http://www.asyura2.com/13/senkyo158/msg/324.html
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最初に私のコメント、次に記事本文を記載します。
[コメント]
■ 「特定秘密保護法」の重要性、一部の人たちの誤解について 安倍総理が丁寧に説明
>この法律は国民を守るために必要な法律なんですね。
北朝鮮には大きな変化があります、日本の領土領海をめぐる緊張した状態もありますね。
そこで政府は正しい判断をしなければならない、様々な情報の収集も必要ですね。そのためには、世界各国が色んな情報を持っていますが、それを日本も受け取る必要がある、そのためのルールがなければなりません。世界の中において、スタンダードがあるかないか、日本は残念ながらスタンダードがなかった。
>ですが今度このスタンダードを作ることによって、今までよりも日本に情報が入ってきます。ある海外の情報の責任者が「もっと日本に情報を渡したい、(この法律で)渡しやすくなる」と言っていました。同時に、今までは秘密を認定するルールがちゃんとしていなかったんです。あるいは解除するルールがなかった。誰が責任を持ってきめたのかも分からなかった。
>たとえば、菅内閣時代に中国の漁船が海保の船にぶつかった、あれ、秘密にしたでしょう?そもそもあれは特定秘密にはなりませんが、あれは誰が(秘密指定を)、菅総理なのか仙谷さんなのか、わからないじゃないですか。どうして決めたのかもわからない。こういうことはもう起こりません。今度は誰が責任を持って決めたかが明確になる。かつ、総理大臣には毎年1回、秘密保全諮問会議に出て、様々な説明をします。説明をしなければならないから、こういう(誰が何を秘密に指定したか責任も不明になる)ことはもう起こりません。
たしかにその通りです。
テロ、中国による軍事侵略、北朝鮮の暴走などなど安全保障上の懸念に対して、きちんと対策を取る必要があります。
中国の軍事侵略には、目に余るものがあります。
中国はチベット、ウィグルに軍事侵攻し自国領としてしまいましたが、最近も南シナ海のスプラウトリー諸島、尖閣諸島等への軍事侵攻を行なっています。(詳しくは下記)
http://www.asyura2.com/13/senkyo147/msg/694.html
http://www.asyura2.com/12/senkyo136/msg/221.html
こういった中国、北朝鮮などによる軍事暴走やテロについて、米国を含めた多くの国々と秘密情報を共有し、それらをを阻止していく必要があります。
安倍総理が説明するように、そのためには特定秘密保護法が必須なのです。
>恵:ここですね(アンケート「知らず知らずのうちに秘密に触れたらどうなるの?」)
安倍総理:そんなことは絶対にありません。一般の方が罪に問われることはないです。これは私が総理大臣として明確に申し上げておきたいと思います。厳重に特定秘密は管理されますので、この特定秘密を見る人は資格審査をされて、クリアランスを受けて、これもグローバルスタンダードになるんですが、クリアランスを受けて見ることが出来る。皆さんは、これが特定秘密ということは知りませんから、万が一、滅多に起こらないんですが、皆さんが知ってもこれは罪にはなりません。そして、報道においても、龍崎さんが普通の活動で情報を手に入れたとしても、それは罪にはなりません。
これまたその通りです。
条文を読めば分かるとおり、不正な手段で特定秘密情報を入手することなどしない、真っ当な国民が捕まることはありません。
革マル派、中核派、一部の左派メディアなどによる、事実を無視したデマ、煽動に乗せられないことが重要ですね。
■ アベノミクスで経済も大幅に好転
>GDPも今年はプラスに変わりました。年金の運用も過去最高です。これからいよいよ賃金の影響が出てくる、賃上げ、ここが一番大きなポイント、地方にも、なんですね。連合の調査でも、平均すると今年のボーナスは3万9千円増えています。しかし大手だろう、地方は難しいよ、でも先般行った墨田区のメッキの町工場、9名しかいないんですが、ここも冬のボーナスは倍にすると言っていました。段々、こうなってくれば実感も広がってくる。
GDPがプラスになり、ボーナスも増え、給料の上昇も始まりつつあります。
海外からの観光客の数も始めて1000万人を突破しました。(確定)
観光は今や日本にとって大きな産業ですから、これは大変重要なこと。
景気の好転に大きな影響を与えています。
以上のように、今のところ経済もアベノミクス効果で順調ですが、問題は来年4月の消費税増税。
対策として5.5兆円の経済対策を行うこととなっています。
これでうまく乗り切れるかがポイントですね。
■ 辛口コメンテーターたちも安倍政権を高評価
>龍崎:今までずっと物事をきちっと決めてこられた、順調な強い勢いというのも今日も感じられたな、というのが一つと、やはり特定秘密保護法案を気にされて、丁寧に説明されてましたよね。やはりこれは政権内で初めてぶつかった壁だったのかな、というのを印象を受けました。
>宮崎:安倍政権が出来た時って、メディアは一番「体調は大丈夫か」という点に注目をしていた。結果、どうですか?外遊は13回、25か国を周られて。私は、まったくそういう(健康の)懸念というのは杞憂だったなと思います。
>恵:去年のあれから始まって、国民栄誉賞があって、参院選でねじれ解消、なんといってもオリンピック招致があって・・・そうやってみると、田崎さん、大きく動いた1年だったんですね?
