は約310万人と言われています。前途に様々な夢を持って生きていた多くの人々が、若くして命を失ったことを思うと、本当に痛ましい限りです。 戦後、連合国軍の占領下にあった日本は、平和と民主主義を、守るべき大切なものとして、日本国憲法を作り、様々な改革を行って、今日の日本を築きました。戦争で荒廃した国土を立て直し、かつ、改善していくために当時の我が国の人々の払った努力に対し、深い感謝の気持ちを抱いています。……。
……日本国憲法には「天皇は、この憲法の定める国事に関する行為のみを行ひ、国政に関する権能を有しない」と規定されています。この条項を順守することを念頭において、私は天皇としての活動を律しています。 しかし、質問にあった五輪招致活動のように、主旨がはっきりうたってあればともかく、問題によっては、国政に関与するのかどうか、判断の難しい場合もあります。そのような場合はできる限り客観的に、また法律的に、考えられる立場にある宮内庁長官や参与の意見を聴くことにしています。今度の場合、参与も宮内庁長官始め関係者も、この問題が国政に関与するかどうか一生懸命考えてくれました。今後とも憲法を順守する立場に立って、事に当たっていくつもりです。……≫、と述べられた。
注:天皇陛下会見の全文は
http://www.asahi.com/articles/ASF0TKY201312220201.html
で読むことが出来る。
明らかに、天皇皇后両陛下は、現在の憲法の精神に基づいて、自らの行動さえも律していると宣言なさっている。このことは、安倍、菅、石破、石原などにとっては、耳が痛いのを通り越し、腹立たしい発言趣旨に思えてならないのであろう。安倍晋三が疑似大統領制・専制君主制の制度における、権力を掌握したい風情なのだから、腹の中は煮えたぎっていると推察した方が正しいだろう。まさか、この陛下の会見のお言葉に、これ見よがしな対抗手段として、日本版NSC会議がそそくさと早速開かれたとは思いたくないが、時系列から眺めれば、天皇の発言趣旨と対峙しようと云う姿勢にさえ見えてくる。
さて本題に入るが、上述の話だけでも充分に、安倍官邸が何を考えているか、疑う理由は充分にある。まぁそれだけでは、理論性をあまりに端折り過ぎなので、敢えて幾つかの疑問点を提示しておく。
まず第一の疑念はPKO活動として、南スーダン・東部ジョングレイ州で活動中の韓国軍工兵隊の銃弾が不足し、治安悪化に対応できない為、至急銃弾の補充を国連を通じて、同じくPKO活動に参加している陸上自衛隊が保有している小銃弾1万発の提供を無償で依頼したとい云う事のようだ。韓国軍工兵隊は当然、治安の一線部隊として活動していたわけだから、武装兵器の兵站は十二分であるべきで、常識的には考えにくい事態である。それとも、韓国軍の兵士が無闇矢鱈と小銃をぶっ放したと云うことなのか?だとしたら、まったくもって軍事作戦上の体たらくであり、韓国軍の司令官は処罰に値する事になる。
つまり、上記のように物事を考えていくと、韓国軍がまるでドジを踏んだような成り行きだが、実戦経験豊富な韓国軍では考えにくい出来事でもある。つまり、あり得ない出来事が起きていると云う事実が重要だ。否、そのような状況になっているので、と政府が報道関係者にレクチャーし、それが活字になっているだけの話だと思う方が、妥当ではないのだろうか。政府の発表自体が変ではないかと疑うのがジャーナリストであり、垂れ流すメディアは“マスゴミ”と云う蔑称に値する。
今回の南スーダンにおける国連南スーダン派遣団(UNMISS)に参加している我が国自衛隊の装備は、筆者の知る限り武器は≪9mm拳銃84丁、小銃(89式5.56mm小銃又は64式7.62mm小銃)297丁、5.56mm機関銃MINIMI5丁≫となっている。その武器に必要な銃弾が何万発か、詳細は判らないが、5.56mmの銃弾を1万発、人道的支援だか何だか判らんが、携帯していた事実の方が凄い情報だと認識する。国連南スーダン派遣団(UNMISS)に参加している我が国自衛隊の部隊は、インフラ整備が主たる任務と野田政権時代聞かされてきたのだが、どうも2013年の1月に、似て非なる部隊に、安倍政権によって変身させられていたようだ。
