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http://mainichi.jp/select/news/20131219k0000m040124000c.html
毎日新聞 2013年12月19日 01時34分(最終更新 12月19日 01時42分)
東京都の猪瀬直樹知事(67)が18日、辞職する意向を固めた。医療法人「徳洲会」グループからの5000万円授受が発覚し、その後の説明を二転三転させても「都政にまい進する」と強気だったが、オール野党化した都議会が不信任決議も視野に調査特別委員会(百条委員会)の設置を決め、ついに追い込まれた形だ。この日で都知事に就任してから丸1年。都知事は前知事の石原慎太郎氏、猪瀬氏と2代続けて任期途中で交代する異常事態となる。
当初は共産党しか求めていなかった百条委だが、最終的に設置を主導したのは、昨年12月の知事選で猪瀬氏を支援した自民党だ。18日、議会運営委員長の吉原修・自民幹事長は百条委の設置を決めた後の囲み取材で「知事が都政停滞の根源。もう、のんびりしていられない」と突き放した。都議会から「与党」は消えていた。
続投の意欲を見せ続けた猪瀬氏だが、委員会質疑がない日はほとんど登庁しなくなり、報道陣の問い掛けにも答えなくなった。午後から都庁入りした18日も公務をキャンセルして知事室にこもり、夕方に正面玄関を使わずに退出した。
5000万円問題の発覚直後は慎重に推移を見守っていた都職員からも知事批判が公然と出るようになった。「石原前知事時代から、職員は知事の突破力で政策を展開するのに慣れてきた。求心力を失った知事には早く辞めてもらいたい」とある課長。都幹部は猪瀬氏が5000万円の持ち運びや貸金庫の契約に病死した妻が関わっていたとの答弁に「亡くなった家族を使って言い逃れしているようだ。人間性も疑われてしまう」と嘆いた。
都幹部の一人は「東京五輪開催決定から3カ月で、まさか辞職になるとは」と驚きつつ「五輪に向けて、一刻も早く都政を安定させないと」と次を見据える。都選出の自民党国会議員は18日、道路整備に関する会合で、副知事や周辺市町村長に向かって「新しい知事の下、協議を進めましょう」と呼びかけた。
◇
猪瀬氏は長野県出身で、1987年に西武グループと皇族をテーマにした「ミカドの肖像」で第18回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。道路関係四公団民営化推進委員会委員などを務め、2007年6月に石原東京都知事(当時)の誘いを受けて副知事に就任。12年12月に石原氏の辞職を受けた都知事選に立候補し、初当選した。
知事就任後は20年夏季五輪の東京招致に取り組み、今年9月にアルゼンチン・ブエノスアイレスで開かれた国際オリンピック委員会(IOC)総会で安倍晋三首相らとプレゼンテーション(招致演説)を行い、東京開催を実現。辞職する意向を固めた18日は、五輪招致の成功秘話をつづった著書「勝ち抜く力」(PHPビジネス新書)が売り出された日だった。
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