田崎:やっぱり、10年の基礎を作った主旨の発言もありましたけど、総理の話を聞いていて、案外わかりやすいですよね。
上記の通り、衆院選、参院選後によってねじれが解消され、決められる政治が順調に進んでいます。
特定秘密保護法についての不安も、誤解・扇動に基づくものであることが明らかになりました。
普段は辛口なコメンテーターたちも、上記のように安倍政権を高評価しています。
当然でしょう。
安倍政権が問題ゼロとは言いませんが、少なくとも鳩山―小沢のルーピー政権に始まった民主党政権よりも経済は確実に良くなり、安全保障政策もより堅実かつ順調に進められています。
一時は若干落ちた政権支持率も、56.8%と5割を大幅に上回るまで復帰しています。(直近のフジの調査)
安倍政権は長期政権となるのではないでしょうか?
[記事本文]
12月20日、安倍総理はTBSひるおび、テレ朝報道ステーション、テレ東WBSなどの情報番組に出演し、生で質問に答えながら説明をした。全部記す時間がないので、今日はとりあえず「ひるおび」の語録。
TBS ひるおび「国民のギモンいろいろ聞きます!」
田崎史郎(時事通信社解説委員):総理がこういう番組に出られるのは珍しいですよね
龍崎(TBS解説委員):最近、支持率も下がってますから、そのあたりの心境もお聞きしたいですね
〜登場時にケーブルにつまづきそうになった安倍総理、「大丈夫ですか?」と司会の恵さん、「危機管理をしっかりとしてますから」と安倍総理。〜
恵(MC):ちょうど就任から1年経ちましたが、どうですか?
安倍総理:よく20代が一番いろいろあって、40代50代があっという間と言いますが、今年は今後の10年間を決めるような大きな決断をしなければならない、ということが沢山あったのかなぁと思います。
恵:ほんとですよね〜。今日は時間の許す限りいろいろ伺っていきたいと思いますけども、主に3つのポイントに絞って聞いていきたいと思います。特定秘密保護法案、アベノミクスと消費税、そして来年の重要課題。総理、ひるおび出演は今日で4回目・・・(一昨年12月20日、昨年3月2日、8月28日)、
女性アナウンサー:総理になられてからは初めてですよね。お忙しいと思うんですが、『ひるおび』はたまにはご覧になられたり・・・
安倍総理:それはたまに拝見させて頂いてますよ
恵:総理、"いつも"でもいいんですよ?(会場笑い)
田崎氏:見られない時はDVDに録って、なんかベストで見られてるとかお聞きしました。
安倍総理:やっぱり、(恵MCの方に手を差しだしながら)影響力が大きいですからね、どういう風に私たちのやっていることが伝わっているかと、それはやっぱり分析する上においてはね、大切なことです。おととし去年と、私は割とこう、時間があった時に呼んで頂いたってことは大切ですからね(笑)
【特定秘密保護法案】
恵:さっそく伺っていきたいんですが、まずは特定秘密保護法案です。この話をする上で支持率を見ていきたいんですが、一年間非常に高い支持率できたんですけども、特定秘密保護法案が可決した時、JNNの調査なんですけども、マイナス13.9ポイント(68.5%から54.6%)、これはどのように思いますか?