この南スーダン国連南スーダン派遣団(UNMISS)の問題は野田政権下で急浮上したわけだが、ざっくりと、その経緯などを眺めてみると、日米韓の政府及び軍隊と国連・潘基文国連事務総長がその成立に大きな役割を果たしていたことが理解できる。2011年9月には潘基文国連事務総長、野田佳彦内閣総理大臣は南スーダン国連南スーダン派遣団(UNMISS)に関し、会談を行っている。但し、野田民主党時代の自衛隊の規模は、国内で理解されている範囲の我が国自衛隊のPKO規模であったことは、前述の武器の規模からも窺える。おそらく、その後公表されていない物量が投下されていた可能性は充分ある。
一川保夫、田中直紀が防衛大臣の時期には、自衛隊PKO部隊の装備も貧弱だったが、森本敏が野田佳彦首相の下、大臣に就任してからは、幾分編成や装備品において、公式な資料はないが充実させて行った傾向があるようだ。その傾向が極めて顕著な姿をみせたのが、2013年の1月からだ。つまり、安倍自民党が政権に復帰して1カ月後のことであった。
ウィキペディアによると
≪ 7月19日 - 南スーダンへの派遣要員を含む、海外派遣の自衛官約910人は、7月19日までに第23回参議院議員通常選挙の不在者投票を済ませた。……10月4日 - 内閣府は、自衛隊の派遣期間を2014年10月末まで再延長する方針を決定した。また、人員も330人から410人に増やす予定。この方針は、10月15日の閣議で正式に決定した。 派遣部隊の任務と規模は道路等のインフラ整備等を行う陸上自衛隊施設部隊(最大330名)、上記部隊の活動を支援するため、支援調整所を設け、国連、現地政府機関等との調整を行う陸上自衛隊の部隊(最大40名)、上記の陸上自衛隊員からなる2部隊のための輸送及び補給の業務を行う海上自衛隊の部隊(170名)、上記の陸上自衛隊員からなる2部隊のための人員・物資等の空輸及び空輸を行う航空機の整備を行う部隊(170名)、なお、派遣部隊の隊長は現地支援調整所の所長(1佐)が就任し、別に派遣部隊の指揮官として施設隊の長(2佐)が就任する。≫
となっており、モロに軍隊派兵の色彩を帯びた。
大雑把だが、今回の南スーダン国連南スーダン派遣団(UNMISS)への自衛隊PKO派遣の内容は次第に変質したことが窺える。その変質に野田佳彦、安倍晋三が継続的に関わっていた事実も垣間見える。このように時系列的変化を見ると、ここ数日泥縄で決定されている日本版NSCの動きは、一定のシナリオありきの、出来事だと推測が可能である。つまり、米国と韓国、そして潘基文国連事務総長と日本政府、外務省の描いた計画が実行されたと疑う余地は充分にあると云うことだ。筆者が、銃弾が底をつくような戦術を展開した韓国軍は馬鹿ではないか、と意図的に語ったが、そのことを、韓国軍も不愉快に思ったらしく、本日、以下のようなコメントを発表している。
≪ 「銃弾不足していない」と韓国、批判に配慮か 「予備量確保で借りただけ」
治安情勢が悪化している南スーダンで、国連平和維持活動(PKO)で展開中の韓国軍に銃弾1万発を日本が提供したことに関し、韓国国防省報道官は24日、「予備量を確保するため臨時で借りたものだ。(銃弾は)不足していない」と語った。
日本側の説明では、施設を警備する韓国軍に銃弾が不足し、提供がなければ避難民の生命に危険が及ぶ可能性が高いと国連が判断、日本に提供を要請。日本は「緊急の必要性・人道性が極めて高い」とする官房長官談話を出している。韓国国防省の説明は、この状況と矛盾する。
韓国では、日本の自衛隊の活動領域拡大に批判的な声が強く、韓国軍が必要な銃弾を準備せず自衛隊から提供を受けたことで政府批判が起きる可能性もある。報道官の発言はこうした批判をかわす目的もありそうだ。 ≫(共同通信)
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