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盗人に追い銭…猪瀬知事が退職金1000万円“上積み”工作
http://gendai.net/articles/view/news/146808
2013年12月21日 日刊ゲンダイ
どうりで往生際が悪かったわけだ
この男は最後までカネに汚かった。やっと辞任を表明した猪瀬直樹都知事(67)にも規定通りの退職金が支給される。「盗人に追い銭」のようでフザけた話だが、猪瀬は退職金条例の「盲点」をつき、ちゃっかり金額まで増やしていた。
■制度の盲点突き、給与も余分に
就任1年で辞任を決意。歴代最短で都知事のイスを明け渡す猪瀬が手にする退職金はナント、1001万1560円に上る。たった1年働いただけで1000万円強の退職金とは、庶民感覚からは「ありえない」厚遇ぶりだが、猪瀬のカネへの執着は常人の感覚をはるかに超えている。
都知事の退職金支給の計算式は「給与月額(148万1000円)×在職月数×0.52」と条例で定められている。クセモノなのが、この「在職月数」。てっきり「12カ月」で計算すると思ったら、違った。知事の報酬と退職金を管理する東京都の総務局人事課は「猪瀬知事の在職月数は『13カ月』になります」とキッパリだ。なぜ?
「知事の在職月数は就任日から起算します。猪瀬知事の就任日は昨年12月18日。毎月18日を迎えるたびに在職月数は1カ月ずつ増えていく。在職最終月も18日を越えたため、新たに1カ月増えました。そこから、たとえ在任1日で辞めても、在職月数は日割りじゃなく、あくまで1カ月とみなすのです。おかしいじゃないかって? 条例で決まっており、仕方ありません」(総務局人事課)
要するに18日を1日でもまたげば「在職1カ月」とみなすのだ。
つまり猪瀬は19日に辞任を表明したことで、退職金を1000万円の大台に乗せ、1カ月余分な給与をせしめたわけだ。
なるほど、往生際悪く知事の座にしがみついたのも「18日」を心待ちにしていたと思えば納得だ。これこそ「辞任劇にからむ盲点」(石原慎太郎前知事)じゃないか。
この男には“前科”がある。2期目となった副知事の在任期間は「11年6月28日〜12年11月29日」。知事選出馬で副知事を辞めた際も同じ手口を使って退職金を上積みし、在任2日で月給を満額いただいていた。今回だって恐らく確信犯で「税金泥棒」のそしりは免れない。
07年6月からの副知事時代、猪瀬は2度にわたって退職金を受け取り、その額は計3776万8020円に及ぶ。副知事時代は年間2313万7611円、知事になってからは年間2575万6900円の報酬を受け取っていた。
ざっと計算すると、猪瀬は辞任までに都民の血税から2億2550万円を吸い上げたことになる。市民団体の刑事告発を受けた“犯罪者予備軍”に大金をくれてやる必要はない。
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