安倍総理:そうですね、反省点としては、もう少しわかりやすく時間をかけて私自身がご説明すればよかったなぁと、そう思っています。
恵:アンケートを取ったんですが、特定秘密保護法案で不安を感じますかという質問に、東京新聞の調べで「不安を感じる」が70.8%(今月8日9日)、おとといの『ひるおび』のインターネットのアンケートでも69%、で、50代男性「国民の知る権利が脅かされる」、40代女性「知らず知らずのうちに秘密に触れてしまったらどうなるの?」、40代女性「法案の内容がわからないので不安」、30代男性「チェック機関は機能するのか?」などの声がありますが、龍崎さん。
龍崎:そうですね、法案に対する不安もありますが、もう一つあるのは今回この法案の成立の進め方が、やはり外から見てやや強引だと見られたこともあります。このあたり、ま、安倍政権、慎重にこう運営をされてきましたけども、初めてこう急な感じを受けてみなさんビックリしたというか、不安に思ってる部分があるんじゃないかと思いますね。
恵:そのあたりはどうですか?
安倍総理:まずですね、先ほども申し上げましたが、大分誤解もあるなぁと思います、これは私たちの反省点なんですが、この法律は国民を守るために必要な法律なんですね。北朝鮮には大きな変化があります、日本の領土領海をめぐる緊張した状態もありますね。そこで政府は正しい判断をしなければならない、様々な情報の収集も必要ですね。そのためには、世界各国が色んな情報を持っていますが、それを日本も受け取る必要がある、そのためのルールがなければなりません。世界の中において、スタンダードがあるかないか、日本は残念ながらスタンダードがなかった。ですが今度このスタンダードを作ることによって、今までよりも日本に情報が入ってきます。ある海外の情報の責任者が「もっと日本に情報を渡したい、(この法律で)渡しやすくなる」と言っていました。同時に、今までは秘密を認定するルールがちゃんとしていなかったんです。あるいは解除するルールがなかった。誰が責任を持ってきめたのかも分からなかった。たとえば、菅内閣時代に中国の漁船が海保の船にぶつかった、あれ、秘密にしたでしょう?そもそもあれは特定秘密にはなりませんが、あれは誰が(秘密指定を)、菅総理なのか仙谷さんなのか、わからないじゃないですか。どうして決めたのかもわからない。こういうことはもう起こりません。今度は誰が責任を持って決めたかが明確になる。かつ、総理大臣には毎年1回、秘密保全諮問会議に出て、様々な説明をします。説明をしなければならないから、こういう(誰が何を秘密に指定したか責任も不明になる)ことはもう起こりません。(秘密が)沢山あって総理大臣は把握できないんじゃないかと言う人もいましたから、調べさせたんですね。そうしたら、秘密の9割は衛星写真、残りは沢山の暗号、あるいは武器の情報、例えば戦車の鋼板の厚さ、どのくらいの耐久能力があるか、それら1つ1つが秘密で、相当な数になっていきます。残り、私が知らなければならない秘密は限られてきます。ここでですね、一般の方が私も何か不注意があると警察が来るんじゃないか、と
恵:ここですね(アンケート「知らず知らずのうちに秘密に触れたらどうなるの?」)
安倍総理:そんなことは絶対にありません。一般の方が罪に問われることはないです。これは私が総理大臣として明確に申し上げておきたいと思います。厳重に特定秘密は管理されますので、この特定秘密を見る人は資格審査をされて、クリアランスを受けて、これもグローバルスタンダードになるんですが、クリアランスを受けて見ることが出来る。皆さんは、これが特定秘密ということは知りませんから、万が一、滅多に起こらないんですが、皆さんが知ってもこれは罪にはなりません。そして、報道においても、龍崎さんが普通の活動で情報を手に入れたとしても、それは罪にはなりません。
恵:よかったですね、龍崎さん(笑)
安倍総理:ですから、これからものびのびとですね、やって頂きたいと。もちろん、特定秘密はそう簡単には出ませんよ。
宮崎哲弥氏:私はこの番組でも国家機密を保全する、管理する法制は必要だと言ってきましたが、今おっしゃったこと以外に、歴史に対する責任というのがあると思います。今秘密を出せなくても、歴史的にはこれは必ず資料として残さなければ、後々、−国家ってのは明暗があるわけですから、後々検証するためのものを残さなければならない。もともと国が作り出した情報は国民のものです、こういうことを保障するための制度はどうお考えですか?
