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「 米国にとっては中国が大事。そして、日本を使って牽制のための『鉄砲玉』にする。:岩上安身氏」
http://sun.ap.teacup.com/souun/12901.html
2013/12/20 晴耕雨読
https://twitter.com/iwakamiyasumi
12月17日(火)「ニッポン・ダンディ」での岩上安身解説パートを報告ツイートします。テーマは特定秘密保護法案と「防空識別圏」騒動の裏で進む日本の戦争準備について。
岩上「国会で特定秘密保護法案が審議されていたタイミングで、中国が尖閣諸島上空を含む東シナ海に防空識別圏を設定しました。米軍はB-52を飛行させましたが、民間航空機については飛行計画の提出を許可しました。軍と民間で対応が異なっています」
岩上「特定秘密保護法は、防空識別圏の設定に見られるような『中国脅威論』を背景に強行採決されました。これは、あまりにタイミングがいいのではないでしょうか。中国が特定秘密保護法を『アシストしてるんじゃないの?』と言われるくらいのタイミングです」
岩上「防空識別圏の設定と同じタイミングで、中国海軍初の空母『遼寧』が尖閣に向かったのでは、と報じられました。しかしこの『遼寧』、実はオンボロで全然大したことはない、という専門家の指摘があります」
岩上「一方、日本の海上自衛隊は、本来は空母を持っていないということになっています。しかし、『ひゅうが』『いせ』『いずも』といった大型の護衛艦を次々と完成させています。これらは、実質的には『ヘリ空母』です。甲板をいじればハリアー戦闘機も飛べます」
岩上「こういった有事体制への準備は、ここ一二ヶ月の間に始まったことではありません。2014年末に日米ガイドラインが再改訂されることになっていますが、これに『対中国海洋戦略』が盛り込まれる見込みだと言われます」
岩上「現在の中国人民解放軍は『A2/AD戦略』を持っていると言われます。これは要するに『接近させない』ということ。他方米軍は『統合エア・シーバトル』を構想しています。日本を米軍の戦略にもとづいて動かそうとしています」
岩上「中国の"第一列島線と第二列島線"という考え方があります。第一列島線に日本と米国を接近させない、というのが中国側の基本的な考え方です。中国の弾道ミサイルは日本本土を射程圏内に入れています。そのため在日米軍は、なんと『まず逃げる』と言われます」
岩上「中国は、三沢や嘉手納といった在日米軍基地に、ミサイルを撃ち込めるだけの能力をすでに持っています。そこで中国から攻撃されると、在日米軍は日本を防衛せずに逃げてしまうのです」
岩上「日米合同軍事演習『ヤマサクラ』によると、中国大陸は『サポートゾーン』と位置づけられています。中国は"縦深性"が深いんですね。内陸にも基地があり、外側から空爆することは難しい。そこで戦場がどこになるかというと、日本列島全土が含まれている」
岩上「日米と中国の戦争が想定されている。その際の戦場というのは尖閣海域ではなく、日本全土になるということです。しかも中国側の陸上戦力が上陸してくるのは若狭湾。原発銀座で戦争をやろうとしている、ということです」
岩上「ところが、米中間はすでに密接な関係にあります。米国から日本への留学生は約3000人ですが、米国から中国への留学生はなんと13万人。米中間の貿易額も683億ドルから3753億ドルに急増しています」
岩上「日中の対立のスタート点になったのは、石原慎太郎前都知事のヘリテージ財団での尖閣購入発言。そのヘリテージ財団のクリングナー上席研究員が『米国が政治的な目的を達成するための絶好の機会』と堂々とレポートに書いているのです」
岩上「つまり、米国にとっては中国が大事。そして、日本を使って牽制のための『鉄砲玉』にする。日本は米国からそういう役割をあてがわれてしまっているわけです。このままだと、自滅的な状況になるかねません。しかも戦場になるのは原発が立ち並ぶ日本なのです」
以上で報告ツイートを終了します。本日の内容の詳細は、先日の「岩上安身×山本太郎〜特定秘密対談」
でもお話しました。ぜひアーカイブ動画をお買い求めください。→http://bit.ly/JCJvq9
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