安倍総理:一番大切ところなんですが、こういう特定秘密の多く、外交機密等々は、歴史の一部ですから残さなければなりません。勝手に廃棄されてはならないんですね。民主党政権時代、3万数千件廃棄された防衛機密の中の3万件を排除しているんです、こんなことをさせないために、特別公文書管理監というのを作って、この人たちがスムースに公文書館に移していくかを決めていきます。廃棄するかどうかもチェックして決めていくということになりますから、勝手に廃棄されることは、もう起こらない、ということになります。
宮崎:それは、どう作っていくかっていうのは次の国会でちゃんと議論されるんですか
安倍総理:それは、我々施行までにしっかり作っていきたいと思います。当然、次の国会においても、決めていく中において質問を受けて、答えていきたいと思います。
【経済】
恵:(解説者らの方を向いて)チェックするというのは大きなことなので、よく見ていかなければ、と。さぁ次はアベノミクスと消費税増税ということなんですが、1年ですね(株価のグラフを見て)、昨日も最高値、順調に推移しているように思うんですが、これを見て下さい、景気の回復を実感していますか?というアンケートで、「実感している」が19%、おとといのひるおびのネットアンケートでも「実感している」は18.4%。三田さん、いかがですか?
三田寛子:安倍総理になって、いろんな勢いがわ〜ってなって銀座とか歌舞伎座に行くと景気が戻ったような晴れ晴れとしたように思うんですけど、帰りがけにスーパーにいくと、色んなものが高くなって財布のひもをしめていかなきゃいけないんじゃないかな、消費税上がったらどうなっちゃうのかしら、なんて、主婦としては思うところはあるんですけども。
安倍総理:日本は今まで15年経済が低迷していました。ですから、いきなり皆さんが「良くなったね」というのは、これはなかなか難しいんですが、しかし全ての数字が上がっています。GDPも今年はプラスに変わりました。年金の運用も過去最高です。これからいよいよ賃金の影響が出てくる、賃上げ、ここが一番大きなポイント、地方にも、なんですね。連合の調査でも、平均すると今年のボーナスは3万9千円増えています。しかし大手だろう、地方は難しいよ、でも先般行った墨田区のメッキの町工場、9名しかいないんですが、ここも冬のボーナスは倍にすると言っていました。段々、こうなってくれば実感も広がってくる。賃上げに繋がっていけば、消費も上がって、企業も収益が上がって、また賃金が上がる、こういういい循環に入ることが出来る。大切なことは、今まで全くできなかった、この道しかないんです。今私たちが取っている政策しかない、今までピクリとも動かなかった数値が初めて動いてきたのは事実ですから、これからだ、ということですね。
恵:そうですね
安倍総理:恵さんも、年末、忘年会でどんどんお金を使って下さい(会場笑い)
恵:せっかくですから聞きたいんですけども、お給料はいつ上がりそうですか
安倍総理:来年の4月から沢山の企業、私たちは政労使の会議でお願いします、大変心強い発言をして頂いております、そこで 4月から実感して頂きたいと思います。
恵:(ボードの「好循環」の流れ図を指して)この流れが大切なんですが、上がらなかったら
龍崎:総理がよく「頑張った人が報われる社会」、これは当然だと思うんですね。しかし頑張った中には頑張らない人の他に頑張れない人もいるわけですね。たとえば生活保護費の引き下げですとか、医療の問題もあります、そのあたりのところに不安を感じてる方はいらっしゃると思います。そこは総理としてどういう手当をしていくのか、と
安倍総理:生活保護費については適正化ですね、やはり一般の年金受給者と比べて著しく高いんじゃないかという指摘もあります。ずっとデフレが続いてきました、それともスライドしていないという関係もありました、そういう修正は行わせて頂きました。一方、医療ですが、今まで難病指定は36症例でしたが300症例に増やします。そういうことはしっかりとやっていきたいと思っています。
宮崎:アベノミクス、今まで非常に好調に推移してきました。特に1-3月は経済成長率が4.5%、4-6月は3.6%、ところが7-9月は1.1%で、内容は公共投資で個人消費は伸び率が低くなっています。このまま推移して来年4月に消費税が導入されて一時的に落ち込むことは避けられないと思いますが、そうすると、このまま腰折れしてしまうんではないかという危機感もあるんですが、どうですか
安倍総理:来年の4月、消費税を上げればどうしても反動減があります。そこを調整するために5.5兆円の経済対策、1兆円の税制上の措置をしています。鈍化はしてきましたが、まだプラスで、7-9月は国内の旅行者が過去最高、今年の年末も旅行客はおそらく過去最高になります。海外からの日本への観光客は、実は今日1000万人を超える予定です。
恵:予定なんですか。
安倍総理:セレモニーをやるんですが、大体1千万人目の方に記念品を渡したいと思っています。
恵:あっら〜、それどこで決まるんですか
八代弁護士:成田空港ですかね
恵:いい空気を作っていこうってことですね?
安倍総理:いい空気をつくっていって、その中で来年の4月から消費税を引き上げる、皆さんに負担をお願いしますが、ここが一番大切なポイントでありますから、そこで腰折れをしないように。7月から今の勢いに戻れるようにしなければ、と考えています。
宮崎:もし4月から景気が低迷した場合には、次なる2015年に消費税10%まで上げるということは、景気の状況を見て再考されることはありますか?
安倍総理:法律にはそう書いてあります、再来年には10%。しかし同時ですね、経済の動向を見るということも書いてありますから、7月8月9月、景気が戻ってきたのかどうか数値がでます、その段階で判断したいと思います。
【来年・原発】
恵:わかりました。では次ですが、来年。なんと総理は還暦である。年男なんですね、来年は
安倍総理:午年で年男ですが、年男って48歳もありますから。(会場笑い)
恵:それだと僕と同い年になりますから。ま、総理といえばDAIGOさん、おじいちゃん総理大臣じゃないですか
DAIGO:そうですね。ほんと安倍さんのお父さんには何度かお会いして。
恵:お父さんにはお会いしている?安倍さんには・・・
安倍総理:(DAIGOさんの方に手を向けて)いや、でも、お子さんの頃会ってますんでね(笑)、覚えていないんだろうと思います
DAIGO:記憶になくて、ちっちゃかったんで、すみません、ちっちゃかったんで!
恵:田崎さんは、来年は原発再稼働が一つの課題ですよ、と
田崎:一番大きな課題だと思いますね。世論の反発、女性の反発が強い問題なんですね。それでも日本経済全体で考えなきゃいけないことは分かるんですけども、やはり、そういうのはよほど努力されないと、これまた反発の方が強いという感じがするんですね。
恵:そこで伺っていきたいんですけども、原発と言いますと、このところ小泉さんの発言が非常に注目されています。「(小泉発言のフリップ)原発の安全神話、コストが安いという事を信じる人はいない、私はもう信じない。即ゼロがいいと思う、最終処分場は見つからない、だったら即ゼロにした方がいい」とおっしゃっています。小泉元総理は師匠筋ですよね、総理の。
安倍総理:(頷き微笑みながら)私の政治の師匠です。ずっと私も小泉さんに仕えてきました。あの、小泉さんのおっしゃっていることと共通点はあります。たとえば、我々も原発の比率はなるべく減らしていきたい、と考えています。一方、小泉さんは大変わかりやすくスパッ!といくんですね。ところが、これ、「即ゼロ!」とはなかなかいかないんです。例えば、今でも化石燃料、日本は25兆円を払っています。原発をゼロにしていることで3.6兆円から4兆円、海外に日本の富が出ているんですね。1日100億円ですから。360万円の方を100万人雇えるお金が海外に出ていっている。もし中東情勢が急激に悪化した場合は一切(化石燃料が)入ってこない、この時にどうするのかということも考えなければならない。そういう対応を出来るようにする、ということを我々は責任を負っています。同時に、再稼働については、原子力規制委員会が世界で一番厳しい基準、海外からは厳しすぎるんじゃないのと言われているくらいの基準で、安全と判断されたものしか再稼働をしません。ですから今でもゼロなんですね。例えば運転員一人一人の行動についてチェックがされ、意思決定、マニュアルも決めてチェックされます。これが行き渡っていない間は、だから今はまだ(稼働)ゼロなんですが、この厳しい基準で安全が確認されたものは再稼働をしていきます。
恵:わかりました。今週の火曜日、小泉さんと会われたんじゃないか、という話もありますが。握手もなされて、(フリップで)小泉さん「信なくば立たずだ」、安倍総理「そうですね、国民の信が一番大事です」、握手、なさったんですか?
安倍総理:もちろん。それは、師匠ですしね。森元総理というもう一人の師匠もいましたし、和気あいあいと。
恵:原発の話もなさったんですか?
安倍総理:ほとんどなかったですね
恵:正直、師匠筋の小泉さんの「即ゼロがいい」というのは、どのように受け止めておりますか?
安倍総理:それは一つの国民の皆さんの声を代表するものだと受け止めています。その中において、安全第一ですね、同時に安くて安定的な電力を供給しなければ、私たちが享受している豊かさが失われてしまいます。豊かさがあって、先ほど龍崎さんもおっしゃられたセーフティネットも維持できるんです。お金がなければセーフティネットも、年金も医療も維持できないんです。それを支えている経済、やはり安定的なエネルギーがなければ、海外からの投資がなければ、日本の製造業は外に出て行ってしまう、そういう中において、今(即ゼロと)言い切ることはできない、ですね。同時に、過酷事故を経験していますから、なるだけ原子力依存は低くしていきたいと思っています。
龍崎:原子力をベース電源として必要であるという位置づけを今回したんですが、しかし原子力発電所は40年、長くても60年、時間がくれば廃炉になる。新しいものは作れなくなる、するとベース電源として果たせなくなる。一方で2017年にはシェールガスも入ってくる、どっかでベース電源を含めて転換していくことが必ず必要だと思うんですが、これを示して頂くことが国民の安心に繋がると思うんですが、例え時期がずれたとしても、今だって示せるんじゃないか?と私は思うんですが。
安倍総理:残念ながら、今それを示せるだけの科学的な裏付けはありません。どこにもですね、代わりになるものは。現段階では、太陽光も風力も、力を入れてますが1%ですから、それがいきなり30%50%になる、と、裏付けがないのに出来ますよということは言えません。同時に、廃炉に向けても、最終処分においても、原子力に関する技術者が必要です。今ゼロと言ってしまったら新たな技術者は来ないし、日本の技術者は日本にいても仕事がなくなるので頭脳の流出が起こってしまうわけです。その中において、我々は3年間でエネルギーのベストミックスを構築していきたいと思います。同時に、10年後にどういう新しいイノベーションが起こるかわかりません。ですから、イノベーションが起こって、確証を持ったら、発表していくということになります。
恵:代わりになるエネルギーみたいなのが見つかるとか、可能性があれば、原発をやめる選択肢もあるんですか?
安倍総理:もちろん我々は原発依存度を減らすと決めてますから。日本の周りにメタンハイドレートも沢山あります、これを安くエネルギーとして活用する技術革新を求めています、研究費を使ってますから。これは自前のエネルギーですから。シェールガスっていうのは自前のエネルギーではありませんから、なるべく自前のエネルギーで、しっかりと確保することが大切だと思います。
田崎:今、予算編成で一番大切なのは診療報酬ですね、これは下げるだろうなと思っていたら族議員の圧力も相当強いわけで、総理としてどうお考えになりますか?
安倍総理:財政上はなるべくすべてのコストを削っていきたいと思っていますが、小泉政権時代に、私は官房長官でしたが、診療報酬を厳しくやってきました。結果、科目においては例えば救急医療や地方の医師不足という声も頂きました、そういうことも頭に入れながら、医療体制は安心できるものに整えながら、無駄は削っていきたいなと思います。今まさに財務大臣と法務大臣が話をして決めているところだと思います。
恵:はい、わかりました。ということで、大変お忙しい時間、どうもありがとうございました。またひるおびに来てください。ありがとうございました。
〜スタジオでの感想〜
八代:私、全く発言をしなかったんですが(笑)、聞き入ってしまったので。(聞きたかったことは)別のところで「来年の経済」という事を話されていたので、経済的にどうなのかっていうことと、あとは安全保障、日本の周囲には日本の安全、民主主義を脅かす国が2つありますから、その厳しくなっている部分についてどう対応されるのか、お伺いしたかった。
龍崎:今までずっと物事をきちっと決めてこられた、順調な強い勢いというのも今日も感じられたな、というのが一つと、やはり特定秘密保護法案を気にされて、丁寧に説明されてましたよね。やはりこれは政権内で初めてぶつかった壁だったのかな、というのを印象を受けました。
宮崎:安倍政権が出来た時って、メディアは一番「体調は大丈夫か」という点に注目をしていた。結果、どうですか?外遊は13回、25か国を周られて。私は、まったくそういう(健康の)懸念というのは杞憂だったなと思います。
恵:去年のあれから始まって、国民栄誉賞があって、参院選でねじれ解消、なんといってもオリンピック招致があって・・・そうやってみると、田崎さん、大きく動いた1年だったんですね?
田崎:やっぱり、10年の基礎を作った主旨の発言もありましたけど、総理の話を聞いていて、案外わかりやすいですよね。
恵:チクリと言いますね、ホントに(笑)
田崎:だから、もっと出られて、国会でもこういう番組でも、説明されると国民の方々も安心されるんじゃないか、納得が深まるんじゃないかと思いますね。
http://beenstudying.blogspot.jp/2013/12/blog-post_21.html
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